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4.調律された記憶
すず
「出来事が起こったのは…奏が12歳になる時の誕生日。お前も覚えているだろう。あの母親の違和感を」
「……もしかしてあの時のが関係してるの!?お父さんは…小学4年生の時に家からいなくなったのになんでそのことを知ってるの!」
「あの時……俺は家からいなくなった!けど死んだわけじゃないんだ!」
「な…なんで…あの時お母さんは死んだって言ってたのに…」
「もういい!全てを話してやる」
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「確かに俺はお前が小学4年生の時、家から去っただけど死んだわけじゃない。それは琴音から追い出された。それには理由がたくさんあるが1番このことを知っているのは琴音ではない奏、お前だ」
「俺!?」
「奏、知ってることを全て話せ」
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「俺が12歳になる時の誕生日、お母さんに何が食べたいって聞かれて…『カレーライス!』って答えたら買い物に行ってきてくれた。それで帰ってくるのがやけに遅くておかあさんの部屋に入ったんだ。その部屋は…血まみれで一つだけ日記があったその日記の内容がやばかったんだ。料理で使う肉は…手術で失敗して切り離された腐っている人肉だって。そこでお父さんの腕も使ったって書いてた…」
「奏!それなんだよ。琴音がおかしくなった元凶は」