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ただの日常
一応モブキャラクター視点です。
時系列は北先生はまだ操られてる頃。
私は自称クラゲさん。
適当にクラゲが好きなので言ったらクラゲになってしまった。
まあいいか。自分でも気に入ってるので。
私はどこにでもいるような普通の人、だと思っている。しかし、淡本中学校で普通は通用しなかった。
一時間目:国語
西先生の授業は正直めっちゃ眠くなる。
話は聞けないし文字は読めないし。ぶっちゃけ西先生字の練習してくれって本気で思う。
誕生日にあいうえお表でもプレゼントしてあげようか。まあ誕生日知らないけど。
後、すごく思うことが一つ。
西先生って生きてるんだよな??
校則通りなら生きてる……はずだけどどう見ても死人にしか見えない。まさしくゾンビ。七不思議の一つもしかして西先生なのでは?
そんなことをぼーっと思いながら読めない字を眺める。いや、私の読解力の問題なのかもしれない。これからは気合いを入れて読んでみよう。
えぇっと……わたしまでは読めた。一歩前進。しかしその先が読めない。返り血のはねたような文字だ……。あれはまさしくミミズ文字。
西先生は基本的に普通の先生の分類に入ってることを願いたい。
二時間目:社会
南先生の授業の時、私は絶対に喋んないことにしている。
喋ったら絶対殺される。比喩ではなく。口を滑らせたらヤバいのだ。
狂っているという言葉がこれほど似合う女性はいるだろうか?いや、いない!(多分)
「なんで分かんないんですっ!?本当に分かってくださいよぉ!」
あ、始まった。南先生の逆ギレ。勝手に私は南ギレと呼んでいる。
その後はめちゃくちゃだった。チョークやら黒板消しやら教科書やらが飛んでくる。私達は教科書で必死に頭や顔を守る。最初の授業で学習した。南ギレが始まったときは自分の身を守れ、と。
「チミ、またやったの?」
この独特の二人称は、校長だ!天の救いが来た。
「す、すいません……!」
校長はちょっと私的には笑みが胡散臭いけど一番まとも、かもしれない。校長が南先生をズルズル引きずってく。
「A先生に診てもらってよ?」
「嫌ですぅ!!あのロボットに診てもらったら殺されますぅ!!」
「子供みたいに駄々こねないの!」
「無理ですぅ!!」
謎の会話を繰り広げながら南先生は教室から退場していった。
三時間:理科
北先生は最初に思ったことが一つ。”どっち?”
人間の方が本体だと皆思ってるだろうけど、この学校じゃ目の方が本体でもあり得なくはない。
そんなこと言ったらなにされるか分からないので絶対言わないが。
さっきから視線を感じて授業に集中できない。
視線の正体を探ろうと前を向くと目と目があった。
なんかものすごい悪寒がした。
「大丈夫?クラゲちゃん。」
隣の席の花子ちゃんが心配して声をかけてくれる。
「北先生!クラゲちゃんの具合が悪そうです!」
「大丈夫ですか?クラゲさん。保健室に行きますか?」
「えっ……あー……はい。念のため行っておきます。」
「お大事に。」
保健室
一応ノックして名乗っておく。
「えぇっと……失礼します。一年一組のクラゲです……。」
「クラゲさん。入ってどうぞ。顔色が悪いな。何かあった?」
「えぇっと……えぇっと……北先生の目と目があって……。」
我ながらすごい説明だと思った。でもA先生は納得したらしい。
「ああ。少し休んでいくといいよ。」
「ありがとうございます……。」
正直、保健室は神だ。涼しいしA先生はまともだし。取り敢えず此処で休ませてもらおう。
ふと、花壇が目に入った。西先生がいる。あの人花好きなんだ。意外と言えば意外だ。
「A先生、西先生って花が好きなんですね。」
「ああ、うん。どうなんだろう。」
A先生の曖昧な返事。
裏をかくと、西先生が花壇にいるのは花を見るためじゃない?
校則にあった花壇を焼くな、踏むな、は何かを隠したいから?
なんかとても最悪なことに首を突っ込んでしまった。
それから結局四時間目まで居候して給食の時に帰った。
五時間目は今日はなかった。
いつも通り学校で寝る場所を探していく。
と、歩いていると前から校長……とネズミを持った西先生。
「ぎゃぁぁぁぁ!!」
校長ってネズミ嫌いなんだ。
「えぇっと、西先生なにやってるんですか?」
「(校長にイタズラを仕掛けています)」
「いや、それは分かるんです。」
「(一緒にやりますか?)」
「???え、あ、はい。」
ネズミを二人で持って校長を追いかけ回す。
「校長ってネズミみたいに逃げ足早い……。」
ネズミ嫌いなのにネズミに例えるのは少しかわいそうか。
「そうですね。」
「え?喋った!?」
てっきり喉が潰れて喋れない方なのかと思っていた。
喋れるんだ。ボッソボソで滑舌悪いけど。
「西先生って喋れるんだ……!新発見!」
「(なに言ってるんですか)」
西先生は多分呆れていると思う。
そういえば読解できているよな?西先生の文字。
成長を感じた瞬間だった。
結局ネズミは校長室に逃がして、私は教室の床で寝ることにした。
淡本中学校の日常は異常で面白い。
自己満ですね。はい。
こんな感じの日常だったら面白そうだな、と。
西先生が多いのは私が西先生が好きだからです。
でも多分私も西先生の字は読めません。
クラゲさん尊敬