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公開中

サニードアでの旅路

とある島に日帰りでやってきました。 長い船旅から古めかしい客船を降り、コンクリートに足をつければ、そこはしじみ島でした。 しじみ島では、パッとするような観光地でもなく、歴史的遺産や建造物があるわけでもなく、まぁ悪く言えば、普通の島です。 じゃあ何故その島に遠路はるばる来たのか。 普通ならそう思います。 ですがそこには、そのような事実をひっくり返す、あっと口を開けてしまう驚きのモノがあるのです。
「…今日は、楽しかったなぁ。」 私が話しかけると、 「えぇ。とっても。」 そう帰ってくる予感がしました。 しかし、そこには誰もいませんでした。 骨粉を詰めた小瓶を握り、私は物思いにふけました。