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【第三話】なんかめんどいから適当でいっか!
学園に戻ってきた私達は、学園長室に行っていた。何の話をしているかって?
今から任務完了の話さ!
雫、桃華:「失礼します」
光:「はーい」
私達がそう言うと学園長の声が聞こえた。
光:「あなた達早いわねさすが桃華さんっていうところはあるかしら?」
桃華:「いえいえ今回は雫も頑張ってくれましたよ」
光:「そうならいいわ。雫さん桃華さんは中間テスト一位だから桃華さんを見習うのよ」
雫:「わかりました」
光:「そうだ!中間テストで思い出したわ!今度中間テストやるからよろしく〜だからその前に雫さんに武器の生成魔法を覚えてもらわないと!今からやってみる?」
雫:「え!?私がですか?せっかくだからやってみたいです。」
光:「じゃあまず手のひらに集中して、そこから魔力を集めてるイメージをしてみてイメージができたら、それが自分の手のひらに急に出てきたと思って!そしたらできるよ」
雫:「ちょっとやってみます!」
たしか学園長はこうやって手本を見せてくれて、後はイメージを…そしたら急に「ポンッ」という音が出てきた。
雫:「これなんですか?」
光:「こ、これは!刀の種類でも珍しい**妖刀**じゃない!まさか生で見れると思ってもなかったわ〜」
雫:「これしまうときはどうやってやるんですか?」
光:「しまうときは手のひらから魔力が抜けるとイメージしたら消えるわ」
雫:「なるほど!ありがとうございました!」
私がそう言うと桃華も私に続いてありがとうございましたと言っていた。わたしたちは寮に戻りこれからの中間テストのことを話していた。
ー寮ー
雫:「学園長中間テスト今度あるって言ってたけど私達もその中間テストで別々になっちゃうの?」
桃華:「いや多分雫は初めてこの学校の中間テストを受けるからまだ私と同じはず…」
雫:「その中間テストってルールは存在するの?」
桃華:「存在するけど毎回違うルールだから」
雫:「なるほど〜てことは難易度も毎回変わる?」
桃華:「お!さすが雫!勘がさえてるね〜」
雫:「それほどでも〜って言うと思った?キショいんだけど…」
桃華:「まぁまぁ怒った顔もいいけど笑った顔も好きだよ!」
雫:「キモいのは毎回として、前も《バケモノ》が街に出たとき帰りにそんなこと言ってなかった?」
桃華:「うん!言ってたよ!だって雫が好きなんだも〜ん」
雫:「うわ!キモ、キショ、おぇー」
桃華:「雫なんか最近冷たくない?私の気のせい?」
雫:「気のせいじゃありませんね。だって**桃華**にはわかんないんだろうけど私は初対面の人は苦手なんですぅ〜」
桃華:「え!?今雫私のこと**桃華**って言ってくれた?」
雫:「言ってな、ないよ〜(;・∀・)」
桃華:「…その顔は言ったな〜」
私達はそんなやり取りをしているうちに寝ていた。
ー次の日ー
魔法教師:「今日は、魔法の授業です。皆さん今日は新しい魔法を教えましょう。」
雫:「面倒…」
魔法教師:「まず体に魔力を込めてください、込めたら自分がものすごく走るのが早いとか、高く跳べるとか身体に関わることだけで考えてみましょうそれだけで身体強化魔法ができますよ。みなさんもやってみましょう!」
雫:「うぅ~んなんか面倒いんだよね〜」
雫「まぁ〜めんどいから適当でいっか!」
桃華:「適当じゃだめだよ〜」
雫:「うわっ!こわ!ガチのストーカ?」
桃華:「何言ってるの!ストーカも何も、私同級生だから!」
雫:「ごめん桃華だから信用できない」
桃華:「なんか私が同級生って知ったら急に舐めた態度とるじゃん!」
私達がそんな会話でサボっていると遠くの方からボワッと火が出てきた。
雫、桃華:「なぜゆえに火?」
魔法教師:「みなさんごめんなさい。春真さんが走るの速くて火が出ちゃってたみたいもう消したから続けていいわよー」
雫:「春真?それってはるま?」
桃華:「どうしたの?いつにもなくこわばった顔してんじゃん!てかこわばった顔じゃなくて顔真っ青じゃない?大丈夫?」
雫:「ごめんまだ人間だった頃の弟の名前と一緒だったからつい思い出してた」
桃華:「そう言えば雫の人間だった頃の話聞いたことなかったな〜後で寮に戻ったら聞かせて!」
雫:「え…まぁいいけどあんまおもしろくないからね?」
桃華:「大丈夫大丈夫!面白くなくていいから聞きたい!」
雫:「いいよ寮に帰ったら聞かせてあげる」
ー(チャイムの音)ー
桃華:「あ…終わった。急いで寮戻ろ!」
雫:「はいはい」
ー寮(就寝時間)ー
桃華:「教えて〜早く〜」
雫:「わかったから待ってって!実は私が人間だった頃かくかくしかじかで〜」
ー1時間後ー
私が一時間かけて人間だった頃の話を終わらせると気づいた頃には桃華が泣いていた。
雫:「どこが泣く要素あった?むしろちょっと笑っちゃうくらいっだったと思うけど…」
桃華:「雫は鈍感だからわかんないんだよ。辛いときは泣いてもいいんだよ?」
雫:「うん、わかってるよ(泣)…それは私自身が一番わかってるよ…」
桃華:「じゃあ次の日春真くんに話しかけてみる?」
雫:「うん、話しかけてみたい。どんな人か話してわかってみたい…」
ー次の日ー
桃華:「春真〜ちょっといい?」
春真:「はぁ、何だよクソBBA俺は今機嫌が悪いんだよ。」
桃華:「はぁ~?クソBBAってどう言う事だよ!」
春真:「そんなことよりさ、お前の後ろにいるやつ誰?」
桃華:「?あぁ~雫のこと?雫おいでー」
雫:「はじめまして」
春真:「…なんか…いやなんでもない引き止めて悪かった」
雫:「あなたとちょっとお話がしたかったんです。ちょっとよろしいですか?」
春真:「あぁ、問題ない」
雫:「はるまって言う名前はどうやって書くんですか?」
春真:「それだけか?」
雫:「それだけです」
春真:「えっとー漢字で春に真って書いてはるまって読む。」
雫:「ひらがなではないんですね」
春真:「あぁ」
雫:「それだけです。またいつか会えたらお会いしましょう」
春真:「そうだな」
桃華:(何この空気…)
雫:「桃華行こ?」
桃華:「あぁーうん」
桃華:「またなクソガキ!」
春真:「あぁ、またなクソBBA!」
雫:「なんか任務したくなってきた…」
桃華:「雫大丈夫?春真と会ってからなんか様子が変だよ?なんか正直言って怖いよなんか…」
雫:「いいから学園長のところに行くよ!」
桃華:「う、うん」
雫:「学園長失礼します。」
光:「は~い」
雫:「任務ください。」
光:「うぅ~ん今雫さんに任せられる任務あるかな?」
雫:「難しいのでも平気です。」
雫:(みんなは知らないと思うけど私いつも夜中妖刀で練習をしているんだよね、今日も気づかれないようにやろう)
ー任務中ー
雫:「…」
桃華:「…」
桃華:「《バケモノ》一人で行ける?」
雫:「大丈夫…桃華は見ていて…」
桃華:「わ、わかった…」
そんな冷たい、気まずい会話をしていると《バケモノ》が目の前に降りてきた
雫:「姿を表してくれてありがとう!」
私がそう言うとともに私の手には妖刀が握られてた。
次の瞬間、私は《バケモノ》の**心臓**(急所)に妖刀を刺していた。
はぁ〜《バケモノ》を殺す感覚ってこういうのなんだ〜ハマりそう。
ー桃華視点ー
私は、雫と話していたはずなのに急に**空**を私は見ていた。私自身何が起こったかわからないもしかしたら《バケモノ》が現れたと思い急いで立ち上がると《バケモノ》の返り血を浴びた雫がさっきまで見ていた**雫**ではなく、まるで**悪魔**の様な雫を見ていたような気分だった。そこには綺麗な空色の髪色では無く、《バケモノ》の返り血で赤紫の髪色をした少女、目はもともと満月みたいな綺麗な黄色ではなく私が幻覚でも見てるんじゃないかと幻覚のような不気味な赤い目。
私は初めて腰が抜けた…初めて自分より**上**がいることを知った。
ほんとに**神**という立派な種族なんだ〜勝負してみたい!今すぐどっちが勝つのかとかやりたい!やりたい、やりたい、やりたい!
ー雫視点に戻りますー
雫:「桃華何してるの?早く立って」
桃華:「…」
雫:「おーい」
桃華:「あ!ごめんどうした?」
雫:「《バケモノ》倒したから早く学園戻ろう」
桃華:「う、うん」
雫:(早く中間テストやりたいな〜)
雫:(春真さんがはるまに似ててよかった〜同じ人かと思ったら違う人だから)
それから私達は帰り道で会話をしないで一緒に学園へ帰っていった…
ー学園長室ー
光:「今回の任務はどうでしたか?」
雫:「結構イージーでした!」
光:「そうですか、では今度の中間テスト桃華さんと一緒じゃなくて順位に沿ってバディーを変えてもよろしいかと?」
雫:「別に…いいですよ」
雫:「では私達は寮に戻ります。」
光:「あ、はいわかりました。」
次回:【第四話】真っ直ぐな道とはなんですか?
ー自己紹介ー
名前:桜葉 桃華(さくらば ももか)
年齢:17歳
誕生日:4月7日
好きなこと:前に出ること
身長:154cm
趣味:戦ってるとき
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名前:黄人 光(きと ひかり)
年齢:非公開
誕生日:9月29日
好きなこと:読書
身長:非公開
趣味:魔法を研究
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名前:東雲 春真(しののめ はるま)
年齢:16歳
誕生日:2月20日
好きなこと:運動
身長:168cm
趣味:ない