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菅原の妹は西谷のことが…1
「ねぇ夕くん…」
「…すまねぇ」
歩いて行く
「あっ」
「……」
私と夕くんが気まずくなったのはあの日からだ
東峰さんと夕くんが揉めた。
「くそっ!…ブロックのフォロー全然できなかったっ!」
「っ…」
夕くん…
「なんでだ、なんで責めない!俺のせいで負けたんだろうが!!お前がいくら拾ったってスパイクが決まんなきゃ意味ないんだろ!」
「旭!!」
「びくっ」
旭さんがこんな怒鳴る所初めて見た…
「意味無いってなんですか…じゃあなんで最後トス呼ばなかったんですか…打てる体制でしたよね」
「おいっやめろよ西谷、俺が旭にばっかボール集めてたから疲れて」
「俺に上げたってどうせ決めらんねぇよ」
「っ!」
西谷が東峰の胸ぐらを掴む
「!!」
「打ってみなきゃわかんねぇだろうがっ!!次は決まるかもしれないじゃねぇかぁ!」
「ばきっ」
東峰がモップを踏み折る
「!!」
「俺が繋いだボールをあんたが勝手に諦めんなよ!!」
「のや!!」
田中が西谷を止める
「俺はリベロだ!守備の要でチームの要だ!けど、俺に点は稼げない…俺は攻撃ができない…点、どんなにスパイクが決まんなくたって責めるつもりなんか微塵もねぇ…だけど勝手に諦めんのはゆるさねぇよ」
「…」
東峰が歩いていく
「旭さんっ」
「旭っ!」
「待てよ旭っ!」
「くそっ!!」
床に置いてあった石を地面に向かって投げる
「っ!!きゃあっ!」
割れてその破片が心寧の頬に当たる
「いっ、いた…泣」
「心寧大丈夫!?」
「心寧っ!!血がっ!💦」
「血っ…」
心寧の頬からは血が流れていた
「叶火…にぃに…いたいよぉ泣」
「っ!?あ…」
「心寧!保健室行くぞ!」
「私も行くよ!」
「う、うん泣にぃに、叶火、ありがとぉ泣」
「……………」
俺は心寧を傷つけてしまった…
あの日から私と夕くんは少し気まずくて喋らなく…いや…夕くんが私を避けている。他の人には普通なんだけどなぁ…多分、嫌いになっちゃったんだ。
続きは2月5日には出します