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友達作り㉓どうして?
星
その日から、佐藤くんの態度はどんどんエスカレートしていった。特に、彼が転校したあとにグループに加わったモモちゃんに対しては、目も当てられないほど冷たかった。放課後、みんなで教室の机を並べて、新しく買ったトランプで遊ぼうとしていた時のことだ。モモちゃんが気を利かせて、「佐藤くんも一緒にやろう! ほら、席あいてるよ!」と笑顔で声をかけた。すると、佐藤くんはモモちゃんをキッと睨みつけ、鼻で笑った。「は? なんでお前みたいな知らない奴とトランプしなきゃいけないんだよ。目障りだから話しかけんな」「え……」モモちゃんの笑顔が凍りつき、みるみるうちに大きな涙が目に溜まっていく。「ちょっと佐藤くん、言い過ぎだよ!」奈々が思わず間に割って入ったけれど、佐藤くんはフイッと顔を背けて、自分のカバンを乱暴に肩にかけた。「うるせえな。俺がいない間に勝手に新しいメンバー入れて盛り上がってさ……。お前ら、俺のことなんか、もうどうでもよくなったんだろ」吐き捨てるようにそう言うと、佐藤くんは教室の後ろのドアを激しくピシャリと閉めて、出て行ってしまった。残された教室には、モモちゃんのシクシクと泣く声だけが響いていた。「私……佐藤くんの荷物、片付けるの少し手伝おうとしただけなのに……。プリントも、全部ぐしゃぐしゃに床に落とされちゃった……」カナちゃんが慌ててモモちゃんの背中をさすり、李央くんも悔しそうに拳を握りしめている。奈々は床に散らばったプリントを拾い集めながら、佐藤くんのあの寂しそうな、でも怒りに満ちた目を思い出していた。(……待って。佐藤くん、さっき『俺のことなんかどうでもよくなったんだろ』って言った……?)もしかして、佐藤くんが怒っている本当の理由は、モモちゃんが嫌いだからじゃない。自分がいない一ヶ月の間に、みんなが新しい友達と楽しそうに過ごしているのを見て、**「俺の居場所は、もうみんなの中に無いんじゃないか」辛くて、寂しくて、不安で、激しく嫉妬してスネているだけなんじゃ……。