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2 試験勉強
みんないっぱい応募してくれて嬉しいです…
がんばります.ᐟ.ᐟ
「莉菜、ご飯どれくらい食べるー?」
「少なめー」
「もうすぐだからキリよく降りてきなさいよー」
「はーい」
SCP学園、を受けると決めてからはや一週間。
私は今までにないくらい夢中で勉強していた。
勉強を終え、夜ご飯を食べ終わった後にふとポストを覗くと、何やら禍々しい感じの封筒が。
「なんだ、これ」
部屋に戻って恐る恐る開けてみると、SCP学園から。
『私はこの学園の校長、《《リカルド・マレーシ》》です。
貴方は、この前迷い込んできた神崎莉菜様ですね。
この前の妖精は私の魔法のようなもので作り出したものです。
是非貴方をこの学校に入れたいと思い、あんなものを使ってまで勧誘しました。
そして貴方は此処を受験するという決断をしました。
貴方が此処に入れることを願っております。
貴方はきっと努力できる人です。
応援しております。
校長、リカルド・マレーシより』
「こ、校長…」
長々とお手紙が。
改めて、頑張ろうと思えた。
その手紙を引き出しにしまい、私は勉強机に向かった。
---
リカルド・マレーシside
「…ふぅむ」
手紙には、もちろん私の魔力で妖精を忍ばせ、監視させている。
「どうやら、この子はクリメネに入ることになりそうだ、努力は買うがね」
「きっと、君が担当することになるよ。」
--- 「《《エンネア・リフィル》》くん」 ---
「…そうですね、楽しみです」
「ふふ、他にも担当しそうな人は…2人ほどだね」
「おや、今年はクリメネ候補少ないんですね」
「そうだよ、いいことじゃないか」
「…新学期を楽しみにしておきますねニコ」
「エンネアくん、君は教師として立派だと思う、頑張ってくれ」
「はい、ありがとうございます」
エンネアくんは、一礼して校長室を出て行った。
「さぁて、新入生の課題の任務リストを作っておかねば、」
私は、そう呟いて資料作りに励んだ。
校長 リカルド・マレーシ
クリメネの先生 エンネア・リフィル