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報告会
類「全員戻ってきたみたいだね」
愛莉「それにしても…12人…最初の半分以上かしら…」
みのり「なんで暗いトーンになってるの!?もっと前向きに考えないと!」
奏「花里さんの言う通りだよ…死んだみんなのためにも、私たちが頑張らないと…」
司「では、早速報告会を始めるぞ!」
みのり「私は愛莉ちゃんと雫ちゃんで、5階の窓を片っ端から調べてみたよ!」
雫「でも、やっぱりダメだったわね…」
愛莉「えぇ…どの窓にも鉄板が打ち付けられてたわ」
瑞希「5階にも出口は無いんだね…」
みのり「あ、それとね!学校の構造に関して気づいたことがあるんだけど…」
奏「構造…?」
瑞希「奏、ちゃんと5階を見て回った?」
奏「え…?」
瑞希「だったら気づくはずだよ。他の階にはあって…5階には無いもの…」
奏「5階には無いもの…それって…」
奏「上の階に続く階段の事…?」
みのり「うん!」
冬弥「じゃあ…5階で終わりって事か?」
瑞希「ようやく見えてきたよ…この学園の全貌がね…!」
類「後は、ここに隠された謎を解き明かすだけだね」
穂波「それが大変なんですよ…」
奏「大丈夫だよ…みんなで協力すれば、なんとかなる」
奏「ううん、なんとかしてみせる」
えむ「…………」
司「えむ…まだ話そうとしてないが…大丈夫か?」
類「えむくん、どうしたんだい?」
えむ「……!」
類「あぁ、すまないね」
類「パチンッ ((指鳴らす」
えむ「わんだほーい!!」
えむ「あのねあのね!あたしはね!」
えむ「穂波ちゃんと絵名さんで動いてたんだけどね!」
えむ「5階の教室!そこに気になるものがあったの!」
えむ「これこれ!」
奏「ナ、ナイフ…!?」
みのり「これ…サバイバルナイフ?」
奏「なんでこんなもの…」
絵名「そ、そのナイフで何する気…!?」
えむ「どうもしないよ!あたしは回収しただけ!」
えむ「だって、そのまま放置してても危険でしょ?」
愛莉「殺人鬼が手にする方が危険だと思うんだけど…」
えむ「だから!あたしとあの子を一緒にしないでってば!」
穂波「と、というか、このナイフどうします…?」
司「えむには渡さない方がいいかもな…ジェノサイダー翔に変わると大変だし…」
えむ「こんな危ないもの、こっちから願い下げだよ…!」
奏「そうだね…どうしよっか…」
瑞希「奏が預かったらいいんじゃない?」
奏「え…?」
冬弥「そうだな…宵崎さんだと安心かもしれない」
みのり「じゃあ決まりだね!」
奏「ちょ、ちょっとまって…!まだ何も…」
類「それだけ信用されてるって事だよ、よかったじゃないか」
奏「こ、これって信用されてるんじゃなくて…都合よく扱われてるだけというか…」
えむ「じゃあ…はい!奏ちゃん!」
奏「あ…う、うん」
絵名「わたしは…5階に緑豊かな植物庭園があったよね?」
絵名「あそこで、いくつか気になる物を見つけたわよ!」
絵名「超でかい植物と、飼育小屋…あ、あとはあの物置!」
奏「あれはモノクマフラワーだって。モノクマが言ってたよ」
絵名「人喰い花だよ!触ったら大変なことになるんだから!」
奏「それで…植物庭園にあったスプリンクラーは、毎朝7時になると動くみたい」
絵名「濡れたら風邪引くからね!気をつけなさいよ!」
えむ「大丈夫!馬鹿は風邪引かないって、寧々ちゃんから教えてもらったんだ〜!」
絵名「そうね…馬鹿は濡れないからね!」
司「いや、妖怪じゃないか…」
みのり「ちょっと心配になってきたんだけど…絵名さん、8+5わかる…?」
絵名「はぁ?馬鹿にしすぎでしょ!」
絵名「さすがにそれくらい…って、問題なんだっけ…?」
みのり「…え???」
奏「えっと…他にも飼育小屋があったよ」
奏「中には鶏がいたくらいかな…害はないから大丈夫だと思う」
絵名「それと、物置もあったわね…」
奏「…絵名も気になった?あのツルハシ…」
穂波「ツルハシ?」
奏「植物庭園の物置にツルハシがあったんだけど、持ち手の部分に『WEEKEND GAREGE』って彫ってあったんだ」
奏「これって…白石さんのお店の…」
冬弥「なぜそんなものがここに…」
えむ「白石さんがこっそり植物庭園に忍び込んで彫ったとか!?」
瑞希「それはないよ、植物庭園に入れるようになったのは今日だからね」
司「白石の持ち物をモノクマが没収していたとかではないのか…?」
奏「どっちにしても気になるよね、白石さんに関係するツルハシなんて…」
瑞希「5階で封鎖されていたのは生物室だけだよね。それが気になるんだけどさ…」
絵名「何かあるのかしら…」
類「今は深く考えなくていいんじやないかな?」
類「お決まりだろう?ここから出る前には見れるはずだよ」
類「さて…最後は僕だね」
類「みんなは見たかい?5階にあった妙な教室…」
類「いや、妙なんてものじゃないね…部屋中に漂う血と脂の匂い…無数の人型の白線…」
類「今まで見たどの部屋よりも悲惨だったよ」
愛莉「な、何その部屋…」
類「匂いも酷かった…殺人現場の比にならないくらいね」
みのり「き、聞いてるだけで吐き気が…」
穂波「というか、その部屋に何かあったのかな…」
類「見当はついてるよ、おそらく…」
類「あの部屋では大量の人が死んだはず…」
えむ「た、大量の人…!?」
みのり「ま、まって…ほんとに吐きそう…」
瑞希「もしかして…それって…」
瑞希「人類史上最大最悪の絶望的事件…!?」
奏「え…?」
類「僕も瑞希と同じ考えだよ」
類「あの部屋で起きた大量虐殺こそ、1年前に起きた例の事件だと考えられる…」
奏「あれが人類史上最大最悪の絶望的事件…」
類「きっと、その1年前の人類最悪の事件とは、希望ヶ峰学園生達の大量殺人じゃないのかな?」
類「そう思うと、その事件のせいで希望ヶ峰学園が閉鎖に追い込まれた事にも説明が付くはずだよ」
雫「辻褄は合っているけど…最悪すぎる事件ね…」
みのり「ほんとだよ…超最悪だよ…」
たしかに最悪な事件だけど…
なんでこんな大きな出来事、私たちは知らないの…?
やっぱり隠蔽でもされたのかな…
類「さて、とりあえず報告会は終わったみたいだね」
司「これからどうするんだ?」
類「そうだね…その前にちょっと確認しておきたいことがあるんだけど…」
えむ「はっきりさせたいこと〜?」
類「瑞希の正体についてだよ」
瑞希「…!?」
瑞希「なんで…」
類「超高校級のデザイナーにしては死体に平気で触るし、推理も上手い…」
類「本当に超高校級のデザイナーなのかい?」
みのり「でも…み、瑞希ちゃん…自分のこと話すの好きじゃないから…」
類「好き嫌いじゃない、信用の問題なんだ」
類「瑞希、教えてくれないかい?」
瑞希「…ごめん、言えない…」
冬弥「なんで言わないんだ…?」
瑞希「言わないなんて言ってない…」
瑞希「言えないんだよ…」
絵名「どういうこと…?」
瑞希「覚えてないの…」
奏「…え?」
瑞希「記憶が…ないんだよ…」