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魔物が悪なんて誰が言いました?#9
はいどうも!
今回はネタ回にしようと思います!(ストーリーは進めてきます)
え?なぜかって……?味方枠の方々全員出たしそのままいきなりドーンとファンタジーとシリアスぶっこむよりその前にコメディで暴れておきたいって言うのが本音でs(((
気休め程度に見てみてください!
本編どうぞ!
ディーア視点
カリーに報告して大広間に再度戻ると、各々好きなことをしていたようだ。
カナタ「ある日ある日一匹の狼がおってな~」
ピア「3ひきのひつじさんとなかよくなる!」
カナタ「え???」
ピア「違うの……?」
カナタ「ウン!せやで!!」
あそこでは二人で本を読んでいるのか…。聞いた感じ、『3匹の羊と狼』だろうか。
マラ「酒も美味いだろう?」
イフリート「そうだね。……でも、ご飯の前に食べるのはよくないんじゃない?」
マラ「まぁそうだな」
純粋神「ん"……ちょっときつい……」
サリジエ「ん"……うちも………」
ラフェル「無理すんなよ~?」
マラ「そういえば、イフリート。君は堕神なのだな。俺も仕事放棄しすぎて堕神から鬼になったものだ」
イフリート「へぇ、そうなんだ……」
純粋神「そういえば……ラフェルは邪神に……?」
ラフェル「んん〜?オレ?1回だけ物壊しちゃって、それが楽しくて邪神になったの。なんかショボいっしょ?」
ジェリア「邪神になるのにショボいも何もないよ……」
なんだかとても楽しそうである。
俺はどうしようか……。どこかの話に混ざりたいが、とても混ざれそうな雰囲気ではない。
ピア「あ!おにいちゃん…!」
迷っていると、ピアがこちらに気づいてくれた。
ディーア「ん、どうした?ピア」
ピア「よんでみただけ!」
ディーア「そうかそうか(撫)」
ピア「んへへ……」
カナタ「ディーア、カリー様は?」
ディーア「今夕飯を作ってくれてる」
カナタ「……つまり、カリー様の料理が食べれると……?」
あ、なんか面倒事になりそう……
ディーア「まぁ……そうなる…な…?」
カナタ「シャッッッ!!!!」
喜びすぎじゃないか……?
ディーア「ついでにカリーの手伝いに行ってくれないか?ピアはこちらで見る」
カナタ「そうするわ。ありがとな」
ディーア「どういたしまして」
ピア「カナタおにいちゃんどこいくの…?」
ディーア「カリーの手伝いだ。また戻ってくる」
ピア「んん……つぎのえほんよむ……」
ディーア「はいはい、どれにするかなぁ……」
ピア「じゃあこれ!」
ん…?『世界が始まった話』…?そんな本あっただろうか……。
まぁ、長い間本を集めているし、知らぬ間にまぎれたんだろうな。
ディーア「よし、それにするか」
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リュウ視点
ディーア様の命により、今から料理
カナタ「……お、ここやな」
匂いを嗅がなくとも分かるような美味そうな匂いと他の場所より少し熱い温度がこちらにも感じる。
リュウ「__!__カナタ様、どうかいたしましたか?」
厨房にいらっしゃったのはカナタ様だった。
厨房の入り口近くにいた為、カナタ様にすぐ気づくことが出来た。
カナタ「手伝いに来たんよ。なんかあらへん?」
リュウ「そうですね…………」
野菜とか切ってもらう………いや、それぐらいなら私がやる。というか、カナタ様に頼み事などしていいのだろうか………。
カリー「手伝いなら必要ないわ。でも、料理が出来次第、配膳を頼むわね」
カナタ「!はい!」
カリー「リュウ、肉を取ってきてくれるかしら」
リュウ「分かりました」
カリー様が最初に肉などを取ってくるよう言う時は大抵ステーキなど肉料理になる。
私は胡椒やソースも持ってカリー様の近くに置き、野菜を切るなど自分も出来ることをし始めた。
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エル視点
魔王共の城に潜り込むことに成功した。
今はエスと二人で食事を待っているところ。
正直食事に毒盛られるんじゃないかと思って不安だったけど、あんなに間抜け面が多いんだし、そんなことは考えないでしょ……。
というか、先生が魔物と仲良くしたいと言った事を本気で思ってるんだろうか……。
エル「………………」
エス「ん゛んっ…ちょっと素出すわ。エルしかいないし…バレてもまあ大丈夫でしょ。」
先生が素出したってことは、喋ってもいい……?
でも、近くに人がいたら……
エル「…………(喋ってもいいのかな…)」
エス「…エル?あ、うん。いいよ喋っても」
先生はいつも自分の考えてることを分かってくれる。
よし、先生からいいって言ってもらえたし……。
エル「あ、わかった。で…いつ裏切るの。ずっとこのままじゃないでしょ?」
エス「んー、どうだろう、あまり聞いてないからなぁ…ま、気長に報告待とうよ。騙されてるとこ見んの面白いし(笑)」
エル「………わかった」
エス「それより暇だなぁ……」
エル「広いけど運動ができる広さじゃないよね……」
エス「しょうがない……どっかから本持ってくるわ。ちょっと待ってて」
エル「え、自分も一緒に行った方が……」
エス「大丈夫、すぐ戻るから」
エル「……わかった」
待つ時間も暇だなぁ……、かといっても先生以外は来てほしくないし……、
エル「どうしたものか……」
ガチャ
あ、せんせ……ん?
カナタ「あれ?一人だけ?もう一人のあの……エルやっけ?」
何言ってるんだ。先生の名前はエス。エルは自分だ。
エル「………フルフル」
とりあえず喋ることもできないので首を横に振る。
カナタ「あれ…あ、お前がエルか!」
エル「コクコク」
カナタ「えーっと…………あ、エスか!」
エル「コクコク」
その後数分間くらいの時間が過ぎたけど、こっちは話さないし、あっちにも話す話題がないのか、気まずい時間が流れている。
カナタ「なんでこいつと2人きりなんや…」
そうは言われても、来たのはそっちなんだから悪態をつくのはやめてほしい。
エル「…………」
カナタ「…エル、?エルさーん??……エスはよ来てくれえええええ!!!!」
カリー「うるさいわよカナタ!!」
カナタ「スミマセン!!」
カリー「貴方二人を呼んできてって言っただけなのになんで叫ぶ必要があるのよ」
カナタ「申し訳ございませんカリー様……」
エス「どうかされましたか?」
カナタって人に大声で呼ばれたからか、少し息を切らせて先生が戻ってきた。
カリー「料理が出来ただけよ。」
エス「では、今私を呼んだのは……」
カリー「|こいつ《カナタ》ごめんなさいね、うるさいのはこいつだけだから、無視していいわよ」
エス「そうですか。では、料理はどちらで?」
カリー「大広間よ。案内するわ」
エス「わかりました」
カリーって人がカナタの首元を持って引きづったまま先生が後ろを歩いたので、自分も急いでその横に立った。
いい匂いがする……魔物みたいな奴らでも、料理なんて作れるんだなぁ……。
なんて思いながら、口に出さずそそくさと歩いて行った。
や、やっと終わった……。
次はどう作ろっかな~、本編まだ入りたくないし適当に戦わせよっかな~((
では次回!!
ばいばいっ!