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story6
村長宅になおきり、ゆあん、くに、すち、しゃるろを残し、30人で琴乃達のシェアハウスに向かった。
りうら「でっか・・・」
うり「俺らのシェアハウスよりデケェんだが」
琴乃「こっちです!」
琴乃とまゆのが入り口に案内してくれた。
琴乃「お姉ちゃん!お義兄ちゃーん!」
姉「はーい!」
琴乃「ただいま〜!あと、余ってる10部屋使う事になりそー!」
義兄「えー?そんないきなり〜?」
琴乃が姉と呼ぶその人物を見た途端、歌い手組は驚愕の顔で叫んだ。
歌い手組「まふまふさんと96猫さん!?!?」
96猫「ども、琴乃の姉の96猫よ。名前は墨江|美黒《みくろ》」
まふまふ「96猫の旦那の|麻布真《あさぬのまこと》でーす」
ないこ「まさか96猫さん達レジェンドが住んでいたとは・・・」
96猫「やめてよ、レジェンドだなんて」
まゆの「真兄ちゃんは私の兄でもあるの。私と琴乃ちゃんは親戚なんです」
琴乃「他にも天月さんとそらるさん、キヨ兄ちゃんも住んでます」
じゃぱぱ「え!?あのチャンネル登録者500万人越えの超有名YouTuberの!?」
琴乃「はい!あとで紹介します!」
まゆの「私が住んでるのは孤児院です。この後で案内しますね」
ヒロ、のあ、うり、たっつん、りうら、ほとけ、初兎、如月ゆう、雨乃こさめ、かなめの10人をシェアハウスに残し、20人でまゆのの孤児院に向かった。
まゆの「ここが私の両親がやってる孤児院です」
やってきたのは大きな建物。
まゆの「ここは元々学校なんです。一部屋に4人住んでいて、孤児院で20歳まで過ごした人は、卒院するか孤児院で働き始めるんです」
ないこ「お、大きい・・・」
まゆの「どうせ外界は危険です。ここでしばらく過ごした方がいいですよ」
しの「そうだね・・・。サーカスがどこでかぎ回ってるかわからないし」
そこにいた20人全員は、孤児院の余っていた部屋に住むことが決まった。
琴乃「とりあえずみんなを安全な場所に移せた・・・」
琴乃は自分の部屋でため息をつく。
自分に勇気をくれた人達を、見殺しにはできない。だからこそ決めたことだ。
琴乃「次は・・・奴らとの戦いが待ってるんだもんね。あたし達だけで止めるのは難しい・・・。みんなに助けてもらうしかないけど、みんなはどう思うかな・・・」
琴乃は窓の外をじっと見た。
琴乃の悲しそうな黄色い目は、青く澄んだ空を捉えていた。