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No.3推理
俺は今スーパーのバックヤードにいる。
そして、これから警察署に行かなければならないらしい。
「そろそろ本当のことを言ってくれてもいいんじゃないか?そんな否定しても最終的に嘘はばれるし、君は後悔して亡くなった子もきっと苦しむよ?」
「いやだからやってないんですって!」
そう、この会話の通り俺は犯罪...しかも殺人を疑われている。
(俺ビール買いに来ただけなんだけどなぁ)
そう思いながら先ほどの出来事を思い出して俺が無罪という証拠になるものを考える。
◯|斉宮 雷《イツキ ライ》の記憶◯
14:40 家から出てスーパーまで15分ほど歩く。
14:55 スーパーへ着いたが物の位置が変わっておりビールコーナーまで迷う(約10分ほど)
15:00 ビールコーナーで死体を見つけて店員を呼ぼうとするが近くにいた人と目が合う、そして叫ばれるが上手く説明できずに店長が来る。
15:5~17:00 現在
¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨
(うん、ダメだ何も思い浮かばねぇよ...俺はこのまま殺人鬼といレッテルを貼られて生きるのか)
頭の中でモヤモヤした気持ちがあるが焦って頭が回らない。
「そんなに言うつもりが無いならもう通報させてもらうよ...」
(...もしかして!)
「待ってください!」
店中では疑問と恐怖を持った顔をしてこっちを見る。
その時俺はダッシュしてバックヤードから出た。
「おっおい!」
「少し待ってください!」
そう言ってもやはり疑われている人間の言葉は信じれないらしく追いかけてくる。
(クソっ、なんでこんな時に限って商品の位置が変わってるんだよ...いや、この‘作戦’の為に変えてるのか)
そうして俺は走りながらテープとペンを二個ずつ持って勝手に開ける。
(巻けたか...?)
店長の声は聞こえるが足音は聞こえない。
そして俺は自分の汚い鞄の奥深くにあるスマートフォンを取り出してライトをつける。
ライトの上にテープを貼ってその上に青ペンを塗り、また同じようにテープを貼って青ペンで塗る。
最後にまたテープを貼り、紫のペンを塗る。
「いっ、いました!お巡りさんここです!」
(できるか?...いや、やるんだ!)
警察と店長の間を通り抜け先ほどのバックヤードにあるブレーカーを全て落としに行く。
(間に合え!)
“ブチッ”っと音がなりその瞬間店内全ての明かりが消え、警察と店長が来る。
(よしっ!)
そして、手作りブラックライトで店長を照らす...すると店長の靴だけが少し掠れているが違う色が見える。
「...血液はっけーん」
気づけば俺は少し笑っていた。
掠れた光をたどっていく。
「ちょっ、おい!君!」
店長が停めに来るが警察がそれを停める。警察も大体察したのだろう。
だんだん濃くなる光を辿った先にあるのは...最初に見た死体だった。
「人殺しという大きな罪をなすり付けないでくださいよ...|店長さん《真犯人》」
分かる人がいればコメントで解説してみてください笑
文才無いので変な小説ですがファイトです。