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story2
ないこ「何これ・・・?『アニマルサーカス団の闇に迫る』?」
すち「うん、さっき調べたら出てきたの」
くに「日本に長期滞在予定・・・?」
初兎「あれ、おかしくない?アニサーって世界を回ってるんやろ?」
えと「確かに、でもピエロは『もうすぐアメリカに行くんですよ』って言ってなかった?」
いるま「なんか秘密がありそうだな・・・」
すち「あとね、アニサーのこと検索したら、検索欄に『獣人』って出てきたんだよ」
たっつん「俺、ちょっと獣人のこと調べるわ」
LAN「なんのために日本に長期滞在するんだろ?」
しゃるろ「獣人と何か関係してそう」
たっつん「出た。世界に10万人しかいない幻の種族らしいわ」
アルケー「日本にも100人だけ・・・相当少ないみたいだな」
その後、しばらく黙ってしまったが、結局その場で解散となった。
数日後。
りうら「ないちゃん!」
ないこ「どうしたの?」
りうら「実は・・・会社の前に女の子が倒れてて」
ないこ「え!?」
慌てて外に出ると、そこに白髪ポニーテールの女の子が。
ないこ「ちょっ、大丈夫!?とりあえず中に!」
ないこは女の子を抱き上げて、社内の医務室に連れて行った。
?「ん?ここは・・・?」
ないこ「あ、起きた?」
?「あの、アナタは?」
ないこ「ここはVOISING、俺はないこ」
ないこが「このことは内緒ね」と言いかけた時、
?「ええええええ!?あ、アナタがないこさん!?」
女の子は大袈裟なほど驚き、その場で目を輝かせながら
まゆの「私は乾まゆのです!ないこさんのこと、ずっと尊敬してたんです!」
と深々とお辞儀をしたのだった。
ないこ「尊敬・・・?知ってくれてるのは嬉しいけど、推してるんじゃなくて尊敬?」
まゆの「はい!」
まゆのは何度も頷き、先ほどとは打って変わって真面目に話を始めた。
まゆの「X見ました。アニマルサーカスに行ったそうですね」
ないこ「ああ、うん」
まゆの「ということは、獣人のこともご存知ではありませんか?」
ないこ「そうだけど・・・、まさか君が!?」
まゆの「はい。私は10万人のうちの1人、犬獣人です」
話を聞くと、まゆのはアニマルサーカスに祖父母を殺され、自身も逃げ回っていたのだが、動画配信サービスでないこのことを知ったらしい。アンチに負けず頑張るその姿に感銘を受け、アニマルサーカスをぶっ潰す!と決意したという。
ないこ「そうだったんだ・・・」
まゆの「いきなりですけど、ないこさん!」
“私達の獣人村に来てみませんか?”