全力推し活！如月さん　②

「おいひよこ。」 「ハイッ！なんでしょう？」 日常は、人それぞれ。 これは私の日常を書いた、ほぼノンフィクションの話。 「あとユノも～。」 「は～い。」 このメンバーだと…なんだ、なぜ呼ぶ！ もしかして、… 「翔って好きな人おるんかなぁ～？」 やっぱり☆ この質問が始まると、授業までに時間がある限り、なかなか席に帰してくれない。 「…あーね？うん、わかんないけどもうバレとるんちゃう？」 うん、アプローチ凄すぎて大半の人にはバレとるよ（マジで）☆ 「ひどいって…。まぁバレとるかもやけど…。」 うん、バレてるって自覚はしてんのね？ 噂をすれば翔が来た☆ 「いってらっしゃ～い。」 「いってらっしゃ～い。」 私と月城様は笑顔で送り出す。 「えっ、ちょっ、は⁉」 うん、いってらっしゃい！ｗ が～んばってね☆ てわけで私と月城様は席に戻る。 そして観察？監視？盗み見？する。 盗み聞きもかｗ ではいつも通り、観察？監視？盗み見？をしましょう！ 今日はメンバーは違いますが、私にとっては… 友達と推しを眺めているだけなので問題ありません。何も！ なんか…如月さんばっかり喋ってて、翔は頷いているくらいに見える…のは私だけ？ うん、…お前ぇ！自分だけ話してどうすんだ！ てかさ、翔もなんか言ったらどうだこんにゃろう（この野郎って事）！ もうほんとにちゃんと距離を縮める方法考えろって… 何話せばいいかぐらい、好きピのことくらいわかるだろぉ⁉ 見てるこっちがムズムズするわぁ。 …あ、羚来た。 さすがです（？）！いつも遅刻ギリギリor遅刻してくる羚さん！ 何とかしてくれよもうこの現場をさぁ！ 羚、何とかしてくれぇぇぇぇぇ！ お前翔と仲いいだろぉ⁉ ちょっともうこっちが気持ち悪いから何とかしてくれぃ！ とは願っていたが、やっと翔が話し始めた時だったので、今じゃねぇんだよ！ となり、私と月城様は解散して自分の席へと戻ったのだった…。 --- その日の休み時間。この休み時間は少し長いので運動場に行って遊んだりできる…のに。 「あのな？羚。これがこうだからこうなんねん！わかるかぁ？」 「だーかーらー、これがこうってこういうことでしょ？間違ってるのはあなたですよー、オホホーｗ（煽）」 「あのなぁ！」 ま～たやってるよ、羚と美優輝の喧嘩。いや口喧嘩か。 頭いい同志が口喧嘩してる、これがもう日常茶飯事なのだ…。 …はっ！ 何をしているんだ私は！ **「ボーっと●きてんじゃねぇよ！」** **ってチ●ちゃんに叱られちゃうよ！** ここからの行動で私の余命が決まるようなもんなんだぞ！ …そう、言葉選びで殺されるか殺されないかが決まる。 「また喧嘩してる」 といえば、 「喧嘩じゃない！」 と言って両方に怒られ、下手したら… 殴られる。 あぁ怖い怖い！ 無視をしたら… 「ひよこもそう思うよね？」 って巻き込まれる。 それで美優輝の見方をしないと… 殴られる。 あぁぁぁぁ怖い怖いっ！ だからこんな時は… 逃げる、が正解なんだよ！ でもね、廊下の真ん中で喧嘩してるんだよ！ もう死ぬしかないのかナ？☆ それはちょっと理不尽だよネ？☆ 音楽室行って戻ってきたらこれって… 意味わかんないわ！__ワケワカメ～__ もうヤバいかも… と思ったその時！ 休み時間の終わりを告げるチャイムが鳴った。 それで美優輝は《《一旦》》教室に帰った。 ふぅ、セーフじゃねぇだろうがよこの野郎！ チャイム鳴って、先生が来るまでに時間がないと怒られる！ 私は急いで席へと向かった。 一応間に合った。 …が、用意まではできなかった。 しかも、一旦、だから次の休み時間、教室から出たらそこで終わり。 でもドアの前で喧嘩されたら結局巻き込まれる… ああああぁぁぁぁ！怖い怖い怖いっっ！ こんな変わった（？）子もいる、ひよこの周りでした。