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#2
オギャーオギャー
美月「産まれたぁ…お母さん…だよ。ママだよ~」
母「ほーらおばあちゃんでちゅよー」
お母さんが娘の---乃姫(のき)を相手に遊んでいる。初江、まだかな…早く見せたい。
そこで、病室のテレビで速報が流れた。
アナウンサー「今入った情報です。初華女子学園の中学3年生・初江さんが殺害されました。初江さんは、下校時に襲われたとみられ------」
聞いてられなかった。
死んだ?初江が?なんで?あんな…あんないい子で…
普通,中3で、友達が妊娠したら、「やば。」とか「ウケるw」などと言った冷たい言葉を投げるだろう。いや、かけなくたとしても,いつものように接することができなくなるだろう。それでも…初江は、
『わぁ!すごいじゃん。私の子供同然よ!産まれたら親族以外の人に見せる最初の人になる!』
とか…………
なんで…どうして…
母「初江ちゃん…そんな…乃姫の誕生日が初江ちゃんの命日になるなんて…」
美月「乃姫…ごめんね。お母さんが1人死んじゃった…」