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探索
まふゆが東雲さんに殺されて
天馬さんがモノクマに殺されて
東雲さんが処刑されて
小豆沢さんが草薙さんに殺されて
草薙さんが処刑されて
白石さんが星乃さんに殺されて
星乃さんが日野森さんに殺されて
その日野森さんが処刑されて……
そして……今に至る
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絵名「……ここに集まるのも…10人になったね…」
穂波「最初の2分の1…寂しくなるのも当然ですね…」
奏「…………」
奏「(昨日のあれは…なんだったんだろう…)」
奏「(意味が分からない…)」
奏「(桐谷さんが黒幕の内通者…?)」
奏「…………」
遥「…宵崎さん…?どうかしたの?」
奏「え…?あ、ううん、なんでもないよ」
奏「(みんなの前で聞くわけにはいかないよね…)」
瑞希「………」
雫「そういえば…学級裁判の後だから、また行けるところが増えたのよね?」
司「そうだな…だが大丈夫だ!オレ達にはアルターエゴがいる!」
愛莉「そうそう!暗い事じゃなくて明るい事考えないとよね!」
みのり「ここから出られた後の事とか!」
みのり「みんなに希望を届ける為に、もっともーっとアイドル活動頑張らないと!」
遥「ふふ…そうだね」
絵名「まぁ、私達はもう殺し合いなんかしないけどね」
司「勿論だ!」
奏「私も…仲間を殺すなんて絶対しないよ」
冬弥「本当なら、神代先輩達も来てほしかったのですが…」
愛莉「誘っても来ないんだから…放っておいていいんじゃないかしら?」
奏「(……この後は探索…)」
奏「(今度こそ大きな手掛かりを見つけないと…)」
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奏「ここは…音楽室?」
奏「教室というか劇場というか…」
瑞希「…そういえば、まだ感想を聞いてなかったね」
奏「感想…?」
瑞希「隠し部屋の件だよ」
奏「あ……」
奏「えっと…それが、隠し部屋は見つけたんだけど…」
奏「調べてる時に…誰かに襲われて…」
瑞希「襲われた…誰に?」
奏「背後からいきなりで…顔は見れなくて…」
奏「気づいた時には、部屋にあった資料も綺麗に無くなってて…」
瑞希「そうなんだ………」
奏「ご、ごめん…大事な資料だったよね…」
瑞希「ううん、大丈夫。ボクも目は通してたからね」
瑞希「それに…奏が黒幕に襲われる事も予想してたし…」
奏「え……」
瑞希「ボクが隠し部屋を発見した時、黒幕は廊下の監視カメラで見ていたはず…」
瑞希「ボクがなかなか出てこなかったのをね」
瑞希「それでも奏に行かせた理由は…」
瑞希「あの部屋が黒幕にとって、どんな意味を持つのか確かめたかったからだよ」
瑞希「でも奏を襲ってまで奪い返した…という事は…」
瑞希「あの部屋は、黒幕にとって想定外の手掛かりってこと…」
奏「じゃあ…瑞希は私が襲われる事も分かってて…?」
瑞希「……ごめん奏…大丈夫だった?」
奏「う、うん…大丈夫だよ」
奏「(もっと早く言ってほしかったな…結構痛かったし…)」
奏「ついでに聞きたいんだけど、瑞希はあの部屋にあったメモ…知ってる?」
奏「『ここから出てはいけない』っていうメモ…あれって……」
瑞希「その話はここでしない方がいいよ…」
瑞希「………(監視カメラを見る)」
瑞希「ボクも調べてるところだから、何か分かったら話すよ」
瑞希「それでいいよね?きまり!」
奏「何も言ってないんだけど…」
瑞希「…じゃあ次は奏の番だね。奏の秘密は何?」
奏「え…?」
瑞希「ボクが気づいてないとでも思ったー?」
瑞希「奏、何か隠してるでしょ?」
奏「あ…え、えっと…」
奏「(桐谷さんが…内通者…?)」
瑞希「どうしたの?監視カメラが気になるなら紙に書いてもいいよ?」
奏「その……」
瑞希「……奏、言ってたよね。ボクを信じるって」
瑞希「信じてるから話して…って」
奏「…言ったけど…」
奏「(まだ確信はない…仲間の疑惑を無闇に話すわけには…)」
奏「ごめん……今は…えっと…」
瑞希「…………」
瑞希「奏、人の話は聞くくせに自分の話はしないんだね」
奏「ほんと…ごめん……」
瑞希「……もういいよ…また後でね…」
奏「(…怒らせた…よね)」
奏「……探索しよう…」
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奏「……ここは…情報処理室?」
ガチャガチャ…
奏「だめだ…鍵がかかってて入れない…」
奏「何か手掛かりありそうだけどなぁ…」
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奏「う…薬品の匂い…化学室かな…」
奏「というか薬の匂いが…人体に影響とか…ないよね?」
奏「かなり大きい棚…ここに薬を入れてるんだね…」
みのり「あ、奏ちゃん!」
奏「ん…花里さん?」
みのり「ここの棚の中に毒薬も入ってるみたいで…」
奏「毒薬…!?」
遥「危険だよね…処分した方がいいかも…」
雫「そうね…じゃあ、後で捨てておくわね!」
奏「ありがとう。気をつけてね」
愛莉「えぇ!また後でね!」
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奏「ここは職員室…先生はいないか…」
奏「あれ…床に写真が……」
奏「これ…前に見たやつと似てる…?」
奏「まふゆと星乃さん…日野森さんが写ってる…なんで…?」
奏「3人の笑顔…鉄板が無い窓……やっぱり同じだ…」
奏「これって…ここに来る前に撮られた物…?」
奏「ここに写ってるみんなは…前から知り合いだったのかな…」
奏「………ううん…ねつ造だよね…」
モノクマ「あはは!ねつ造だって!」
モノクマ「というか返してよー!それボクのだよ!!」
奏「あ……」
モノクマ「ねつ造だの陰謀だの…どこの中学生だよ!だったら月面着陸もねつ造だと思ってるでしょー!」
奏「じゃあそれって…本物なの?」
モノクマ「ボクはノーベル正直賞があれば、余裕で受賞できるくらいの正直者だよ!」
モノクマ「嘘だけどね!」
奏「本物か偽物か聞いてるの…!答えて…!!」
モノクマ「宵崎さん…キミは物事をしっかり割り切ろうとするんだね」
モノクマ「でもだめ…全然だめだよ!」
モノクマ「割り切れないことを割り切ろうとしても、割り切れない想いをするだけだよ?」
モノクマ「写真は本物。それ以上でもそれ以下でもない」
モノクマ「うぷぷぷ…」
奏「あの写真は…本物?」
奏「だとしたら…もし、そうだとしたら…」
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奏「最後は…この部屋か…」
奏「学園長室…絶対何かある…!」
ガチャガチャ…
奏「……まぁ、そうだよね…鍵掛かってるよね…」
奏「とにかく…一通り見たし、食堂に行こうかな」
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穂波「あ、宵崎さん来ましたよ!」
司「全員揃ったな!では、結果報告をしよう!」
瑞希「………うん、そうだね」
みのり「4階の化学室には大きな棚があったよ!中に毒薬が入ってたから…気をつけてね…!」
愛莉「毒薬の瓶には一目でわかるように毒薬って書いてあったから、間違えて取ることはなさそうね…」
遥「とにかく気をつけてね」
絵名「それ…えむちゃんには内緒にしておかない?」
穂波「え?どうしてですか?」
絵名「一応…念の為だよ…」
雫「念の為…ね…そうね…」
瑞希「類のことだから、すぐ見つけそうだけどなぁ…」
奏「でも…毒薬が置いてあるとか…絶対黒幕の仕業だよね…」
冬弥「4階には鍵の掛かった部屋がありましたね」
司「嗚呼!情報処理室と…学園長室だな!!」
穂波「絶対手掛かりありますよ…!」
みのり「でも鍵が掛かってるんだよね…?」
絵名「鍵なんて壊しちゃえば?」
愛莉「じゃあみんなで後で…」
モノクマ「ねぇ、今なんて言ったの?」
モノクマ「まさか…学園長室の鍵を壊すなんて言ってないよね?」
絵名「……ッ…」
モノクマ「ボクの部屋だよ?絶対やらないでね?」
モノクマ「クマを怒らせると怖いよ?」
司「冗談だ…!!そんな怒らなくてもいいだろう…?」
モノクマ「怒ってない!!」
愛莉「怒ってるじゃない…」
モノクマ「わかった!校則に追加しておくね!」
モノクマ「『鍵の掛かったドアを壊すのは禁止』!じゃあまたねー!」
遥「行ったね…」
みのり「でも!わざわざ校則に追加するなら…やっぱり重要な手掛かりがあるんだよ!」
絵名「4階にも鉄板があったね…脱出も難しそう」
雫「予想はしていたけどね…」
瑞希「相変わらず…だね」
奏「ねぇ瑞希……」
瑞希「…………」
みのり「か、奏ちゃん…瑞希ちゃん、怒ってない…?」
みのり「怒ってるよね…そうだよね…」
奏「うん…そうだと…思う…」
遥「……えっと…報告は終わりかな?」
愛莉「大した手掛かりは無かったわね…」
奏「…ちょっといいかな?」
奏「みんな覚えてるよね、私が3階で見つけた写真…」
雫「草薙さん、東雲さん、小豆沢さんが写ってる写真よね…?」
奏「うん…それと似たような写真、見つけたんだ」
遥「え…似たような写真…?」
奏「今度は…まふゆと星乃さんと日野森さんが写ってたの…」
穂波「い、一歌ちゃんと志歩ちゃんが…!?」
絵名「まふゆも…って、なんで…」
奏「3人とも笑顔で…窓に鉄板もなくて…」
司「な、何故そんなものが…」
みのり「き、きっとモノクマのねつ造だよ!」
奏「…でも…それが本物だとしたら…」
奏「その写真に写ってるみんなは…何か隠された秘密があるってことだよね?」
愛莉「ねつ造よ…!絶対そうよ!!」
奏「…モノクマは本物って言ってた…それを嘘だと決めるのは簡単だけど…」
瑞希「じゃあ奏は、死んだみんなよりモノクマのことを信じるの?」
奏「え…っ?」
瑞希「奏が言ってるのはそういうことだよ」
奏「ちが…ッそうじゃなくて…」
瑞希「あれだけ信じるとか仲間とか言ってたのに…」
奏「そんなこと…ッ」
冬弥「喧嘩はやめましょう…!」
絵名「大丈夫だよ奏…ねつ造に決まってる…」
みのり「私たちを混乱させてるんだよ…!モノクマの言うことなんか聞かない方がいいよ!」
奏「それは…そうだけど…」
?「どうしたんだい?もめてるみたいだね」