公開中
素敵帽子君 生誕祭!
今日、4/29。文スト最小幹部殿の誕生日でございます!(忙しすぎて5月なってた…。申し訳ないです)
そういや最後に投稿したのいつだっけ…?
ホワイトデーから1ヶ月半くらい音沙汰なしだ…。
本当にすみませんでした!
そろそろ身の回りも落ち着いて来たので、ぼちぼち再開します。
事務連絡
pixiv開設しました!
https://www.pixiv.net/users/102482247
これから投稿していくので、気が向いたら覗いてみてください!(最初はプロセカを投稿する予定です)
さて、本編に参りましょうかね。
今回、なかなかカオスになってます。
side:無し
「今日の太宰さん、やけに仕事が速いですね。」
「あ〜、今日は誕生日だからね。」
「えっ?太宰さんの誕生日って確か6月じゃ…」
「太宰が自分の誕生日に仕事なんてすると思う?」
「確かに…「また1年生き延びてしまったよ」みたいな事を言い残して川に入っていきそうですね。」
「彼奴が今日仕事をしっかりやってるのは早く帰るため。何故なら、今日は素敵帽子君の誕生日だからね。」
「素敵帽子君?って一体…?」
「彼奴の元相棒だよ。今は一緒に住んでるんじゃないっけ?」
「そうなんですね!
そういえば、乱歩さんは何処でそんなにたくさんの情報を…?」
「僕は世界1の名探偵だからね!」
「…はあ、彼奴が何時もこうならどれだけ予定を正確に行えるのだろうか…。」
「国木田さん…大丈夫ですか…?」
「優秀すぎるのも困り物だけどねェ。」
「与謝野さん!?いつの間に…」
「中也とのデート…せめて午後からでも…」
「そういえば太宰さん、今日は休みじゃ…?」
「賢治の出張が長引いててな。人手が足りなくなり、不本意だが休みを取っていた太宰に出社命令を出した。」
「でも、普段の太宰さんなら絶対来ませんよね?」
「何でも、嫁に言われたんだってねェ。
「俺の誕生日はいつでも祝える。が、探偵社は今手前ェを必要としてんだよ。それに、仕事気にして楽しみきれないのももったいないだろ?俺は待ってっから、行ってやれ。な?」
本当、太宰なんかにはもったいない嫁だねェ。」
「中也さん…。」
「よし、終わったあああああ!」
「五月蝿い!」
「まあまあ…。」
「おっ、終わってるねェ。よし太宰、これ以上仕事させられる前に帰んな!」
「太宰ならもう帰ったよ〜。
ねえ与謝野さん、駄菓子ってどっかにある?」
「ああ、其れならここの戸棚に…」
---
「ただいま!」
「…はっ?」
「中也〜!御免ね、思ったより長引いて…」
「いや、殆ど待って無えんだけどな…」
「折角の中也の誕生日なんだよ?1秒足りとも無駄にしたくなかったのに…」
「…何か違うな。
なあ、手前…太宰じゃ無ェだろ?」
「えっ?私は太宰治本人だけど?」
「これで確定だな。
手前は俺の知ってる太宰じゃ無ェ。」
「えっ?…なにか、証拠でもあるわけ?」
「太宰は、俺と部屋で二人の時は一人称が「僕」になんだよ。本人も気付いて無いっぽいがな。」
「なっ…!?」
「背後ががら空きだが?」
「ぐっ…!かはっ…」
「残念だが、手前が成り代わろうとしてた奴は手前なんかより余程多才で少し幼い、手前よりずっと魅力的な奴だ。」
「中也!大丈夫!?」
「お、こっちは本物だな。
お帰り、太宰!」
「此奴、何?」
「手前に変装してた屑だ。」
「…どうするの?」
「うちの拷問班に引き渡す。」
「じゃ、そうしよっか!
…ごめんね、中也。」
「…仕事の事か。
俺が行って来いって言ったろ?手前はそれに従った迄、だ。」
「…でも、折角の誕生日を無駄にしちゃって…」
「…何かあったか?そこまで素直なのも珍しい。」
「何もないよ!でも、一生中也だけを愛すって決めた矢先にこんな事があったもんだからねぇ…」
「…一生?」
「あ、言っちゃった。」
「…さては、最初っからこの流れに持ってくつもりだったな?」
「…何でいちいち説明するのさ。」
「何でだろうな?」
「…まあいいか。
ねえ中也、一寸いい?」
「ん…?指輪、じゃ無えのか?」
「まあ、指輪は前に贈っちゃったからね。
腕、出して。」
「…腕輪?」
「ふふ、指輪の次はこれだと思って。
受け取ってくれるよね?」
「受け取らない訳あるか?」
「さっすが中也、シンプルなやつにしたのに。
私が選んだだけあるね。」
「それ、どっちを褒めてんだ?」
「まあまあ〜。」
補足
ブレスレットを贈る意味、ご存知ですか?