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1-1 殺し屋とターゲットの出会い
私、萩原沙奈。殺し屋。そんな私にも相棒はいる。神崎恵那。恵那とは仲が良い。幼なじみ。実はふたりとも生まれつき殺し屋で、たまたま任務で一緒になってお互い正体がわかった。最近は単独行動が多くなった気がする。人手不足だからであろう。今回は久々の二人での任務。
??「さて、コードネームサファイアとコードネームダイヤ、二人で今回は任務をこなしてもらう。かなり大人数だからお前等に任す。お前等は幼なじみでありつつも相棒なんだろう?期待しているよ」
今喋っているのはリーダーのコードネーム、ラピス。そして名前は高橋真央。私のコードネームはサファイア。恵那がダイヤ。
沙奈「はい、只今行ってまいります。」
恵那「任務をきちんと遂行してきます。」
真央「期待しているよ。今回の資料は君達の部屋に置いている。」
沙奈「恵那、行こっか」
恵那「そうだね、」
二人は同じ部屋。だからもう毎日一緒。
沙奈「これが、、、、今回の資料か。かなりの大物組織だね。。。」
恵那「そうね、かなり悪徳企業。まぁ問題ないわ。沙奈がいれば私は無敵。」
ふぅ。。。任務完了。にしても敵の数半端なかった。。資料で見たときより多かったんだけど?
恵那「何か、、、資料で見たより人数倍じゃなかった?」
沙奈「うん、倍だったね。後で真央に怒らなくちゃなぁ。。。」
沙奈「あ!真央じゃん!」
真央「ん?あ、沙奈と恵那ね。久しぶり。こうやって会うのは久しぶりかな?」
恵那「いや、久しぶりも何も。。。学校で会うじゃん。。。」
真央「あれ?そーだっけ?組織の事考えちゃうからあんまり学校とかの記憶が飛ぶんだよねーw」
沙奈「それはそうと真央、あんたまた敵の人数間違ってたよ?まーた苦労したんだけど?」
真央「えー?ちなみに今回は何倍?」
恵那「反省しろよ。。。。」
沙奈「えっと確か2倍」
真央「マジかぁ~。。。それは謝るわ。。。あ、そうそう。沙奈、あんたに任務」
沙奈「ん?なになに?またぶっ続けての無理を押し付けてくるの?」
真央「これ、こいつが今回のターゲット。近藤雷夏。こいつを1年以内に殺す任務。」
沙奈「近藤雷夏?どっかで聞いたことある名前だね。。」
恵那「あぁ、こいつ知ってるよ?同じクラスじゃん!!」
真央「うん、親に虐待されてて死にたいんだってさ、その願いを1年以内に叶えてあげて」
沙奈「ラジャ〜〜〜」
私は心底めんどくさかった。ただめんどくさかった。
取り敢えず、関わるだけ関わってみるか。。。
沙奈「ねぇねぇ、雷夏君!どうしていつも本を読んでるの?」
雷夏「あぁ?何だったっけなぁ〜。。」
沙奈「てかさ!甘いもの好き?」
雷夏「甘い物。。。?好きだけど。。」
沙奈「じゃあちょっとついてきて!放課後、門前で集合してね!」
雷夏「ハァ?理由は?」
沙奈「良いから良いから!!!!」
〜放課後〜
雷夏『言われた通り、来てみたが、、、俺以外居ねぇじゃねぇか。。まぁ、帰れねぇだけマシか。。』
沙奈「おっまたっせ〜!ごめんね、いきなり急に呼び出しちゃって!でもどうしても行きたいところがあって、、!」
雷夏「一人で入るのが気まずいって事か」
沙奈「そうなの!恵那は今日習い事だし、真央も今日は出掛けるって言ってたから。。」
雷夏「ハァ‥行くぞ。そんでどこにあるわけ?」
沙奈「えーっと、、、駅前!!」
雷夏「そうか。じゃあすぐ着くな。でも一度家に帰っていいか?着替えたいし、、」
沙奈「ダメダメ!今日はこのまんま直行!」
雷夏『意外と沙奈ちゃんって強引…?』