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なんでお前と、、!?!?!? 同棲性活 3
キメツ学園軸です。
⚠️
不死川実弥さんと冨岡義勇さんのボーイズラブ小説です。
ご都合展開です。
冨岡が目を覚ますと、すでに夜は明けていた。隣には、深く眠る不死川の姿がある。その寝顔は、普段の荒々しい態度とはかけ離れていて、冨岡は静かに微笑む。
(...不死川、やっぱり、俺のことが好きだったんだな。)
昨晩の不死川の寝言を思い出して、冨岡は口元に笑みを浮かべる。
「...好きだ、冨岡...ずっと、昔から大好きだ...」
何度も繰り返される告白にも似た言葉に、冨岡は胸の奥が温かくなるのを感じた。
(...ふむ、まさか、こんなに不死川に好かれていたとは。)
冨岡は、自分が不動のクールな教師であるように、不死川もまた、孤独な狼のような存在だと思っていた。しかし、その内面は、意外にも純粋で、そしてとても可愛らしい。
不死川の寝顔をしばらく見つめていた冨岡は、ゆっくりと布団から抜け出した。今日は風紀委員の顧問として、朝の風紀チェックがある。不死川を起こさないように、静かに部屋を出る。
不死川もまた、昨日の夜の出来事をほとんど覚えていないまま、学校に向かっていた。ぼんやりと頭を抱えている。
(あああ、クソッ、俺は一体どうしちまったんだ…)
なんだか顔が熱い。昨日のことを断片的に思い出し、羞恥心で死にそうになっていた。
(いや、まて、待てよ…!あいつ、寝てたはずだよな?!そうに決まってる!よし、大丈夫だ、大丈夫だ…!)
不死川はそう自分に言い聞かせ、校門をくぐった。しかし、そこに立っていたのは、風紀委員の腕章をつけた冨岡だった。
冨岡は、不死川に気づくと、穏やかな表情で言った。
冨岡 「不死川。おはよう。昨日は驚いた。俺がまさか、あんなにも不死川に好意を持ってもらえているとは思わなかった。」
不死川は、全身の血の気が引くのを感じた。周りの生徒たちの視線が、一斉にこちらに集まる。
不死川 「そ、その…な、何を言ってやがる!寝ぼけてんのか?!」
不死川は焦ってそう叫んだ。しかし、冨岡は不死川の言葉に耳を貸さず、さらに続けた。
冨岡 「不死川。寝言で俺に告白するのはとても嬉しい。ただ、眠りながら俺の胸を揉む、のは、今後控えてくれると助かる。」
その言葉を聞いた瞬間、不死川の頭の中で昨日の夜の光景がフラッシュバックした。
布団の中で眠っていた不死川。その隣には、静かに横たわる冨岡がいる。
「...冨岡...好きだ...」
不死川の口から、無意識のうちに言葉が漏れる。
冨岡は、その言葉を聞いて、目を開けていた。
「...冨岡...ずっと昔から...大好きだ...」
不死川の寝言は、止まらない。冨岡は、そんな不死川の様子を、静かに見守っていた。
冨岡が少し近くに寄ると、不死川はまるで冨岡の存在を求めているかのように、冨岡の胸に手を伸ばし、それを掴み、揉んだのだ。
(...は、?!俺、今、あいつの胸を掴んでんのか?!)
寝ながら、不死川は自分の行動に驚愕していた。しかし、その手は止まらない。冨岡は、そんな不死川の行動に、困惑しながらも、されるがままになっていた。
冨岡 「...不死川…」
冨岡は小さく呟いた。すると、不死川は冨岡の言葉に応えるかのように、さらに強く冨岡の胸を揉んだ。
その光景を思い出した不死川は、顔を真っ赤にして、その場に崩れ落ちそうになった。
不死川 「…ちょ、と、冨岡…!」
不死川は、なんとか言葉を絞り出そうとするが、声が出ない。
周りの生徒たちは、ざわつき始める。
「さねみんととみせん、付き合ってるらしいよ!」
「さねみん、とみせんの胸揉んだらしいよ!」
「さねみんととみせん、一緒に住んでるらしいよ!」
様々な噂が、瞬く間に校内に広まっていった。不死川は、冨岡の胸を揉んだという事実を、これ以上ないほどに恥ずかしく思い、そのまま校門で固まってしまう。
そんな不死川を尻目に、冨岡は静かに校舎へと入っていく。
「冨岡!おい、冨岡ァァァァァア!!!」
不死川の叫び声は、朝の空に虚しく響き渡るだけだった。
4話目に続く!