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自主企画参加用ー殺し屋・スパイ小説ー(多分完成
※絡みセリフの数や文章量が均等ではありません。
もし均等にしてほしい場合は言ってくだされば数だけでもみんな同じ数にします!
※完成遅れてごめんなさい…!!
抜けてるところあれば教えてください。
名前:|寝孤 番太《ねこ はんた》
二つ名︰悪魔の申し子
性別:男の娘
性格:元気いっぱい 、明るい 、ふわふわしている 、ポジティブ 、優しくはない
嘘がめちゃくちゃ上手い 、人の真意をつくのが上手い 、心を読むのが上手い
頭の回転が速い 、発想力と柔軟性がある 、単純に頭がとても良い
霊感とかそう言うのはないと本人は思っているが、本当はバチクソある
組織のみんなを大切そうにして優しく接してる(お見舞いとか必ず行くしお見上げとか言って一人一人の好きな食べ物とか買ってくる)けど、別に特段大切じゃないし好きってわけでもない。ただの人間観察っていう意識
本人気づいてないけど超絶無自覚サイコパス 、隠れ毒舌
年齢:26歳
役職:第一希望 組織の創立者
第二希望 拷問(ボス)
第三希望 総合戦闘(部下)
能力:『|ディテクト・ディシェプション《偽りの見破り》』
相手の嘘を全て見破ることの出来る能力。常時自動発動している能力で、本人の意思で発動を止めることができない。能力の発症から死ぬまで、永遠に続くある意味最悪な能力。
嘘の内容やどこの部分で嘘をついていたかまでは分からず、話した時に嘘をついたかどうかだけが分かる。嘘をつくと能力の所持者の頭の中に嘘をついた相手の顔が思い浮かび、その目が犯罪者みたいに伏せられる。ちなみに記憶障害などの場合は嘘をついた要因になる箇所にバッテンがついた姿が思い浮かぶのだが、本人はその機能(?)があることを良く分かっていない(例えば鬼面ちゃんは偽名を名乗ってるけど、記憶が無くなっているせいでそうとしか名乗れないから頭にバッテンが付く)
嘘をつけばどんな妨害の能力を発動されても分かるので、その辺は有能。
簡単に言えば嘘発見器。万能ではなく、ホントの力を知られると番太は不利になるので力を盛りに盛って嘘をついている。
武器:嘘(相手を完璧なまでに騙せること)頭の良さや発想力なども一応武器。
身長:168.7cm(26歳男性にしてはかなり低い)
体重:52.8kg(身長のわりには軽い、痩せ型)
容姿:
髪はセミロングぐらいの長さで、いつも上の方で全部二つのお団子にして結んでいる。一人でいつもやってるので、ちょっと髪が飛び出してる(トガちゃんのもうちょっと整ってるバージョンをイメージしたら分かりやすいかと…)留めているのは黒色のリボン。髪色は銀と白の間くらいの色をしていて、少し癖っ毛。前髪は左に流してぱっつん、軽く目にかかるくらいの長さ。横髪は少しだけ残していて、胸の上あたりまでの長さをしている。また、左側の横紙の一部は三つ編みにしている。三つ編みにしている部分だけアガット色のメッシュが混ざっている。
結構タレ目で、まつ毛は鉛白色、長め。ルビーのようなキラキラした薔薇色の瞳をしていて、嬉しいことがあったりするとキラキラ度(?)が増す。右目の眼球は生まれつきなく、空洞になっているが、本人は特に隠そうとなどは思ってなく、堂々としている。本人が気にしていないのは、生まれてすぐに死んでしまった兄が、いつも一つ目を貸してくれているからなのかもしれないが…。また、右目と兄どちらかが馬鹿にされた、悪く言われたと判断すると目の光が消え、口が裂けて見えるほど笑顔になる。そして、あるはずのない右目の瞳がこちらを見ているかのように感じてしまう。
眉は下がり眉でまつ毛と同じ鉛白色。肌は白い。
いつも にこっ と可愛らしい笑顔をしていて、一切不気味さやボスっぽさがない。
かなり痩せていて、「コイツメシ食べてる?」って言いたくなるほど細い。
組織の人間といる時や仕事中などは、ハイネックのセーターに、自分よりデカい白衣を羽織っている。下は必ず長ズボン。白衣はデカすぎて普通にしてたら袖口から腕が出てこないので、手が見えるところまで捲って(寄せて)安全ピンで留めている。裾はギリギリ床につかないくらいの長さ。色は普通に白色。
なかなか着ることはないが、マジの私服はハイバック・オーバーオールやロピー・セーターなど。色は基本黒や白、時々赤色などを着る。
URL↓
https://firealpaca.com/get/OZCXzbep
好きな○○:動物 、お酒(主に日本酒) 、鮭の皮(もちろん身も好き) 、酒のつまみになる物
気に入った|玩具《人》(ある意味趣味で、よく話す。自分の前でだけ毒舌気味になるのは気に入られてる証拠。彼の『好き』=気に入っている、ということが多い)
人間観察(趣味でもある)
嫌いな○○:梅酒 、魚(鮭は食べれる)
右目or兄を馬鹿にした奴、物(大嫌い、死ね)
寒い場所(苦手)
一人称︰ぼく
二人称︰キミ 、名前ちゃん/くん
お前(右目or兄を悪く言われたと判断した時)
サンプルボイス:
「‥あ、えっと。ぼくの名前は寝孤 番太。好きな呼び方でいいよ!
好きなものは動物とかお酒かなっ。…え?ぼくもう二十歳過ぎてるよ?(微笑」
「えっ10代‥?ぼ、ぼくはもう|二十歳《はたち》過ぎてるよっ?
というかなんならあと数年で|三十路《みそじ》だし…💧老てくにつれて体の動きも鈍っちゃって困るよ〜」
「ん〜、身長って大きいと当たり判定大きいし、不利じゃない?ぼくは小さいほうが有利だって思ってるからこの体で嬉しいよ!」
「あれ、言ってなかったっけ。ぼく、この組織の**創立者**なんだよ?
あっはは、面白い顔〜!!意外だったんでしょ。まあ、そう思うのも無理はないよね。大丈夫、みんなこの経験してきたから!!」
「ん〜…別にねぇ、仲間が好きとかそう言うんじゃないんだよね。う〜ん…実験っていうか、観察っていうか?(笑」
「ぼくは敵対組織とも和解を必ず提案してるんだけどね〜。話聞いてくれない獣みたいな奴ばっかでやになっちゃうよ〜。あははっ」
「キミ__《《どうして嘘をついてるの?》》
…あは。ぼくの能力は嘘が丸見えになるすっごい力なんだよ!どんな嘘をついてるかも全部分かっちゃうんだ〜。だからね、キミがどんな嘘をついてるのかも全部分かっちゃう!!
(相手がいなくなってから)_え?ああアレ‥殆ど嘘だよ?ぼくの能力、そこまで万能じゃないもーんっ」
「嘘は…ううん、嘘をつかないで生きられる人生なんてないんだよ。この世界は狂っていて、息がしづらくて__`心底 美しい`から!」
「_お前今、ぼくのお兄ちゃんのこと馬鹿にしただろ。
アハッ、流石のぼくも〜、お兄ちゃんのこと馬鹿にされるのはあ……`気ニ食ワナイ`」
「ぎょ、う…ッ!?__こっ、コレ餃子ナノ‥!!スゴっ‥(怖)__
んー…あのねぇ、あはは〜‥実はぼく、もうご飯食べちゃったんだよね。たまたま早起きしたからお弁当作ったの。それ食べてお腹いっぱいで今にも吐きそうで……
せっかくだけど、他の人たちに食べてもらって鬼面ちゃん!**絶対に**美味しいって言ってもらえるよ!!ニパーッ」
「……鬼面ちゃんってさぁ、自己紹介した時鬼面って名乗ったじゃん?あれ嘘だよね〜。
ぼくの力は嘘が丸見えになる力なんだ。だから分かったんだけど……なんか不思議な感じなんだよね、いつもなら犯罪者みたいに目が伏せられて〜って感じなんだけど、鬼面ちゃんの時はこう…頭にバッテンがあって…。
…まいっか。裏社会で真実なんて求めるものじゃないし〜。」
「あ、ノルちゃ〜ん!えへへ、久しぶりぃ。最近はちゃんと寝てるの?体調管理はしっかりしなくちゃダメだからね…ノルちゃんとか、敵と近くで戦う子たちは特に気をつけないと!フとした時にやられちゃうんだからね。
‥ん?ああ…そう言えば新しく来た子とか居たね〜、うんうん…ありがと!確認しておくね〜」
「あは、別に良いよ〜。伝えてなかったぼくも悪いし!
…今まで通り接してくれてて良いよ?そっちの方が居心地良いんだ。人の本質っていうものも見抜けるしね〜」
「‥あれ、汐ちゃん‥殺せないの?《《実のお兄さん》》のコト。
ダメだよぉ汐ちゃん。ターゲットは、きっちり殺して始末しないと……この組織に、お兄さん探す協力させるって言うのは、`*こう言うことなんだから!!*`(ニコッ」
「奏ちゃん体調だいじょぶ〜?__お見舞い来たよ〜。__
この前美味しいって言ってたトコのチョコ買ってきた!‥あっチョコって今食べれる?…そっか、ごめんね〜、無理しないで💦 食べる時に食べてくれればそれで嬉しいから!
__だね。うん、それでまた体調崩しちゃったの…?…ごめんね、無理させちゃって…最近聞いてるよ?奏ちゃん、週三日のペースで徹夜してるんでしょう‥。
組織のために頑張ってくれるのはぼくにとって嬉しいことこの上ないけど、体調が崩れちゃって倒れられたら心配でぼくまで倒れちゃうよ~‥。」
「紅ちゃんって凄いよねぇ、いろ〜っんなことを視野に入れて考えれる。ぼくってなんだかんだいって馬鹿だから、そこまで出来てないと思うんだぁ…。
ぼくもこの組織の創立者なんだから、もっとちゃんとしないとねっ!!」
「(ライアが好きじゃない人に対して)_え〜、ぼく、ライアくんのこと結構好きだよ?なんで嫌いなの?
…あ〜‥そうなんだぁ、ふぅん‥あっそう。へ〜、そっか。え〜。うん、そっかあ。
……ねえ、そろそろ終わりにしても良い飽きたんだけど退いて通れないからどっか行ってよ」
「_!おかえりライアくん〜。え、いつぶりだろーねぇ?‥余裕で数ヶ月ぶりとかじゃない?
あはっ、お疲れ様〜。お礼にぼくへのイタズラを許してあげよー!(微笑)
…なんてね!冗談だよ〜。いつでもしていいよ?ふふっ。」
「__ねえ、アスちゃん。まだ親友のこと気掛かり?…そっか‥…親友と、会わせてあげようか。
…ふふ、そのまんまの意味だよ〜!親友に会う、それだけ。
そんなに気になってたら、仕事に支障が出る気がするんだよねぇ……」
「親にも、友達にも、否定され続け、守った《《つもり》》の唯一の親友にも裏切られた末に傷つくことを恐れた哀れな子__二度と悲しまないよう、親に続いて自分をも殺した《《つもり》》の可哀想な…クスッ
中途半端に殺した自分は今も心の中で生きていて、今のキミ_死んだ自分に、感情を与えようとしている。知ってる?“心配”っていうのも立派な感情で、“不安”も、“無”すらも感情の一種なの。親友が元気か心配なら一方的に監視でもすればいいのに。さらに言うと、『確認をする』っていうのは自分の意思なんだよ?確認するっていうのは自分の意思で確認しよう!と思わないとできない。
ちなみに、本当に感情が死ぬことがあるのなら__それは`体の死`だ。脳が感情も意思も作ってるんだから、体が死ねば脳も死ぬ、そして感情も意思も全部無くなる。ぼく、一度でいいから見てみたいよ。生きながらに感情と意思が死んだニンゲン……(微笑)
嗚呼……こんなことなら、本当に死んだ方が楽だったのかもしれないね。クスクス」
「_そうして孤独な少年は、“友”を知り“仲間”を知り、二度と失わないために力を身につける!…フフッ、良い話だねぇ。
…ぼくがその、“仲間”に入っていなければ……そのお話はもっと素晴らしく、美しいものになっただろうに…。」
「_っ〜はいっぼくの勝ちッ!!!!
や、危なかったぁ。このクロスワード思ってたより難しかった…💧」
「キミのその能力って、隠していること…嘘とかも含まれるの?
へ〜、いいなぁ万能ってヤツだ!ぼくの力と合わせたら最強だったりしてね〜、あははっ」
「最愛のお母さんを殺された恨みを晴らすためにこの組織に入ったの?ふ〜ん…。
ちなみに相手は誰だか分かってるの?あっそう?教えてあげようと思ってたんだけど、必要ないか!(微笑)
え?w あ〜…殺して全然いいよ?充分観察はしたつもりだし…なにより、人の意思は尊重してあげた方がイイでしょ?ニコッ」
「んわッ?!!
ちょっと、勘弁してよぉ……ぼくMじゃないから痛いの好きじゃない‥!!痛い目に遭わされてる人見るのはそれなりにって感じだけどさ!!マゾじゃないから勘弁〜」
「へえ、キミが鬼面ちゃんの記憶を……__‥嘘はついてないんだねぇ…__
っていうか、過去に無を付与したんだったらもう能力の使用上戻すもクソもないんじゃあないの?ホント意地悪な人〜…」
「……んわ〜なんだこれ…酔ってる時と同じ感覚‥ヒクッ
ん〜……度数高めのテキーラ〜、んー……十七杯分飲んだ時くらい〜?ひひひ〜。」
「血は繋がって無いとはいえ、姉妹の殺し合いとか無意味だよね〜。ってか殺し合い自体無意味か?ふふ。
重力操作はめんとくさいけど〜、勝てるよねぇこの程度の相手なら〜(煽り)
あれっ、ごめんなんか怒らせちゃったみたいw」
「戦争、なんていう無価値で無利益で無意味な戦いのせいでみぃ〜んな死んじゃったの?可哀想に…!
その悲しみ、ぼくは一切分からないけど苦労してるんだねぇ…ホントにただただ可哀想な子、特にぼくの組織じゃなくて敵さんとトコに拾われちゃったところとか〜。死んじゃう運命になるなんて…ねぇ?」
「…鬼ごっこ?ん〜‥まあ、いいよ!__どっちかって言うと隠れんぼか__
でも一つルールを付け加えても良いかなぁ?
_『開始までは10秒の猶予がある』『開始から一時間で見つからなかったらそっちの負け、ぼくは殺さず撤収する』ねえ、いいよね?嘘は吐いちゃダメだよ、はいと言ったら絶対守ること…いいね?ニコッ
ふふっ…………さてと‥めんどくさいなぁ…。
__|自分の部屋《組織の建物の中》にでも隠れようかな(棒)__?」
「!__いまさら…ッ__…ふぅ。
ねえ?ヒルくんの言う、“完璧”って何?なんでも出来ること?みんなに優しいこと?
…この世界に、完璧なんて‥医者でもなんでもいないんだよ…__この組織も‥__そんなものあるなら、この組織の誰かがきっとなってるでしょう?」
※敵なのに味方風に喋ってるとかあったらすみません!!
他参加者の呼び方:
鬼面→鬼面ちゃん 、泡影
ノル・アマーダラー→ノルちゃん 、ナイフの死神
汐月→汐ちゃん 、闇夜(ちゃん)
星夢 奏→奏ちゃん 、知恵々王
珊瑚 紅→|紅《こう》ちゃん 、コーラル( 、宝石)
ライア・ツーザン→ライアくん 、悪魔 、嘲笑いくん
アレシス・モナクシア→アスちゃん 、孤毒
レイン・アイルズ→レインくん 、幻初の星
孤懐 妖華→妖ちゃん 、化け狐
十五夜 莉杏→杏ちゃん 、ルナ 、満月
胡月→|月《つき》ちゃん 、孤月
酒呑 鬼羅→らにちゃん 、酒呑童子
ルア→ルアちゃん 、血夜 、殺人姫
左鏡 朙→朙くん 、シクラメン 、シクラ
アルファ→アルちゃん 、|A《エース》ちゃん
ヒール・ネオラスト→ヒルくん 、守護
※性別不明の子は基本ちゃん付けです。
過去:
彼の生まれはとある有名な財閥。その財閥は名だけではなく、きちんとした実力、権力を持っている。
そんな財閥の社長である男は、自身の妻との間には子宝に恵まれず、跡継ぎをどうするかという話題でもちきりになっていた。男は『適当に養子を貰って教育しよう』と、妻は『自分が腹を痛めて産んだ子供を愛したい』と…どちらの意見もごもっともで、本音で…どちらも引けないまま夫婦はずっと論争になっていた。
すると、ついに夫婦は子供を身籠った。男は心の中で喜び、妻は声に出して大喜びした。しかし__その子供は、酷く衰弱しており、
「産む前に腹の中で死んでしまう、仮に産めてもすぐに亡くなってしまうだろう」
と医者から告げられた。男は『運が悪かった』で片付けようとしたが、妻は『私がもっとちゃんとしていれば』と自分を責め続ける。そんな妻は、
「もし死んでしまうとしても、私はこの子を愛したい。産みたい」
そう男に告げる。しかし男はその意見を無視して
「そんなモノに腹を痛めるより、次の子供を産んだ方がいい。中絶しろ」
と妻に命じた。これは夫として、父としてではなく、財閥の社長としての意見。妻は、男がそこまで冷徹で子供を愛そうとしない人だと思っておらず、その意見を聞いた時に心を砕かれてしまう。
妻は男から逃げることを決意した。女手一つで子供を育てるのは、それも体の弱い子を育てるのがどれほど辛く難しいことかはしっかりと理解していた。しかし、このままではこの腹の子は父親からの愛を知らず育つ…死んでしまうと思ったのだ。新しい人を、死んでしまう確率の高い腹の子でも愛してくれる人を探して、男の元を去った__
あれから数ヶ月、腹の子まで愛してくれる男を見つけることのできた女は、夫となる男と共に病院へ検査に行く。すると、医者から
「腹の子は双子だった」
と言うことを告げられる。そして、体が酷く弱かったのは兄の方だと知った。しかし、弟の方も決して体が強いわけではなく、なんなら少し弱いと言う話。双子となると、二人とも無事に産むことはさらに困難になる。そのため医者は、
「必ずどちらかは死んでしまう」
と言い、自身の中での最善の意見を告げ最後は妻に判断を委ねた。妻と夫は酷く悩んだ。医者は、『“帝王切開分娩”という、腹を切って子を産めば弟の方だけを確実に助けることはできる。しかし、もし仮に、自然分娩など通常通りに産むとなれば、どちらの子も亡くなる確率がぐんと上がる』と言うのだ。妻はどうにか二人とも無事に産める方法はないか探した。
しかし、そんな方法があるわけがなく。最終的には帝王切開分娩をすることになった。
そして出産の前夜、妻は声が枯れるほど、目が赤く腫れるほど泣き叫んだ。
「ごめんなさい、丈夫に孕んでやれなくて、丈夫な体で孕んでやれなくて。全部全部、私のせいなの、ごめんなさい。
どうか、こんな酷い母親を許して。ごめんなさい_」
一晩中、産んでから長く持たないであろう我が子へ必死に謝罪し続けた。
出産して、無事に産まれた少しだけ小さい弟と、まだ産むのには適さない体の大きさ、体重で生まれてしまった、命の灯火が消えかけている小さな小さな兄。二人を割れ物かのようにそっと女が抱くと、弟はにっこりと笑い、兄も生まれたばかりの子とは思えないほど穏やかな表情に見えたと、担当した医者は語る。そしてそんな幸せの数秒後、兄の方は亡くなった。
ちなみに、弟の方は片目がなく、右目があるはずの部分は空洞に、亡くなった兄は単眼症だったという。
あれから数十年、我が子は立派に育った。家族思いで、優しく、頭の良いとてもいい子。女は、我が子に兄が居たことを話していない。もちろん、男の方もだ。しかし、我が子の誕生日には、我が子が寝た後、一切れのケーキに刺さった蝋燭に火をつけ、小さな誕生日会を開く。男も快く受け入れ、小さな声で歌を歌う。
すると、女にはこう言うのだ。
「いつもこの歌を歌うとね…一穏やかに笑った一つの目のようなものが見えるの。
あの子が、小さな小さな誕生日会をとっても楽しんでる」
ある日、我が子はいつも、片目がないのに全く不自由していなかった。まるで右目があるかのように生活をするのだ。女は気になって聞く、
「右目がなくて、何か少しでも困ったことはないの?」
と。単純な疑問を、我が子に放ったことに女はハッとして続ける。
「ごめんなさい、無理して言わなくてもいいの。少し気になったの…」
しかし我が子はこう言った。
「ううん、大丈夫だよ!
あのね、いつもいつも一つ目の《《お兄ちゃん》》が目を貸してくれてるの!」
女は少し体が強張る。一つ目の、我が子にとって兄と呼べるほどの子は一人しかいないのだ。
そう……産まれてすぐに亡くなった、もう一人の我が子。
(嗚呼…貴方は、丈夫に産んでやれなかった、体を作ってやれなかった私を。
同じ弱い体を持ったのに無事に産まれた育ったこの子を、憎んだりなんかせず助けてくれるのね…)
「二人で一つ_この言葉は、このためにあるんじゃないかなっ?ふふっ」
成長した我が子は、今日も兄の一つ目を借り、なに不自由なく暮らしている。
その他:
・身長が滅茶苦茶低いことに関して、番太は全く気にしてない。
イジられても「それで相手が油断してくれるんだよ?」って言われる。
実年齢よりずっと幼く見られたり、小学生とか言われても気にしない。「それがどーしたの〜?」
ただし右目のことを“悪く”言うなら話は別で、組織のメンバーだろうとなんだろうと確実にトラウマになることを言われる。「`お前、今ぼくのお兄ちゃんを馬鹿にしたな。`」
逆に“良く”言うなら気に入られやすくなる。でも褒めすぎたりすると「お兄ちゃんが好きなのお前?」ってブラコン発動するから難しい塩梅。
右目や兄のことは触れないのが一番、自分たちにとっては良いのかもしない。
・めッッちゃブラコン、本当に気持ち悪くて信じられないくらいお兄ちゃん大好きで愛してる。
だから右目を悪く言うと酷い目に遭わされるんだと思う。
(なので他の誰かと恋愛とかは絶対無理です。仮に告白したら
「ぼくはもう、心臓が蕩けちゃうくらい好きすぎるヒトがいるんだ♡」って断られる)
・気に入った|玩具《人》が馬鹿にされるとしばらく機嫌が悪くなる。
番太の機嫌が悪い時はブラコン発動のきっかけとかも意味分からなくなるから、「機嫌悪くさせたの誰‥?!」って犯人探しが始まるのがお約束。
ちなみに機嫌が悪くなると番太は滅茶苦茶早口になって口が悪くなる。めっちゃ分かるやすい。
・身体能力自体は高いのに、何故か運動は全般無理。唯一出来るのは弓道。でも運動っていうのかねコレ…。素質はあるのでやる気になってくれれば一瞬で身につく。
ちなみに幼少期も外で目一杯遊ぶより、室内で本を読んだりすることばっかりだった。
だから、代わりに頭が育ったのかもしれない。
・お酒が滅茶苦茶好きで、週に六日は普通に飲んでる。飲む時は基本一人だけど、みんなで飲むのも大好き。特に日本酒は大好きで、一人で三本分くらい余裕で読む。
お酒への耐性はかなり強く、度数の高いテキーラ十杯は余裕で読める。
ちなみに酔うと若干絡み酒になる。
(自分の部屋とかあるなら部屋にシャンパンセラーとか日本酒用の棚とか壁にかけて置いててほしい!)
作者に対する要望:
・物語序盤はこの子がボス(創立者)だってこと読者の皆さんには分からないようにしてくれると嬉しいです。なんなら「ただの組織の一員ですよ〜」みたいな顔をしててくれると!
中盤が終盤辺りで、「創立者はぼくなんですよ!」って自分から言ってほしいです!
・番太が大の酒好きってことを話した時に「えっお前十代だろ?」って言ってもらいたい。
十代でしょ発言を言うのは誰でも大丈夫です!
・お気に入りになってるのはライアくんとかアレシスちゃん辺りだと思ってます。
・可能なら他の組織の人たちとも結構交流持ってる感じだと…。
・この要望が一番叶えてほしいです!!!お願いします!
誰か闇堕ちさせたり、傀儡っていうと言い方悪いですけど、ちゃんと言うことを聞くイイコにしちゃってほしいです…!!(闇堕ちとかが理想ですかね‥)
今日の文字数
9604文字