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日曜日の午後
にしんの小説初挑戦です。
死要素あります。そんなにグロくないです。
「遅いよ、楓!20分も待たせるなんて。罰として、今日のパフェは楓の奢りね!」
「20分くらいいいじゃない…。もう。」
変わらない日常。毎週日曜のアフタヌーンティー。親友の華と共に、大好きなパフェと紅茶を食べるのだ。仕事に追われる日々の中、この空間だけが癒しだった。
何気ない当たり前の日常が、どれほど美しいことか。大切な友人が隣にいることが、どれほど幸せなことか。
花びらのように舞い、腕の中にこぼれ落ちる。胸から溢れる赤黒い血が止まらなくて、必死になって抑えて、泣いて、叫んで。
奥の方で騒ぎ声が聞こえる。ノイズばっかり耳に入る。あなたの声は届かなかった。
気づいたら警察や救急車がやってきて、連れて行った。ノイズの犯人も、「華」、あなたも。
静かに、病室から啜り泣きの音が聞こえて。私の耳に響き続けて。あなたの死に際に会えないのを、ひどく悔やんで。
どうして、どうして、どうして…どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして。
あなたが死ぬ意味なんて…なかったはずなのに。私さえ、庇わなきゃ…そもそも、日曜日のアフタヌーンティーさえなければ…通り魔になんか、襲われなかったはずなのに。
音が聞こえる。
「ねえ、そこのあなた………パフェは好き?」
「………大嫌いよ。」
書いたことなかったのでうまく書けてるか不安…
楽しんでもらえたら嬉しいです。応援コメントは全私が喜びます。