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プロローグ
ドームの説明
・非合法である
・中にいる人間は皆時が止まっている(年を取らんかったり、腹が減らないとかそういう意味。一応ものを食べることは出来るが、胃に入ったそばから消える)
・次元を無視した構造で様々なステージが存在し、一度に何戦も行える
・デスマッチであり、死んでも復活する
・参加者全員に部屋があるが、他人の部屋に干渉はできない
・毎日ランダムに武器が渡され、使うか使わないか選べる
・誰とでも話は通じる(熊と鮭が交流できるくらい)
・はるか昔からある(恐竜時代から)
・定期的に大会が行われる
ある河川敷に、塵があります。
「イカレたボート問題」で爆死してしまった鹿の塵です。
彼は武器を依り代とするようできており、武器がなくなると爆発死してしまうのです。
かつて依り代であった刀は、何故か行動をともにしていたヒトに奪われてしまい、そのため死亡条件が満ちてしまったのです。
そうして、かつて鹿であった灰は河川敷で、静かに風に吹かれていました。
しかしある時、転機が訪れます。
一匹の殺◯犯がやってきて、凶器の剣(!!?)を置いていったのです。
塵は磁石のごとく剣に吸い付き、それを依り代としてあっという間に鹿は完全復活。
「WTF!?」
殺◯犯は逃げていこうとしますが、その様子を鹿は見逃しません。剣を取り、投げ上げて自身も空を飛びます。
**「天・空!!!」**
打撃を受けた(剣は鈍器の如きものだった)殺人犯は画面横撃墜し、二度と戻ってきませんでした。
そして鹿はなんとなく走っていきます。
「そういえば俺、なんで走ってるんだ?まあ良いか、考えないで本能に身を任せよう。」
そして鹿は走ります。ただ走ります。
いつまでも、どこまでも、なぜかも知らず走ります。
まるで、呼ばれているかのように。
ややあって、眼の前に見たことも聞いたこともない謎のドームが現れました。
右には看板が立っています。
『バトルドーム』
「バトルドームかあ、よし、入ろう!」
過ぎた即決の後、鹿はドアに向けて剣を振り下ろし侵入します。
すると、眼の前にはホテルの如き部屋が現れました。
そして、どこからともなく声が聞こえたのです。
**「ようこそ、バトルドームへ!」**
これが、鹿のお話のはじまりでした。