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最後の一夏
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プロローグ
俺は紅陵学館高校3年生佐藤大翔(さとうたいが)。中学の頃から野球をやっていて、今も高校野球をやっている。
1 放課後になって、野球の練習に向かう途中に、窓に、エースの山田功太が、激しく監督と言いあっているのが目にはいった。
俺はこれはまずいと急いで校庭に言ったが、校庭に監督の姿はあったものの山田の姿はなかった。
監督に「山田はどうしたんすか。」と聞くと、「山田は、野球部を辞めるそうだ。もうこんなきつい練習をしたくないみたいだ。」と言われた。
俺は納得がいかず「なんでですか。昨日まで真面目に楽しくやっていたじゃないですか。」と聞くと、監督が「もうやりたくないんだそうだ。」とがっかりそうな声で言った。
その後、他のメンバーも集まりいつもの通りの練習が始まった。
俺は、練習中も山田のことを考えていて、いつもなら取れるフライも落としてしまい、友達の坂本に「おい何してんだよ、それぐらいのフライ取れるだろ佐藤。」と言われた。
俺は言い返したかったが説明がつかず、「おう。」と答えた。
山田のことを考えている間に練習は終わった。
2 俺は学校に行くと、隣のクラスをのぞき山田を探したがいなく、俺は山田と話せないまま練習が始まった。
今日も山田は練習に来なかった。
練習が終わり、俺は山田の家を知っているから行こうかとも思ったが、いきなり行っても気まずくなるだけだと思い、明日も来なかったら行こうと決心した。