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獣語り!! 〜2〜
R 18と書いてありますが、
少しばかり暴力シーンがあるだけです。
気になる方はそのまま気に入らない人は、回れ右を願います。
それでは、どうぞー!
「ごめん助けてあげられなくて」
えっ
聞き覚えのある声だった。
びっくりして振り返ると、あの時の王妃の影と重なった。
だがそんなこともあろうはずが無く、ただ演技をしているびしょ濡れの女の子が居ただけだった。
「あら、みてたの?」
「お前は、僕見えてなかったのか?」
ううんと、彼女は顔を振る。
「見えてたよ。そこの景色綺麗だよね」
「は?どうしてここへ?」
「演技の練習。私、誰からも期待されてないんだよ。一応これでもアイドルなんだ。
パートナーがいないと一か月でアイドル禁止だし」
もうやめようかな。といった彼女はすくっと立ち上がった。
「まって、僕をパートナーにしてよ!僕さっきまでそこから飛び降りようとしてたんだ!
僕も、君のおかげで、生きる希望を見つけられた!ねぇお願い!」
彼女はとても驚いていた。
「私のおかげで?」
「そうだよ!君の姿が、僕の好きな人と重なったんだ!君しかいないと思ったんだ!」
ありがとう。と言いそうな顔で、彼女は泣いていた。
「こんな私でも?ほんとに?」
「もちろん!ねぇ、君名前は?」
「私は、メィラ」
「僕名前がないんだ。そうだ君がつけてよ!」
「フゥル、、、フゥルはどう?」
キランと体が輝いた。
「これからよろしくね!メィラ!」
「こちらこそ!フゥル!」
以上です。
次の話は、目に傷がある男との関係です。
バイバーイ!