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教室の隅 ①
推理小説に挑戦してみたいと思います!!!!!!
〜基本的な登場人物〜
☆天風 夕無(あまかぜ ゆうむ)
・勉強がっ…大丈夫か!?w
・体育だけがテスト学年1位
☆佐倉 類(さくら るい)
・勉強めっちゃできるw
・体育は球技系が得意!!
☆中村 舞(なかむら まい)
・勉強、部活…両立できる!!
(マジで、作者的にはめちゃくちゃ羨ましい。w)
・普通に優しい
〜今回出る人〜
・天風 夕無
・佐倉 類
・中村 舞
・石井 陽向
・先生(担任)
・歩 先生(美術の先生)
いつも通りの日常。
いつも通りって何?
いつも通り…、いつも通り…。
いつも通りって本当になんだよ。
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「おはよ〜。」
後ろ元気な声が聞こえてきた。振り向くと、満面の笑みの舞がいた。
「うん、おはよう。」
「なんで、いつもそんな地味な挨拶なん?ちゃんと、元気な声で言ってよ?」
「なんでと言われましても……」
「いつもそうじゃん。」
「小学生の頃は、もっと元気だったのn……」
「それ以上言わないで…!!」
僕は焦りながら舞に言った。舞はびっくりしていた。今のは僕が悪かったと思う。
舞を見て、
「言い過ぎた、ごめん。」
と言ったが、舞は怒ったまま。でも、いつも通りだからいいか。
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先生が教室に入ってきた。
「おはようございます。」
先生が言ったので教室にいた、みんなは先生に挨拶をした。
すると、先生は教室から出ていき、15分後に帰ってきた。
その頃には、もう朝の会が始まっており、先生がいないので先生の話で朝の会が止まっていた。
「ごめんなさい。遅れました。」
一人の子がため息をつき、
「はぁ…。…何してたんっすか?」
この人は、|天風夕無《あまかぜゆうむ》。イケメンなのか分からないが、女子からするとイケメンだそう。全く何が良いのか僕には、よく分からなかった。
クラス全員が、夕無に目を向けた。
「少し、お手洗いに。」
そのまま、朝の会の先生の話が始まった。
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「1時間目が始まる。もうすぐ、席に座ったほうがいいかも。」
僕が夕無にそう言うと、夕無は、
「授業、めんどくせぇ。」
本当に面倒くさそうだった。それはそうだ。夕無の嫌いな教科、社会が入っている。
その次の教科も夕無の嫌いな教科。美術。
3時間目は、やっと夕無の好きな体育が来る。
「なあ。3時間目まで、トイレに引きこもってていいか?」
「別にいいけど、また呼び出しされると思うよ?」
「はいはい、わかりましたー。トイレに引きこもりませーん。」
夕無はちょっぴり悔しそうだった。いや、悲しそうだったのか?
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1時間目が終わり、夕無の方を見ると、夕無は寝ていた。
「おい、夕無。起きろよ。」
「もう少し…。」
「もう少しって、もう授業終わってるんだが。」
「は!?なんで、起こしてくれなかったんだよ。」
「そりゃー、授業中やからな…。」
「はぁー。ノート全然書いてねーよ。」
僕はくすくすっと笑った。
夕無は、「はぁ…。だる。」と何回も呟いていた。
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2時間目、事件は突然起きた。
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陽向が来ない。
まさかと思い、夕無は教室から飛び出した。
すると、物置部屋にぐったりとした、陽向がいた。
様子を見に来た、女子は「キャーーーーーーーっ!」と言って、泣いていた。手で顔を覆いかぶさるようにして、絶対見ないようにしていた。一瞬、時が止まったようだった。夕無は、
「まず、先生呼べ。」
と僕に命令をし、夕無はその場を写真でおさめていた。
僕は先生を呼びに行き、先生はパニックになっていた。
「石井さん!!石井さん!!」
先生もパニック状態だったので、この言葉を発した5秒後ぐらいに気絶をした。
女子は教室に帰って気持ちを抑えている人もいた。
「きゃあああああっ!う、ううっ!!」
突然、教室から叫び声が聞こえた。
駆けつけてみると、教室にいた女子は一人除いて全員死んでいた。
死体の数、4。何故か一人は生きているので、駆けつけてみると、
小さい声で何かを言っていた。聞き取れないので、近づいてみると、
「…来ないで…。…私に…来ないで…。」
という、白目で手にナイフを2本持って、血まみれでパニック状態で地べたに座っていた。
夕無はため息をついて、
「お前は、この女たちを殺してないよな。」
と聞いた。問いかけるようだったが、問いかけてもないようにも感じた。
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「警察も来たけど、連続だったね。」
「そうだな。連続とは思っていなかったんだけどな。」
夕無は考え込んでいた。きっと、まだ整理が追いついていないんだろう。
「夕無。」
「なんだ?」
「僕も協力する。」
「そうか…。ありがとう。」
〜亡くなった方〜
・石井 陽向
・女子4人