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~2~ 肝試しの夜に、ある屋敷へと。
描写みて、キモいの。
本当に、ごめんなさい。
wwこれは、あくまで小説ですww
楽しんで。
*** Chapter⑴
「んん…?あれ………?」
ゆあのは、不安定な意識のまま、慎重に立ち上がる。
「あ、起きましたね」
「わぁっ!?」
結構近くに猫亞がいた。
ゆあのは緊張するが、すぐにその理由が分かり、ふぅ、と息を吐く。
ここは、檻の中なのだ。
それも、狭めの。
折角ならノナとペアで入れて欲しかったが、そうも優しくないようだ。自分達を閉じ込めた主とやらは。
檻は横に並んでいて、前にも同じような物がある。
この部屋には自分達の行を含めて、3行程、檻がある。
「えぇ…拉致監禁…?」
ゆあのはため息を吐いた。
こうなるのは慣れていないので、することも思い付かない。
と、不意に、ガチャリ。
扉が開く音がした。
「ん?」
入って来たのは、ーーー巨体だ。
二メートル以上は必ずある。
灯が点く。
巨体は、男だった。
その大男は、顔を隠しているが、見るからに奇妙な笑みを浮かべて、話し始めた。
『コンニチハ。ミナサン、コノヒヲマチノゾンデイマシタネ。トイウワケデ、キョウカラミナサンニハ、 《《デスゲーム》》 ヲタイケンシテイタダキマス。ドウゾオタノシミクダサイ」
カタコトな方言みたいで、聞き取りづらかったが、確かに大男は「デスゲーム」と言った。
途端に非難の声が轟音と化する。
大男は何かを叫んだ。
その叫びは、非難の声よりもはるかに大きく、聞く者に恐怖を刻む。
大男は、そのままとある一点に向く。
そこには、大男には敵わないが、巨大な男性がいた。
男性は恐怖で体が震えているようだ。
皆は緊張で、沈黙が募る。
しばらく、また一分。
ぐちゃっ。めきめきめき。
「きゃっ」
ゆあのが叫ぼうとしたところで、猫亞の手がゆあのの口を押さえる。
今叫ぶと、同じ目に合いかねない。
そういうふうに、猫亞は目で訴えているようだ。
男性は、潰れた。
檻の前から抜き出た手に、膨らんだ手に身体を掴まれて。
噴き出す鮮やかな紅が、大雨のように。
やがて、噴き出すことを、やめた。
檻の中は、よく見えない。
ただ、ーーー赤い。
ゆあのは、ノナとるのがいる方を向く。
ノナは今にも泣きそうな顔をしているが、るのは、真剣、いや、口元が笑っている。
(…怖くないんだ)
ゆあのは、狂気めいたるのに、何故かほっとした。
大男は、気がついたら消えていた。
部屋は騒然としている。
「ねぇ、猫亞」
ゆあのは猫亞の肩に手を置く。
「見慣れてる光景で良かった〜!!」
「でも叫びそうになってましたが」
「だって…怖かったんだもん。」
「るの、もうあの男性は……どうしたんですか?」
るのは、あの男性の死体を楽しそうに眺めている。
「なんかに乗っ取られたぁ?」
ノナが呟く。
「…心臓が……動いている」
「えっ!?」
るのは、またもや呟いた。
「あと約三十分後に……動き出す」
きたあああああああああああ
いいね。
ゾンちゃん物語なん?
これ。
そんなつもりは無かったがな。