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火蘭と林奈は逆属性
初小説です
「林奈ちゃん!」
「どうしたましたか?」
私の名前は|火蘭《カラ》!
好きなものは辛いものとゲーム!
そして、この子は|林奈《リナ》ちゃん!
好きなものは甘いものと本!
私と林奈ちゃんは大親友!
喧嘩は一回もしたことないんだ〜
火蘭「あのさ~、どうして私達仲いいんだろうな〜って思って」
林奈「確かになんででしょうか?
私のような植物属性と火蘭さんの火属性は基本的に仲が悪く、昔は些細なことで戦争になったこともあるらしいですからね…」
火蘭「え!?戦争したの!?」
林奈「大昔ですが、驚きですよね」
「お二人さん、何話してるんだい?」
火蘭「あ、楽莉兄」
林奈「楽莉さん!こんにちは」
この人は|楽莉《ラリ》!
好きなものはジョークと友達
私達の頼れる兄貴だよ!(兄貴分)
火蘭「今ね、どうして私達が仲がいいのか考えてたんだ〜」
楽莉「あ〜…たしかに君たち逆属性だもんね」
二人「逆属性?」
楽莉「基本的に相性が悪い属性同士のことだね」
林奈「なるほど…勉強になります!」
火蘭「植物属性と火属性は逆属性…他にはなにかあるの?」
楽莉「水属性と雷属性や、光属性と闇属性とかがあるよ」
林奈「へぇ〜…」
楽莉「ちなみに僕は楽属性。逆属性がない属性だよ」
火蘭「ふ〜ん…」
楽莉「話を戻すと、君たちが逆属性なのに仲がいいのは、違いを楽しめてるだからだろうね」
火蘭「違いを楽しむ??」
林奈「どういうことですか?」
楽莉「逆属性で相性が悪いのは、相手の違いに理解できないから。でも、君たちは相手の違いを楽しんでるんじゃないかな」
林奈「な、なるほど。分かりました!」
火蘭「私も理解できたよ〜!」
楽莉「そりゃ良かった」
林奈「さっすが楽莉さんですね!」
楽莉「そういえば、なんでそんなこと急に言い出したの?」
火蘭「ゲームやってて、火属性と植物属性的なキャラクターが出てきて、立ち位置がとても仲良さそうに見えなかったから」
楽莉「なるほどね」
林奈「確かに、私達のような属性同士が仲が良いお話は少ないですからね…」
楽莉「まあ二人が仲いいんだしいいんじゃない?」
火蘭「そだね〜」
「俺を煽るな〜!」
「いや、煽っているつもりはないのだが…君があまりにも愚かだっただけさ」
「煽ってんじゃね〜か!」
この子達は|輝《ヒカル》くんと|闇夜《ヤミヨ》くん
輝くんが好きなものは朝と太陽
闇夜くんが好きなのは夜と月
輝くんは元気なムードメーカー!
闇夜くんはクールで真面目なんだ〜
火蘭「また二人とも喧嘩してるの〜?」
輝「だって闇夜が俺のこと煽ってきたんだよ!?」
闇夜「少しからかっただけなんだがな」
楽莉「君たちはいつも喧嘩が絶えないね」
林奈「毎日大変ですね…」
輝「林奈ちゃんそんな哀れな目で俺を見ないでよ…」
火蘭「どんまい〜」
林奈「いや、哀れには思っていないのですが…お二人は逆属性なので仲があまり良くないんだな〜と…」
楽莉「確かに二人は光属性と闇属性だもんね」
林奈「そういえば、友達から質問があるらしいんですけど…」
楽莉「質問コーナーってやつだね」
林奈「沙夢ちゃんが、『自分の属性の不満は?』だそうです」
闇夜「闇だからって悪者として見られるのは辛いな…」
輝「と言いつつ闇だからって逆にモテてるじゃん」
火蘭「私は興奮すると周りのものを燃やしかけるのが嫌だな〜…」
輝「俺はなにかやらかすと『光のくせに』って言われるの。あれが嫌だな」
楽莉「僕は別にないかな」
林奈「なるほどなるほど…ありがとうございます!」
林奈「他にも、真汰くんが、『モテる秘訣は?』だそうです」
輝「闇夜、お前が答えろよ」
闇夜「う〜ん…別に何かを意識しているというわけではないが、女の子に優しくする。に限るんじゃないか?」
林奈「ついでに火蘭ちゃん、男子が何したらキュンとしますか?」
火蘭「え〜?やっぱりピンチのときに助けてくれたらキュンとしちゃうよね〜…夢見過ぎかな?」
林奈「いえいえ!ありがとうございます」
林奈「じゃあ最後に、好きな人はいますか?」
火蘭「別にいないかな〜」
闇夜「特にいないな」
楽莉「いるよ~」
火蘭「えっ!?だれだれ?」
楽莉「今はいるかいないかを聞いているんだよ☆」
火蘭「む〜…」
輝「俺もいる…けど教えないからな!?」
闇夜「ニヤ−」
輝「知ってるからってニヤニヤするな!!」
闇夜「すまないな」
火蘭「あ…もうこんな時間!家に帰らないと…」
林奈「そうですね。私も帰ります」
輝「じゃあ俺も〜」
楽莉「じゃあ僕も帰ろうかな。闇夜くんも…ってもういないや。外暗いから知らぬ間に帰っちゃったのかな」
火蘭「まあとりあえずみんなで帰ろ〜!」
林奈「そうですね」