公開中
呪術俳優
フィリー
1. 『Qさま!!』:呪術高専インテリ軍 vs 京都校・伝統芸能軍
スタジオの空気は、バラエティ番組とは思えないほど張り詰めていた。司会者が「今日は役者さん同士の対決ですが、殺気が凄すぎます!」と苦笑いする中、両軍が螺旋階段に陣取る。
【東京校・インテリ軍】
リーダーの伏黒恵は、ノートPC並みのデータ量を頭に叩き込み、「相手の得意ジャンルを潰すのが定石だ」と冷静に戦況を見つめる。
隣にはハリウッド帰りの乙骨憂太。「英語の問題は、僕と里香ちゃ……あ、事務所のスタッフが担当します」と微笑むが、その背後には物理的な威圧感が漂う。
そして最後尾には、腕時計をミリ単位で確認する七海建人。「18時以降の収録は労働基準法に抵触します。効率的に正解し、定時で終わらせましょう」と、クイズを「業務」として捉えていた。
【京都校・伝統芸能軍】
対する京都軍は、家柄を誇る加茂憲紀が「由緒正しき加茂家が、ポッと出の新人に負けるわけにはいかない」と弓を引くような姿勢でスタンバイ。
禪院真依は「恵くん、その程度の知識で特級を名乗るつもり? 身の程を知りなさい」と、解答権を奪いながら精神的攻撃を加えるスタイル。
そして最上段で「俺のIQは53万だ!」と上半身裸で咆哮する東堂葵。全解答を高田ちゃんの歌詞に無理やり結びつけるという「超理論」を展開し、スタジオを混乱の渦に陥れる。
【ハイライト:難読漢字オセロの激闘】
最終ステージ「難読漢字オセロ」。京都校の加茂が古典の知識で盤面を制圧し、東京校は絶体絶命のピンチに。
その時、乙骨が覚醒する。「……憂太、がんばって」という、事務所のサポートスタッフ(里香)の囁き(という名のカンペ)が聞こえた瞬間、乙骨が「純愛」の力で難読漢字を瞬殺。
最後は、放送終了まで残り5分――。
七海建人が「私の定時まで、あと300秒。……ここからは、残業代(ボーナス)を稼がせていただきます」と宣言。全ての解答を「7:3」の黄金比のタイミングでボタンを押し、全正解。
勝利が決まった瞬間、東堂が「ブラザー! お前の知識は、もはや高田ちゃんの2ndアルバムのBメロのような深みがある!」と叫びながら螺旋階段を逆走。七海を無理やり抱きしめ、番組が強制終了(CM入り)するという伝説の幕引きとなった。
2. 『東大王』:最強の「呪術俳優」チーム vs 知力の壁
「俳優なんて、顔が良いだけで中身はないだろ?」
ネット上のそんな書き込みを鼻で笑うために、五条悟が最強の布陣で乗り込んだ。
【五条悟の「無下限」早押し】
「六眼(役者の勘)」を駆使する五条は、もはやクイズの体をなしていなかった。
問題の最初の1文字が読み上げられる前に「ピンポン!」とボタンを押す。
司会者が「まだ何も読んでませんよ!?」と驚愕する中、五条はさらりと正解を答える。
「え、答え? 空気の色が変わったし、スタッフさんの視線が『正解の選択肢C』に0.1ミリ動いたから分かったよ」
解説の伊沢拓司さんが「……それはもはやクイズではなく、物理的な領域展開ですよ」と絶句。
【夏油傑のインテリジェンス】
夏油監督は、政治・経済の難問を優雅に正解していく。
「……知識はね、取り込むだけでは毒になる。自分の血肉にして、初めて価値が出るんだよ」と、呪霊を取り込む役作り(呪霊操術)のような名言を吐きながら、東大王チームを翻宿儺の「絶対強者」の解答】
番組後半、緊急参戦した伝説の怪演俳優・両面宿儺。
「平安時代の正しい礼儀作法は?」という問いに対し、宿儺は「……答えは、俺が決める」と、歴史を根底から覆すような「大嘘」を圧倒的な威圧感で答える。
あまりの恐怖に、東大王チームは回答を拒否。番組スタッフも「……し、宿儺様が正解と言えば正解です!」と判定を覆し、もはやクイズ番組ではなく「宿儺への謁見の儀」と化した放送回は、視聴率70%を記録した。
3. 【禁断の裏側】USJ「脱兎フォトスポット」と直哉の「クイズ」
【USJ:クイズラリーの惨劇】
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのアンバサダーを務める禪院直哉。
「ウチより賢い奴なんかおるわけないわ」と、100万円の特注うさ耳を装着してパーク内のクイズラリーに挑む。
順調に進んでいた直哉だったが、最終問題のパネルを見て顔面を蒼白にした。
問題:『伏黒恵が流行らせた「脱兎カチューシャ」、正しい装着角度は何分(ぷん)?』
「……んなもん、知るかボケェ! なんで俺が恵くんの流行(はやり)を勉強せなあかんねん! センス疑うわ!」
激昂してパネルを蹴り飛ばそうとする直哉。
その様子を、物陰から釘崎野薔薇がスマホでニヤニヤしながら撮影していた。
「あーあ。直哉、あんたセンス以前に『常識』が脱兎以下ね。アンバサダー失格。この動画、速攻で夏油監督に送っておくわ」
【オチ:SNSの大炎上と救済】
翌日、SNSには「#うさ耳おじさんの敗北」というハッシュタグと共に、うさ耳を着けて憤慨する直哉の動画が拡散。しかし、あまりの「残念なイケメンぶり」が逆にウケてしまい、USJからは「次回の脱兎パレードの主役を直哉さんにお願いしたい」と打診が来る。
直哉は「……ふん、ウチの美学がパレードになるなら、しゃあないな」と、文句を言いながらも鏡の前でうさ耳の角度を1ミリ単位で調整する姿が目撃されるのでした。
外伝:USJ脱兎パレードの乱
1. 屈辱のパレード・スタート
大阪の空は快晴。USJのパレードルートには、今や社会現象となった「脱兎カチューシャ」を装着したファンが詰めかけていました。
軽快な音楽と共に現れたのは、巨大なウサギ型のフロート(山車)。その最上段に、100万円の特注「金ピカうさ耳」を装着した禪院直哉が立っていました。
「……なんで俺が、恵くんの術式のマスコットの真似せなあかんねん。ウチの家系の格が下がるわ……」
毒づきながらも、カメラを向けられると瞬時に「完璧な美形俳優」の顔を作り、優雅に手を振る直哉。しかし、その顔はどことなく引きつっています。なぜなら、パレード沿道の最前列に、「最も会いたくない二人」の姿を見つけてしまったからです。
2. 最強コンビの「全力煽り」
「お〜い、直哉く〜ん! こっち向いて〜! ほら、可愛いウサギさんだよぉ!」
最前列で、自分の顔がプリントされた特大うちわを振り回しているのは、変装(という名の超目立つサングラス)をした五条悟。その隣では、夏油傑が一眼レフの超望遠レンズを構え、無言でシャッターを連射しています。
「悟、静かにしなさい。……直哉くん、今のポーズは少し耳の角度が甘いよ。もっと『ウサギとしての自覚』を持って演じるんだ」
夏油の冷静な、しかし確実に神経を逆撫でするマイクパフォーマンス(拡声器持参)が、パレードの音楽をかき消す勢いで響き渡ります。
3. 直哉、ついに爆発
「……自分ら、ええ加減にせぇよ!! 遊びに来たんなら黙ってポップコーンでも食うてろ!!」
ついに直哉が、パレード中にもかかわらずフロートの上で激昂。しかし、五条はそれすらも「あ、今の怒った顔、ウサギっぽくて最高! 写真撮った!?」と大はしゃぎ。夏油も「うん、いい素材が撮れた。高専のパンフレットの表紙はこれで決まりだね」と、不敵に微笑みます。
そこへ、アンバサダー仲間の釘崎野薔薇が、脱兎の着ぐるみ(という設定の特注衣装)を着て現れ、「直哉、あんたパレード中に私情を挟まないで。プロ失格よ」と冷たく言い放ち、さらに直哉のメンタルを削ります。
4. オチ:SNSの伝説へ
この様子は、来園していた数千人のゲストによって瞬時に拡散。
SNSでは「#脱兎パレード」「#キレるうさぎ直哉」「#五条夏油のプライベートUSJ」がトレンドを独占しました。
夜、事務所の公式アカウントには、夏油監督が撮影した【夕日をバックに、悔し涙を堪えながらうさ耳でポーズをとる直哉】の奇跡の一枚がアップ。
「これぞ、現代の構築美学だ」という夏油のコメントと共に、その写真は「世界で最も美しい放送事故」として、2026年のベスト・フォトに選ばれることになりました。
一方、直哉は自分の部屋で「……あの人ら、絶対許さへん……」と呟きながら、ちゃっかり五条が投げ込んだ「高級うさぎ用おやつ(中身は最高級マカロン)」を食べている姿を真依に目撃されるのでした。