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さあ犯人は
人狼ゲームの話
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「いや、マジで僕じゃないって。信じてよ」
「そう言うやつに限って、夜中にニヤニヤしながら噛み付いてくるんだよねー」
学食の隅っこ。カレーの匂いが漂う中、僕らは深刻なんだかふざけてるんだか分からないテンションで指を差し合っていた。
「とりあえず、カイ。お前、占い結果で黒出しされてるから」
「だから、その占い師が偽物だって言ってるじゃん! ショウ、お前も騙されるなよ」
「うーん、でもカイ、さっきから目が泳いでるしなあ」ショウがニヤニヤしながらポテトを口に運ぶ。
こいつ、絶対楽しんでる。僕が必死になればなるほど、周囲の「こいつ人狼じゃね?」っていう空気が固まっていくのがわかる。
「はい、時間切れ。じゃあ、多数決でカイね」
「おい!……ったく、もう。明日、僕が村人だって分かって後悔しても知らないからな」僕はわざとらしく肩を落として、飲みかけのコーラを啜った。……まあ、実際、僕は村人なんだけど。
でも、この疑い合ってる最中の「次は誰をハメてやろうか」みたいな、ちょっと意地の悪い空気感。
嫌いじゃないんだよね。
「じゃ、僕は死んだから、あとは幽霊としてみんなの自滅を見守るわ」
「うわ、性格悪っ!」