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公開中

縫って、繕って。

淡く儚く、いとうつくしく。 光輝くその顔は、まるでポラリスの一等星。 でも、すぐに飽きてしまう時だってあるし、彼女を嫌ってしまう時も。 縫って、彩って、繕って、刺して、作り上げる。 顔に刃物のようにするどい針が刺さり、美しい顔ができる。 けれど、そんな顔は私は求めていない。 求めているのは____。
お人形さんを傷つけてはいけない。 お爺ちゃんに言われてきていた。 その子は一酸化炭素の部屋に閉じ込めておいた。 明日になって反省してるといいなぁ。 そして、先ほどの人形さんの所に行く。 たくさんの血塗れた人形さんのところへ。 地下室の一酸化炭素の部屋から、ドアを叩く音が聞こえなくなった。 「反省したのかな?」 `そうして、血で塗れた自分のワンピースの裾を持った。`