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一目惚れ
こんにちは、lilyです。.:*:・'°☆
儚い恋愛小説、是非ご覧ください👁️
春風が吹いて、桜の花びらが舞い散る。
少女の長い黒髪も靡いた。
その姿に、なぜか目が離せない。
僕は人生で初めて、一目惚れをした。
教室に彼女がいた時、
僕は思わず息をのんだ。
座席表を見ると、
彼女の名前は"若月雫"だと分かった。
しかし席は教室の端と端。
いつか話せるかな、
と考えながら席に着いた。
帰りの会が終わると、
もう彼女の姿は無かった。
廊下に出ると、早めに歩く姿が見える。
僕は咄嗟に追いかけ出した。
「ねぇ、君」
一度無視されたので、軽く肩に触れる。
さっきより近い距離で見る顔は、
とても美しかった。
「同じクラスの相原優真。よろしく…」
一言も話さないので不安になる。
その時、彼女はメモ帳とペンを取り出した。
――――――――
声が出ません
――――――――
その文字に言葉を失う。
遅れて理解した。
「…そっか」
何を言うべきか分からない。
でも彼女に声がなくても、
気持ちは変わらない。
「これから仲良くしよう」
思いきって伝える。
―――――
いいよ
―――――
そう書いて、少し口元が緩んだ。
それだけでも嬉しかった。
彼女は桜の花びらを掴み、
息を吐いて飛ばした。
空中を彷徨い、青空に吸い込まれる。
その光景を見つめながら、僕は微笑んだ。
ご覧いただき、ありがとうございました🙏
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