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正体隠した女子アイドルと、イケメン男子。
あさまる
俺____|木兎谷悟《つくたにさとる》は、清正星高校に通っている。少しだけイケメンな高校生だ。俺は、2年3組だ。俺は今日の放課後に、借りてきた本を返却しに来た。返却するところには、俺のクラスの俺の席の隣の、|星野美琴《ほしのみこ》が立っていた。いつも地味目な女の子だけど、瞳が綺麗。いつもマスクをしている。
星野「返却・・・・・ですよね?」
木兎谷「あぁ。そうだ。」
星野「じゃ、じゃあ本を貸してください。」
と言った瞬間に、星野のマスクが少しだけ下がった。下がったことに気づいた星野は、慌ててマスクを元の位置に戻した。なぜそんなにマスクが下がってはいけないんだろう?
木兎谷「マスク。外さないのか?」
星野「き、汚くなるので・・・・・」
これは何か理由がありそうだな。深入りするつもりはないんだけど。
星野「わ、私はもう帰ります・・・・・」
慌てて返却するところから出た時に、カバンから落ちた写真を俺はふと見た。その写真は、星野がステージ衣装を着た、人気アイドルの『Hosino』そのものだった。俺はHosinoの正体が星野だと気づいた時、なぜマスクを外さないのか。の理由がわかった。誰にも正体はバレたくないんだ。だから、いつも地味な見た目をして、バレないように装っているんだ。俺は落ちた写真を地面から取って、星野を呼んだ。
木兎谷「星野。一旦俺の家来い。」
星野「か、返して!!」
星野が振り返った瞬間、星野の顔がみるみる青ざめていって、星野は叫んでいた。俺が返そうとした瞬間、「もう人はいないか?」という声が聞こえた。
星野「っ!?家に行くから早く案内して!!」
星野は俺の腕を引っ張って、学校から家まで俺は案内した。そうして俺の家のドアの前に着いた時、やっと星野が声を出した。
星野「君に正体がバレちゃった・・・・・。私、どうすればいいんだろ?」
星野の顔はまだ青ざめていた。よっぽど正体がバレたくなかったんだろう。
木兎谷「まぁ俺の家に入れ。」
俺は家の鍵を開けて、星野を俺の家に入れた。星野はソファの端にちょこんと座った。
星野「どうするの?」
木兎谷「どうもしないけど?」
星野「え?ネットに流したり、面白がったりしないの?」
木兎谷「するはずないだろ。そんなに性格悪くないし。」
星野「グゥーーーーー」
星野のお腹の音が鳴った。
木兎谷「なんか食べるか?」
星野「けど、いっつも栄養管理で太らないようにしてるけど・・・・・今日くらいならいいよね!」
木兎谷「じゃあハンバーガーにするw?」
星野「アハハハ!それ、私が一番食べたかったやつ!わかってるね!」
星野は笑った。マスク越しでもわかる。笑顔が可愛い・・・・・と。
木兎谷「じゃあ俺が買ってくるわ。」
星野「お願いね!そういえば君の名前ってなんだっけ?」
木兎谷「俺、木兎谷悟。」
星野「悟くん・・・・・ね。」
木兎谷「なんのハンバーガーにする?」
星野「チーズバーガー&ダブルチキングリルバーガーで!ポテトはLサイズ!」
木兎谷「欲張りだなぁ。」
星野「いいじゃん!待っている間は、悟くんの部屋見ていい?」
木兎谷「いいよ。俺彼女いないし。」
俺の家にはいやらしいのはないし。けど、『あれ』があったかも・・・・・。まぁいいか。
星野「ふーん。待ってるね!」
木兎谷「いい子で待っとけ。行ってくる。」
俺は家を出て、近くのマク◯ナルドによって、星野の分と、俺の分を買った。俺は10分くらいで家に帰ってきた。
木兎谷「買って帰ってきたぞ!」
星野は俺の部屋にいたらしく、俺の部屋のドアが開いて、星野の顔が出てきた。
星野「ほんと!?早く食べたい!」
木兎谷「いただきます。してからな。」
星野「お子ちゃまじゃないんだし、それくらいわかってるよ・・・・・」
星野は少しむすっとした顔になった。それでも可愛いな・・・・・。
木兎谷「いただきます」
俺がいただきますをした時には、星野はポテトがあと10個くらいになっていた。ハンバーガーも無くなっていた。食べるスピード早すぎない?俺、手を洗っただけなんだけど。30秒くらいしか立ってないはずなんだけども・・・・・。
星野「ポテト少ないな・・・・・。ポテトちょうだい?」
木兎谷「まぁいいけど。」
星野はポテトをガッサリとってお皿に置いた。俺のポテトあと、10個くらいしかないんだけど。流石に取りすぎじゃない?俺の分も考えてくれた?
星野「あと、悟くんの部屋見たんだけど、『あれ』があったね・・・・・」
そう。あれとは・・・・・・!?ゲーム!!俺の至福のひとときのゲーム!俺がバイトをやりまくって、くまも出してまで働いたお金で買った、ゲーム!あのゲームを買うためにどれだけ苦労したか・・・・・。
木兎谷「星野は持ってるのか?ゲーム」
星野「持ってないです!!!」
星野は自信を持って言った。そりゃそうだよな。アイドルがゲームをしている暇はないからな。
木兎谷「そうだ!連絡先交換するか?」
星野「・・・・・まぁ、悟くんならいいかも」
連絡先のところには、ほんの十数人しか知らない大事な連絡先が写っていた。こんなものを俺がいただいてもいいのか・・・・・。というか、俺が連絡先交換するか?って聞き出したんだから、連絡先交換しないと意味ないだろ!と自分に言い聞かせた。
木兎谷「よし!完了したな」
星野「変なスタンプとか送ってこないでよ・・・・・?」
木兎谷「送りまくるわ」
星野「怒るよ?」
木兎谷「すみません」
俺は星野の目の前で土下座をした。星野を怒らせたら、ファンからの『ブー』で俺が押し潰されちまうからな。土下座でもしないと許されない!
星野「まぁ許してやろうではないか!」
木兎谷「ありがとうございますぅ・・・・・。」
そうして星野は俺の家から帰って行った。
翌日の教室______
星野「おはよう。悟くん」
木兎谷「おっす。星野」
俺と星野はこういう何気ない会話を10分くらい続けていた。そしたら、授業始まりのチャイムが鳴った。
星野「あれ?早いな・・・・・」
木兎谷「そうだな。また俺の家でな!」
星野「うん!」
そうして超人気アイドル『Hosino』は俺に正体がバレてから、俺の家に何が何でも毎日来るようになったのである______
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