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お花見
boar1222
前書いたレアンの過去編は無かったことに…
レアン|んァ…あれ、寝落ちしてたんですか…
(ドアが開く音)
フハキ|おい、花見しようぜ。
レアン|え?…不法侵入やめてください。
フハキ|まだ家の中に入ってないからセーフ。
レアン|アウト。
フハキ|まぁとりあえず花見行こ?な?
レアン|まぁいいっちゃいいですけど…場所取りとかは…
フハキ|大丈夫!ブルーシートの上に二又の猫来て寝てたから場所取りしてくれてる!!
レアン|多分気づいたらどっか行ってますよそれ。
フハキ|まぁまぁ…とりあえずはよ準備しんさーい。
レアン|はぁ…んじゃ外服に着替えるんで閉めてもらえますか?
フハキ|おっけ。飲み物ってある??
レアン|早く出てけ。
フハキ|うす。
---
レアン|着いたはいいものの…
フハキ|私のブルーシートどこ??
レアン|位置くらい覚えときません普通?
フハキ|いやまぁ急いでたから…てか二又の猫どこ?
レアン|絶対どっか行ってる。
フハキ|えぇ…ん?あ
レアン|なんですか?
フハキ|あの…あそこの桜の木の下にいる妖怪猫っぽいやつさ。
レアン|…
フハキ|さっきの猫とそっくりなんですけど?人間っぽい感じにはなってるけど…
レアン|ブルーシートだけ回収して別のとこ行きましょか。
フハキ|嫌だよ!!アイツ追い出せばいいだけじゃん!!
レアン|いや…あの人…僕の知り合いでちょっと気まずいんですよ。
フハキ|あんま仲良くない感じ?
レアン|はい。
フハキ|んー…なら私が話してくるから待ってて。
レアン|いや、やめといた方がいいです。
フハキ|なんで?
レアン|あの人色々と終わってんですよ。主に性格が。
フハキ|会話が成立しないタイプ?
レアン|成立はするけど…多分ナンパってきますよ。
フハキ|あー…んじゃレアンが適当に一般男性に化けて私の彼氏の振りすればいいんじゃ?
レアン|多分バレますよ。化けれる者同士は化けててもなんとなくわかるんです。
フハキ|え、アイツ化けれんの?
レアン|化け猫です。
フハキ|だっrrrr…
ラクド|なァ、お嬢さん。
フハキ|うぇなんすか?
ラクド|二又の猫みたいな奴は見かけなかったかい?私の知り合いでな。
フハキ|あ、その人!!その人が私のブルーシートの上に乗ってるんです!!
ラクド|アイツ…すまないね。あの子はちょいと…いや、大分イカれててね。私が追い返すから着いてきな。
フハキ|あざす!!…あれ、レアン?なんでそんな俯いて…?
レアン|また…知り合いに会いましてね。
フハキ|…?まぁ、話したいなら話してきても
レアン|大丈夫です。あ、行きましょ。
フハキ|んぉあ…おう。
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ラクド|おい。
キャッシュ|なに〜?
ラクド|そこはあそこのお嬢さんの場所だ。早くどきな。
キャッシュ|さっきまで受け入れてくれてたのに?
ラクド|その姿まで受け入れられると思うな。
キャッシュ|はーい。
フハキ|よしゃ!早く座ろ!!
キャッシュ|あ、ねぇ。
レアン|何です…__遠慮しとく__
フハキ|どーした?
レアン|いや…なんでもないです。とりあえずさっき買ったお団子食べましょ。
フハキ|おう…なんかあるんだったら言えよ?
レアン|心配しなくて大丈夫です。もう関係の無いことですから。
フハキ|ならいいけど…
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ラクド|お前、さっき狐に何を言った?
キャッシュ|え?普通の言葉だよ。
ラクド|お前の普通は普通じゃないんだ。
キャッシュ|酷いなー…ただ、「いつでも戻ってきていい」って言っただけなのにさァ〜…
ラクド|まーた変なこと言いやがって。アイツはもう足を洗ったんだ。また泥だらけにするなよバカ猫。
キャッシュ|はーい。