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【第一話】どうしてこんなことに…
この世界は、地球…ただ違うところといえば《バケモノ》がいることだ。
そんなことを思いながら私、水上雫はテレビでニュースを見ていた。隣から「またか〜」という声が聞こえる。隣を見ると弟のはるまが言っていたことに気がつく
はるま:「ねぇちゃん今日俺4時30分に帰るから」
雫:「わかった、でもちゃんとまっすぐ帰ってくるんだよ?」
はるま:知ってるよ〜俺ももう中学生なんだし余計なおせっかいだよ!
雫:「はいはい」
そんなやり取りをしているうちに私の登校時間が来てしまった。
雫:「はるま、ねぇちゃんがっこう行ってくるから戸締まりよろしくね~」
私がそう言うと遠くからはるまの声で「はーい」と聞こえてきた
雫:「いってきまーす!」
私は、学校に行きながら今日のニュースのことを考えていた。
雫:(今日も《バケモノ》が出現したなんてこの世界はやばいな〜)
そんなことを考えているうちに学校についてしまった。学校に入るとみんなからの視線が痛い…私がまたかと思っているとある一人の男子が私に話しかけてきた。
男子:「お前もう学校来ないでくれない?正直迷惑なんだよ…」
私はいつもどうり無視をした、そしたらその男子が…
男子:「おい!無視すんなって!」
そう怒鳴りながら私の手を掴んできた。私は無意識に…
雫:「バゴン」
その男子を殴っていた…周りがうるさいみんな言っていることは、「誰か先生呼んできて!」ばっかり…
雫:(教室にそのまま行こ…)
放課後になり帰る支度をしていると朝の廊下であった男子が話かけてきた。
男子:「お前明日は来ないよな?」
私が朝やったように無視をすると「バッ」嫌な音が鳴り響く…そうその音の正体は、男子が私のバックを奪ってきた音だ!
雫:「ちょっ、オマ、お前返せって!」私は反応せざるおえなかった…
男子:「お前チビだからここまで届かないだろ?ww」
私が「お前ガチで…」と言いそうになると、いきなり教室の扉が「ガラっ!」っと開いてドアから歴史の先生が「お前らもう帰れよ〜」と言うと男子は「チっ」っと舌打ちをして帰っていった…私も家に帰ると弟のはるまから
はるま:「今日なんだか遅かったね」
雫:「ごめんねぇちゃんドジで職員室まで落とし物取ってきてた」
はるま:「ふぅ~ん、まぁいいやもう、ご飯できてるから手洗って食べよ」
雫:「う、うん!」
雫:「はぁ〜もう寝る時間か〜」
私達は夜ご飯を食べて各自それぞれ自分の自室に戻っていった。
雫:(もし私が人外の突然変異になったらどうなるんだろ?)
私はそう思いながら目を閉じた…
次の日私は目を覚めた何故かいつもと違う違和感がする…
そう思いながらリビングに行くと弟のはるまがこっちにやってきて
はるま:「あ!ねぇちゃん聞いて〜ガスコンロ爆発し…どちら様ですか?」
雫:「え!もう何いってるの?冗談にしてはガチすぎるよ〜」
はるま:「いや、だってねぇちゃんはそんな髪色や目の色してないですよ!」
雫:「いや私は正真正銘で水上雫だよ!」
そんな言い合いをしているうちに私の登校時間になっていた。
雫:「ねぇちゃん行ってくるね」
いつもだったらはるまの「いってらしゃい〜」が聞こえるんだけどな…
歩いていても注目の的…でもその中から一つ気になる話が聞こえた。確か女性の方が…
女性A:「あのひともしかして突然変異じゃない?」
女性B「確かにあの人なんか神々しいよね〜」
ちなにみ突然変異の説明をしよ〜う!突然変異は、言葉の通り、突然!?人間以外の種族になってしまったことだ!本編の続きをどうぞ!
雫:(うぅ~ん?神々しいと言ったら神様だけどな〜そんな普通神様になれるか?いやでもこの世界だからありえなくは…)
そんなことを考えていると前からものすごいスピードのチャリンコが来たのに私は、
スローに見えている…ふぇ!?なんでスローに!もしかしなくてもさっきの女性達が言っていたことはホントなのかもしれない…あ!学校についてしまった…今日は特に行くのがやだな〜学校の中に入るとやっぱりいつもより視線が痛い…
雫:(視線が痛いけどなんとかクラスまでこれた多分1日中白い目で見てくるよな〜)
キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン(チャイムの音)
雫:(なんとか3時間目まで耐えてる!後は休憩を…)なんて思っていると
放送:水上さーん水上さーん至急校長室まで来てくださ〜い
雫:(私には《休憩》という二文字はなようだ(;´д`)トホホ…)
私は言われた通りに校長室に行った。校長室の扉を開けると校長先生の第一声が
校長:「水上さんあなたは突然変異専門の学校に行ってください。」
しばらく校長室が沈黙した後私は、意を決して
雫:「わ、わかりました」と告げた。
そして放課後…私は校長先生に言われたことを思い出しながら帰ってきていた。
私って突然変異じゃなくて《バケモノ》なのかな?と思いながら家に帰ると
そこにはるまの姿はまだなかった…
雫:「はるまの好きなものでもつくってまってよ〜」
1時間後…
「ガチャ」玄関から音がした。私は急いで玄関に行って
雫:「はるまおかえり〜」というと
はるま:「……」はるまからの返答がない。
雫:はるま!なんで喋らないの!?
はるま:「喋りかけないでもらえますか?…」
雫:「わかった…」
私は自室に戻り布団に潜って校長先生に言われたことを思い出していた。
雫:「私って《バケモノ》なのかな?私が突然変異しなければこんな扱いされなかったもんね!」そう思いながら私は目を瞑った。
次回:【第二話】もうヤダ〜こいつ!
ここで主人公と弟のはるまの自己紹介!
主人公↓
名前:水上 雫
年齢:17歳
何年生:高校2年生
身長:約150cm
好きなもの:くま(イラスト的)
趣味:裁縫
得意なこと:運動
豆知識:親は2年前になくなってしまった。だから今弟のはるまと二人暮らし。そしてなぜだか学校でいじめられてしまっている。
弟のはるま↓
名前:水上 はるま
年齢:13歳
何年生:中学1年生
身長:154cm
好きなもの:動物全般
趣味:運動
得意なこと:勉強
豆知識:勉強が得意だから姉の雫によく勉強を教えている。