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春のさくら
今回は明るめの話です!一応シリーズで題名は統一感のあるものにしたいと考えていたため、「夏のひまわり」に合わせて花の名前は平仮名なのですが、主人公の年齢的にぴったりだなと思います。
最初暗めなのでご注意を。
私は、白血病です。
あと3ヶ月後には小学1年生です。
でも、白血病のおくすりのせいで髪がないので、学校にちゃんといけるか不安です。
「ふとーこー」っていう人に私もなるかもしれません。
ある日、病院の外のお庭に遊びに行きました。雪が降っていたからです。
でも、ママは私が体調を崩すのがこわくてあまり遊んじゃだめと言っていたので、歩くだけで我慢します。
きれいな長い黒髪の「こーこーせー」っぽいお姉さんとすれ違いました。私は、お医者さんがお母さんに話していたことを思い出してお姉さんの着ている上着のそでをつかんで話しかけました。
「あのね、、、」
「?」
お姉さんは優しそうな顔でした。
「お姉さんの髪、とってもきれい。だから、ちょっと分けてほしいの」
「??」
「私もよくわからないけど、お医者さんとママが話してたの。へあど、、、?みたいな」
そう言うとお姉さんはにっこり笑ってうなずきました。
--- 2ヶ月後 ---
ママが手を後ろに隠してにこにこしながらびょーしつに入ってきました。そして、手を出して「ウィッグ」という物を頭につけてくれました。
「ねえ、ヘアドネーションって知ってる?」
『へあどねーしょん』それは、私が2ヶ月にお姉さんに言いたかった言葉です。
「このお姉さんが、あなたのために髪をくれたのよ」
お姉さんが入ってきました。お姉さんは確かに髪がとても短くなっていました。
ママが渡してくれた鏡を見ると、「せみろんぐ」という長さのきれいな黒髪の女の子が写っていました。
窓から桜がびょーしつに入ってきます。
それがまるで、私のことをお祝いしているかのように思えました。
これからが楽しみです。
最後の「これからが楽しみです。」に見覚えはありませんか?
私が一番最初に投稿した短編「良薬は口に苦し」
https://tanpen.net/novel/395893cb-00ce-485e-9965-4fd05aaa1160/
の終わりと酷似しています。話によって言葉の持つ意味がどれだけかわるかがよく分かりますね〜
それだけです。((絶対宣伝だ!!みんな、作者を倒すぞ〜!
ボコッ バキッ ドカーン
そうです宣伝ですごめんなさい〜 ボゴッ バキッ ドッカーン
(作者血まみれ)
こ、、、これからも、、、よろしく、、、 バタッ