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あたたかい【みつけた】
ーside マーラー
マーラ「__くそっ__‥!!!」
何なんだよ‥ッ
いきなり|クソ野郎《ヴァフィ》に呼び出されたかと思ったら、事情も説明せずいきなり呼び出した奴ら切りだしやがった…!!
呼び出された場所で10人は死んだ。全員急所は外されてたが、クソ野郎に連れ去られてた…きっと今頃生き地獄を味わってる。
あんな風には
「こんなとこに隠れてたの?」
ギラ
マーラ「ッ!!!?」
バッ
__ピッ__
マーラ「イツ‥|クソ野郎《ヴァフィ》…!!」
ヴァフィ「アッハハハハッ クソ野郎ねえ、相変わらず酷い名前だ!」
いつの間に?気配がギリギリまで感じれなかった‥
ヴァフィ「マーラ、君は僕をどう思ってる?いきなり彼らを切った僕を!」
マーラ「…?」
急に何だよ‥殺意が感じられねェし、意味わかんねぇ…。
マーラ「いつも通りだよ‥キメェし、存在を認めたくねぇし‥後マジでキメェ。
それがどうしたんだ」
ヴァフィ「ふふ、アハハハ!そっか…なら、《《まだ》》いいや。
僕はね、マーラ‥ずっとずっと探したんだ…」
マーラ「ずっと…?意味わかんねェ‥何度も会ってるだろ?!」
ヴァフィ「深く暗い奈落の底で…ようやく、みつけた‥!!だから、」
マーラ「アー“ッ気が狂う!!!
いつもの気持ち悪りィ雰囲気でいろよクソがッ」
ダッ
ヴァフィ「してる。僕は君たちを、こ__ころの底かラ___!!!」
何だってんだ、クソ‥ここじゃ隠れるところなんてねェのに、どうしろって…!
---
---
ーside 翠ー
タッタッタッタッタッ__
翠「っ…」
急に、あの変なところに来たと思ったら、ニコニコした気持ち悪い人がその場にいた人たちを殺し出した。
紫苑センセイも、一緒に来てたのに‥
ビチャッ“
『、…』
『_翠ちゃん、逃げよう』
『…』
『翠ちゃんッ“!!!!』
『ッ?!
…ぁ‥そう、ね‥』
『さあこっちだ。前来た時、ずっと遠くの方に建物が一つ見えたんだ。
ここは建物は愚か木一つ見当たらない。あそこに行って、隠れよう』
『わかったわ‥いきまッ?!』
『ッ翠ちゃ っ__クソ‥__
翠ちゃんッ!!!!建物へ走るんだ!!!!!__僕は__……僕も、すぐに行くからッ!!!!!!』
『…っ』
タッタッ_
__
逃げる人たちに巻き込まれて、逸れてしまった。あの後は、センセイが普段出さないような大きな声で言ってくれたから…|ここ《建物》にこれたけど‥
紫苑センセイは無事なのかしら…?
翠「は、‥フル」
ダメ、ダメ…泣いちゃ、ダメ…。
初めて見るわけじゃない血。病院で何度も、何度も、何度も、 何度も、何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も、何度も見てきた。
でも…
翠「ソ‥」
触れることなんて、なかった
鮮血
今さっきまで、人の体を通っていた…`命`の液体__
翠「……__紫苑、センセイ__‥」
コツ
翠「!!」
誰か来た‥
もし、《《あの人》》だったら、私は_
翠「__っ…__」
カタ‥
--- 息をひそめ、 ---
--- |夜明け《影がなくなるの》を待つ ---
スッ‥
翠「チラ‥」
紫苑センセイのシルエットじゃない‥?じゃあ、別の‥
逃げなきゃ。
--- じっとこらえ ---
--- |機《逃げる機会》をうかがう ---
翠「…」
逃げるのに失敗したら、
バレたら、
見つかったら、
私はどうなるの?
翠「ッッ‥_!!」
涙が‥ダメッ“
キンッ!
翠「__」
カラン__
`闇`を切り裂いた声 が耳のすぐ近くで聞こえた
「みつけた、みつけた、みつけた!!みつけたよ翠ちゃん!♡」
カラン、カラン…
--- 涙が落ちるはずの床には、一つの小さなアメジスト鉱石が転がっている ---
「みつけたんだ…ようやく。君で七十人目、大丈夫だよ安心して。黶伊くんのところへ連れて行ってあげる。二人は仲良しだよね、黶伊くんにとって君は大切な人だよ……。
彼、勝てないのをわかって僕に挑んできたんだよ?すごいよね…誰よりも先に勝てないとわかって逃げる選択をしたのに…ああ、愛されている君が……**羨ましい、妬ましい**
ちなみに彼はとち」
翠「…」
ああ……紫苑センセイ‥
どうして、
“約束”を守ってくれなかったの…?
カランカランカランカラン
--- 様々な雫型の鉱石が床に落ちていく ---
--- 彼女にはもう、その後彼が何を話したかは聞こえなかった ---
「――あなたを…`♥︎`」
翠「‥__フフ¿__」
カランカランカラン__
カラン‥
__カラン___
--- その場所には、もう二度と何かが落ちる音はしなくなった ---
ジャラ‥
--- 約三十分後 そこに人が訪れる ---
--- その人は、ソコに落ちた大量の鉱石を一箇所に集め布を被せる ---
--- _誰も盗らないように ---
「__まもれなかった」
--- その人は、そこに溜まった血の跡と、そこから廊下に繋がる引きずった跡を見た後、ゆっくりと追って行った ---
---
No.1972
[|鉱石涙腺病《あらがねるいせんびょう》]
泣いた時の感情によって、涙が様々な鉱石へとなる。鉱石は雫の形にはなってはいるものの、質は最高級で、鉱石にもよるが、売れば億の金は簡単に手に入る。
悲しみ→サファイヤ
怒り →ルビー
恐れ →アメジスト
感動 →モルガナイト
嬉しさ→トパーズ
驚き →サンストーン
など
奇病の持ち主さえ泣かせれば、大量の|金《鉱石》を手に入れることができるため、この奇病は発見され次第警察もしくは奇病病院の関係者が保護をする。
奇病にかかったものは、涙を流すことは許されない。
彼女は泣かなくなってしまった。彼の生死に関するもの以外では…
それは、彼もまた然り_
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ーside ヴァフィー
ヴァフィ「『なんでそんな怯えてるの?』って、ずっと思ってるんだよ僕…
そうは思わない?レイ・リンファ・フィーリン・ロウ・フォウリィ・リューくん」
レイ「ッ…オイオイ、坊ちゃん…ちっとやり過ぎじゃアねぇか…?ニ‥」
ヴァフィ「アハハッ!そんなことないよ。これは必要なことさ!!」
レイ「ハッ、どうだかな‥」
どうして分かってくれないの
ヴァフィ「僕はね?救いのない“この世界”を終わらせにきただけなんだ。
やさしいよね、僕って!」
レイ「ソレ、お前にとっては救いのない世界だろ‥?!!」
ヴァフィ「ああそうさ」
レイ「、認めるんだな‥」
ヴァフィ「はは。
僕は自己中だからさ…認めるよ」
レイ「スウ‥」
ヴァフィ「だから、止めて?《《虚しい抵抗》》は」
どうして認めてくれないの
ヴァフィ「どうせ逃げられはしないよ。僕には力があるから」
レイ「…そりゃ、俺にもあるさ‥チャキ
抜刀 |烈火龍闘《れっかりゅうとう》ッッ“!!!!」
ヴァフィ「だから、止めて?《《辛い抵抗》》は」
ボォッ
「__……大人しくしてくれてたら、楽なのに…」
ヴァフィ「どうして、僕と一つになることを拒むの」
ポタタ_
--- 美しい炎と、 ---
--- 美しい紅により、 ---
--- そこは ---
--- 地獄と化していた ---
---
ヴァフィ「ねえ、開けてよ」
トントン
「自分で開ければいいじゃないか、君のその自由自在の腕でね」
ヴァフィ「どんな細工をされてるか分からないのに、開けろって?!w」
出口の見えない
息のしづらくて、狭くて、暗くて、安息のない隘路に迷い込んだ
「僕はそんなことしないさ」
ヴァフィ「君はタスクをいくつもこなしたせいで、色々いじれるからね…信じられないよ。冥嵐」
冥嵐「自分の子が信じられないのかい?(微笑」
哀れな|子羊《子供》たち
ヴァフィ「信じてるいるからこそさ。君の力を信じているからこそ、疑ってしまう」
冥嵐「それは光栄だよ…でも信じてほしいな?」
そんな可哀想な彼らには、
優しくて暖かい、|安息《死》を与えましょう!
--- ――この物語の 結末を悟る―― ---
ヴァフィ「それじゃあその手で、扉を開けてよ!」
ドン“
ヴァフィ「それじゃあ信じるものも信じられない!
苦しい時間はほんとにちょびっと。そんなに構える必要は、ないね?」
冥嵐「…」
ヴァフィ「覚悟ができたら――この扉を開けて、この手を取って?」
冥嵐「…‥」
ヴァフィ「さあ、早く僕の手を取って、早く|こちら側《ドアの向こう》においで?」
早く
早く早く
早く
待ちくたびれちゃう…‥
冥嵐「‥それは、出来ないな」
ヴァフィ「…君も、そうやって離れるんだね」
--- パチンッ ---
冥嵐「_!…そうだった‥
君は、“役職持ち”だったね」
ヴァフィ「さようなら、そして__よろしくね」
--- パンッ“ ---
ベチャッ
---
ーside 恋真 愛ー
タッタッタッ…
恋真「はッ、はあ‥!!」
「是非とも受け取ってほしい。僕なりの`愛`の形を」
恋真「っ…」
確かに|私《わたくし》、“愛”は大好き…大好きだけどっ_
恋真「受け取るより見たり話す方が好きなのよ‥!」
コツ‥
「罪も穢れも…何もかも
奇麗に、消し去る魔法さ!!アッハハハハハハッ」
タッタッ_
恋真「__来ないでよッ」
ヴァフィ「|悪い夢《殺人》はこれで終わり!!!
拒絶しないで、受け入れて?」
恋真「ムリよそんなの‥受け入れてほしいなら、《《こんなこと》》しないでちょうだいなッ」
ヴァフィ「…」
恋真「は、っ………__?」
赤く黒く、染まる視界
ドンドン視界がズレていく
あれ?
ズル
恋真「…い、た‥__ぃ__……」
ヴァフィ「__そうやって、頭ごなしに否定するなよ。
はあ……どうしてだれも、ぼくをわかってうけいれてくれないの、?ぼくはただ、アイシテイルから、ダイスキだから…____
…はは!、君は、薄れてく意識の中で、
--- 何を感じ ---
--- 何を想う ¿ ---
--- `あったかい` ---
」
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4521文字
クソ過ぎて笑えない。何コレ!!!!
ちなみに呼び出されてすぐ死んだ十人は一切戦えない子たちですね。孤色くんとか、それこそ参加やめちゃったやつのキャラとか……まあ数えてないので実際に戦えない子か何人いるかは知りませんが!!!!!(((