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夏 休 み 、 溶 け ゆ く 感 情 。
______ さて 、
ここまで の 話 が 数ヶ月前 の こと である 。
ちなみに 、
今 は みんな 大好き 夏休み 。
学校 に 行く 機会 なんて
部活 にも 委員会 にも 所属 していない 俺 には
ある はず も なく 、
死ぬ 予定 も
先延ばし に な っ て しま っ て いた 。
______ ヴー ッ 、 ヴー ッ 、
突然 に 鳴り 響く スマホ の バイブ 音 。
画面 を 見る と 、
某 L から 始まる 連絡用 アプリ
から の 通知 だ っ た 。
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<「 ねぇ !! 」
「 なに 」>
<「 今日 、 学校 で 会おう よ !!! 」
______________________________
連絡 の 主 は 、 |彼奴《蒼》 。
念の為 、 と 交換 させ られて いた の だ 。
今日 …… というか 夏休み 中 、
特 に 予定 は なか っ た ので 、
わか っ た と 短く 返信 して 、
指定 された 時間 に 学校 へと 向か っ た 。
蒼 「 お ッ ! 来た来た 〜 ッ !! 」
ダボ ッ と した パ ー カ ー に 身 を 包み 、
フェンス に 腰掛ける 青髪 の 美少年 は
ひらひら と 手 を 振り 微笑 を 浮かべる 。
「 そりゃ 来るだろ 、 」
約束 を す っ ぽかす ような
クズ男 に 見えた の だろう か 。
それ は それで 、 納得 が いかない 。
「 んで 、 何の用だよ 」
面倒臭さ を 感じ つつ 、
用件 を 問う 。
蒼 「 __くふ__ 、 あのね ? 」
「 僕 、 今から死のうと 思うんだ ! 」
勝手 に 死ね ば いい 。
ただ ひたすら 、
そう 思 っ た 。
出会 っ て 約2ヶ月 、
此奴 に 情 が 湧く どころか 、
面倒くさい
その 一言 に 尽きた の だ 。
五月蝿い し 、
此奴 の 言動 、 行動 全て の 意味 が わからない し
ガチ で 怠すぎる 。
蒼 「 …… 今 、
勝手 に 死ね っ て 思 っ た でしょ 」
「 …… あぁ 。 」
図星 である 。
どうやら 、
此奴 には なんだ っ て お見通し の ようだ 。
怠すぎる ぞ お前 …… 、
そんな 感情 を 含んだ 視線 を 彼 に 向ける 。
しかし 、
そんな こと 気 にも 留めず 、
彼 は 薄く 笑み を 浮かべて 、
俺 を 見据えて いる 。
蒼 「 うん 勝手 に 死ぬよ ? 」
「 ただね ? 桃 くん 」
蒼 「 ___ 後 悔 し な い よ う に 生 き て ね 。 」
いつも みたい に 笑 っ て
君 は 後ろ に 背 を 倒す 。
なんで 、
なんで わざわざ
彼奴 の 言われた 通り
に しない と いけない ん だ 。
俺 も もうすぐ 死ぬ 。
ならば 、
後悔 など ない だろう 。
mb 「 キャァァァァァァァァァァァァァァ !! 」
悲痛 な 叫び が 耳 の 奥 で 響き渡る 。
良くない と
わかりつつ も フェンス に 手 を かけて 、
下 を 覗くと 、
______ 腕が 、 首が 、 ありえない 方向 に 曲が っ た
|糸 の 切 れ た マ リ オ ネ ッ ト《蒼 の 死 体》
が 転が っ て いた 。
周りには 、
彼 の モノ と 思われる
赤い 液体 が 飛び 散 っ ている 。
今度 こそ ちゃんと 落ちた ん だな 、
そう 安心 する 一方 で 、
彼奴 が 立 っ ていた 所 に
1枚 の 紙 、
それと
封筒
が そ っ と 置かれている こと に 気がついた 。
そして 、
興味本位 で
それ を 拾 っ た 俺 は ようやく 気付けた ん だ 。
「 、 ッ !! 」
________ 彼 の 言 葉 の 意 味 に 。
普 段 と の ギ ャ ッ プ よ ((