公開中
4話 何かがおかしい
次の日になった。私は今日も学校へいつも通り向かう。
「おはよ〜」
「、、、」
今まで私におはようと言ってくるのは瑠璃たちの集団。だけどそんな意地悪な声ではなかった。しかし私に挨拶してくれる人なんていない。試しに
「誰?」
私は下を向いたまま言った。
「え?私達友達でしょ?忘れちゃったの?」
私は、歩美以外友達はいないはず、、、思わず顔を上げた瞬間私は絶句した。
「っっっ⁉」
目の前に瑠璃が立っていたのだ、今まで何度も私をいじめてきた瑠璃が
立っていたのだ
私は何が起こっているのか瞬時に理解できなかった。しかし、
(きっと今日は狂っている。夢の中か何かだ。)
「ひゃっ」
びっくりしすぎた拍子に私は転んでしまった。
(ん?しっかり痛い。えっ?)
どうやらこれは現実らしい。そう思ったら一気に頭が痛くなってきた。
(っう頭が痛い)
「大丈夫?ねえどうかしたの?」
「んっなんともないよ。。。早く学校行ったら?」
瑠璃になんかこんなところ見られたくない
「全然大丈夫そうじゃないよ?歩美呼んでくるね」
「え?」
なぜ、瑠璃のくちから歩美の名前が出てきたのだろうか。
いつも私と、歩美が仲良くしているのを知っていたからだろうか。
考えれば考えるほど頭は痛くなるばかりであった。
瑠璃が帰ってきた。
「ッチ、瑠璃?私のこと知ってるでしょ?」
「ごっごめんこの期にい友達になれたらいいなあと」
(どう言うこと?私今歩美に拒絶された?歩美と瑠璃は仲良かったの?歩美は私のこと嫌いだったの?)
美穂は最高に頭が痛くなった。
「じゃあ私先に行ってるね」
「ええ〜歩美」
(歩美に見捨てられた。私は友達じゃなかった。今日はおかしい。何かが変。)
「ごめんってねえ大丈夫?」
瑠璃のこの言葉を最後に聞いて私の意識は薄れていった。