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異変の元凶は
#名前#「はあはあ…。異変の元凶なんていないよ…」
私たちは雲で作られた道を歩いていった。
リア「本当にここにいるのかい?」
花音「いると思う…。向こうから、何かすごい気配が感じる…」
リア「でも…」
花音「これでみてみましょう。『千里眼』」
#名前#「えっ?千里眼…」
花音さんはしばらく黙っていたが、ふと前を睨んでいったんだ。
花音「あっちよ。あっちに雲で作られた階段がある。その向こうにお城があるわ」
#名前#「えっ、そんなものもわかるの…。すごいっ…」
花音「そりゃそうよ。千里眼だもの…」
確かに、歩くにつれ雲でできた階段が見えてきた。その向こうにうっすら城が見える。変な城だ。
明らかに怪しい。あそこが異変の元凶の根城に違いない。
リア「元凶はどんなやつなんだろうな…。強いの…?」
花音「わかんないけど…。言ってみましょ」
私たちはフラフラする階段を歩いてやっと城に着いた。花音さんがドアをノックする。すると、ドアは音もなく開いたんだ。
花音「…異変の元凶、出てきなさい。私たちはもうきてるわよ」
?「ふふ…」
私は目を細めて人影を睨んだ。確かにキツネ耳があるのだ。
リア「ゆーは誰かね?名前を名乗れ」
斗鬼「僕は菫堕 斗鬼。妖怪ぎつねだ」
リア「やっぱり妖怪ぎつねなんだ…」
花音「あなたが赤い雨を降らしているのね?」
斗鬼「その通り」
斗鬼さんは不敵に笑った。
斗鬼「この島全員を病にかからせたら次は檸檬島だね」
#名前#「何それ。酷い…!倒してやる…」
花音「そうね、ひとまず倒すしかない…」
斗鬼「ふーん。倒されるもんなら倒してみなさい」
リア「ぜってー倒す!」
斗鬼さんと私たちの戦いが始まった。