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諸事情により幼馴染はご友人がおりません(1人を除く)。
私には幼馴染がいる。といっても人々が思うような幼馴染ではない。PTSDとか自閉症(天久鷹央の推理カルテの天久鷹央の障害と一緒である)と、吃音症を持つ、モデル並みに綺麗な女の子である。
その子の名前は––––“夢乃 霧華|ゆめの きりか”。
見た目が綺麗だから、最初は人が寄ってくる。
でも、女は皆、おしゃべりを1番の交流とする。
だから、吃音症であるだけで、人は去る。
だというのに、自閉症スペクトラムという症状がある。
つまり。言葉にはっきりさせなくてもわかるだろう。
––––友達が、いないのである。
20XX年 第4X回 入学式。
自由度の高い事で少々有名な、偏差値高めの大学附属校。
そこに、一際目立つ美貌の女子高生と––––ごく普通の女子高生。
もちろん、ごく普通の方が私、林那 凛華|はやしだ りんか である。
隣に歩く女の子、霧華は周りの視線は気にせず、つかつか歩き続ける。風で髪が乱れるのも絵になる。まあ、モデルはやってないけど。
クラス分け表を受け取り、眼を通す。
私が三組。霧華が七組。
クラス分けで、教室が分かれた。
霧華の反応が気になって、横をこっそり盗み見る。
霧華は、驚いたような、悲しそうな、複雑な表情だった。
気づけばじっと見てしまっいて、霧華に気づかれそうだった。慌てて、ばっととりあえず書面を適当に眺める。
「各クラスに分かれてください、確認します」
一年の教師らしき男性が声をかける。
ばらばらと人混みが分かれて行く。
霧華は人混みが苦手らしいから、心配になって、去っていった霧華の背中を見る。
一瞬で、若い男女に囲まれて話しかけられている。
さすが美形だな、と思った。でも、次の瞬間、心配になった。
うまく会話ができるだろうか。
マトモな友人が1人でもできるだろうか。
嫌われないだろうか。
ここにいる人々は症状を知らない。
無意識に、一瞬で人混みに紛れる背中を追いかけたくなった。
けれど、三組であろう人々が塊となって教室に向かっている。
仕方なく、霧華の背中ではなく、三組の教師であろう女性の背中を追いかけた。
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教室で、自己紹介をし、教室を確認し、簡単なレクリエーションをした。声を出すようなものが出た時は、少し霧華が心配になった。
そして、少し長めの休み時間になった。
その時、学年主任の男性が声をかけてきた。各クラスに分かれてください、といった、あの男性だった。
「林那さん、少々お話が。」
ドクン、と心臓が悪く跳ねた。何も悪いことはやっていないはずだけれど。
「あ、はい。どうされましたか?」
動揺を隠すように、返事をした。少し声が裏返ってしまった。
そのことを気にせず、学年主任の男性が答えた。
「夢乃さんのことですが…。ぁ、名乗り忘れていました。私は学年主任の桐川東と申します。」
名札を見せながら告げる。東と書いてあずまと読むらしい。
でも、そんなことはどうでも良い。
“夢乃さんのことですが”。
霧華が何かやらかしたのだろうか。けれど、どうして私に声を?
困惑している私を気遣ってか、桐川先生は続けた。
「夢乃さんの症状を教師が把握しきれていなくて、夢乃さんはクラスメートの前で自己紹介させてしまうなどをしてしまい、人々に笑われてしまったそうで。教室を出たそうです。そこで、譫言のように凛華、凛華。と言っていたそうで、何か分かるかな、と。」
驚いていた。霧華は人とあまり関わりたくないと言っていたから。私はくっつき虫みたいに思っていたとか、良くて取り巻き的ななにかとかそんなこと思っていたかと思っていた。
なのに。
霧華は––––。
「林那さん?」
はっとした。そういえば、会話の途中だ。
「えっと…。きり––––夢乃さんは、吃音症の中で、一番会話内容が制限される、難発型でして…昔からじゃないです。ある出来事がきっかけですけど…それで、元から恥ずかしがり屋でネガティブな子だったのに、難発による人々の視線によって、多分、そうなったかと。それか、何かしらのトリガーに引っかかってしまったか、悪いことを思い出してしまったかと。」
言わなくて良いことも、大体言ってしまった。さっき、答え忘れていた事をかき消すように。
桐川先生は、しばらく考えた後、口を開いた。
「トリガー…思い出す…?PTSDですか?その情報は貰ってませんけど…。なにかあったんでしょう。とりあえず、立ち話の内容ではなさそうなので、放課後、複数人の教師と、夢乃さんを交えてお話ししましょう。」
そう言うと、桐川先生は、職員室の方に向かっていく。喉が動かなかった。体も動かなかった。
––––“トリガー…?PTSDですか?”
見た目と裏腹に優しげな声がフラッシュバックする。
私は少し安心した。理解してくれる人、それも大人ができてくれて。
同時に、ザラ…と胸元のあたりにモヤのような、嫌な感じがした。原因はわからなかった。
その時、先ほどのレクリエーションで少し仲の良くなった子––––習志野あゆか––––に声をかけられた。
「凛華ちゃーん、どしたの?早く教室入りなー?見せたいものがあるんだー」
反射的に答えた。
「わかったー。今行くねー」
胸元の違和感を押し込んで、時間を過ごした。
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放課後、家に帰って、また、学校に行った。校門を通ると、専科の担任が声をかけてきた。
「どうも、林那さんですね?職員玄関からまっすぐ行って、三つ目の扉の会議室にお入りください。」
軽く会釈をして、言われた通りの部屋に入る。すると、霧華がすでに座っていて、他の教師もズラリと座っている。霧華が不安そうな目で見てきた。
こんな大事だなんて聞いていない。私も不安だった。大人に対してちゃんと喋れる気がしない。
霧華の隣に座る。すると、学年主任の桐川先生が口を開いた。
「さて、夢乃さんのことを議題に会議をする。では––––」
会議。つまり、会話。それこそ霧華ができるわけがない。早く終わらせた方がいい気がした。
「す、すみません。」
反射的に声を出してしまった。全員の視線が集まる。学年主任の声を遮って、声を出した子供|わたし に。
やってしまった、と思っても、やり直せない。思い切って、声に出すことにした。
「会議、というか対話がきり––––夢乃さんが苦手無ことなので、できれば早く終わらせた方がいいかと。あと…残りは大人のみでの対策を…した方がいいと思…います。」
一瞬の沈黙。一瞬が、時が止まったように長く感じる。子供が大人に意見を出すな、という感情が実際なかったとしても、あるように感じる。冷や汗が つー、と伝った。
やらかした。
桐川先生が口を開けた。
どく、どく、と心臓がうるさい。
「あなたのいう通りです。2人に、必要最低限のことのみにしましょう。」
安心した。もし何か別のことを言われたら、なんてことは考えたくなかったし、起きてほしくなかったから。
「では。とりあえず、夢乃さんの症状について。そして、林那さんと夢乃さんの関係と、その内容によりますが、二人をどう扱うか。最後に、夢乃さんの今後について。」
3本指を立てながら、私たちに向けて、また続ける。
「まずは、夢乃さんの症状について。正直、夢乃さんの口で言って欲しいところですが、言えないようなら林那さん、教えてください。」
うん。
書いてて飽きた。
続き思いつかん。
ごめんねー(てか私の小説読んでる人いないか…)
80%の確率で続かないかなぁ…。
楽しみにしてるんだったら教えてくれるとやる気出るかも。
てか、続き「こんなのが良いー」てのがあったらできる限りで可能な限り実行する!てかしたい!