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堕天使はドーナツを食べるようで
家に帰るとミスドの箱があった。
べリアル 「なんで?」
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・ポン・デ・リング
・ポン・デ・ストロベリー
・オールドファッション
・エンゼルフレンチ
・ゴールデンチョコレート
皿にのせられたドーナツはどれも美味しそうだ
ポン・デ・リングはとっくにルシファーが手に取って、食べていた
ルシファー 「おかえり~」
べリアル 「ルーシィ?俺が分かるように、一言で説明してくれ。お前普段そんなの買ってこないだろ」
ルシファーは甘いものが好きだが、自分から買ってくることはない
いつも、べリアルが買ってきたものを食べているから
ルシファーはドーナツを置くと、ニコリと笑った
ルシファー 「これね、ベルが仕事に行ってる間にハルファスちゃんがくれたんだ~。なんか、迷惑料だって」
べリアル 「ハルファスって言ったら、アレだろ?マルファスの妹だっけ?」
ルシファー 「そーだね。「神様が迷惑ごめんなさい」って渡してくれたの。…ベルもいる?」
べリアル 「当然だろ。ゴールデンチョコレート残しておけよ。手洗ってくる」
ルシファー 「行ってらっしゃい~」
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(案外常識はあるからなベルくん)
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しっかりと手を洗い、戻ってきたべリアルはさっさとドーナツに手を伸ばす
ゴールデンチョコレートにかぶり付くべリアルを横目に、ルシファーは二つ目を手に取っている
べリアル 「やっぱ美味しいな。こういうのあまり買わないからな。久し振りに食うのがやっぱいい」
ルシファー 「んんうう(そだねー)」
べリアル 「口のやつ飲み込め。それから話せ?」
ルシファー 「………うん。飲み込めた」
べリアル 「よし、取り合えず食うか。話は食べきった後でいいか?」
ルシファー 「OK。」
そこから二人は無言で、しっかりと食べきった
5個あったドーナツも一瞬で無くなった
案外食欲がある二人には、ペロリと食べれたみたいだ
ルシファー 「美味しかったー♪これからはもっと買う頻度多くしようよ」
べリアル 「…考えておく」
べリアル (金が…ないんだよな)
普段から貢ぐ形でルシファーに金を使っているので、金欠気味なのだ
べリアルはそれを望んでいるので、犯罪ではない(謎理論)
べリアル 「|カラス《マルファス》に感謝だな」
堕天使達の機嫌は直った(多分)
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良かったねカラス君