公開中
#1
- - 12/9
---
普段通りの学校。
普段通りの授業。
だが、今日は一つだけ違うことがあった。
なぜか、僕の帰り道にクラスメート…というか友達のるあさんが
付いてきているのだ。
そして、楽しく会話をしている。
ふと、彼女が足を止めた。
僕 「? どうしたのるあさ…」
るあ 「私… 前からゆうくんのこと好きでしたっ…!!つっ付き合ってください!」
僕 「え?」
びっくりした。
こんなことがあると思っていなかった。
僕 「っ僕も前からるあさんのことが…」
キキ―ッ
そう言いかけた時 車の急ブレーキの音がした。
彼女は僕を押した。
僕 「ッ⁉」
声にならない声が出て、
でも動けなかった。
彼女が轢かれた。
死んでしまった。
目の前が真っ赤になった。
まだ、何も言えていないのに。返事を言えていないのに。僕のも意を伝えられていないのに。
あの時 僕が動いて入れば、動けていれば
後悔だけが頭を覆う。
僕 「あ、ぁあ… あぁあぁ!!」
僕は叫んでひざから崩れ落ちる。
そうすると、頭に直接響くような声が聞こえてきた。
? 「今の出来事… 『彼女との出会い』をやり直したい?」
そんなの、答えは一つしかない。
僕 「…やりなおしたい。 、やりなおしたい!!」
? 「ふふっ そう言ってくれると思ってたよ。」
なんだか気持ち悪くなる。
? 「じゃあね~♪ せいぜいがんばるんだよぉ~♪」
僕が倒れる直前に見たのは、手を振っている謎の少年の姿だった。
---