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第一話
僕は栗原りん
いっつも辛いこと多めの僕
??「おいっ!ガンッ」
りん「ビクッ」
颯「おい、りん!!まだ女なのに男ぶってんの?w」
こいつが颯。いじめっ子のリーダー
颯「おいっ!ガンッ!聞こえてんのか?!」
りん「ガンッ痛っ…」
??「ガラガラガラ‥またやってるのか。颯」
こいつは山那。ヤマセンって呼ばれてる
颯「別に〜?ヤマセンには関係ないですよね〜?」
山那「…まだりんは男ぶってるのか。いい加減女になればどうだ」
颯「そうですよね!?ヤマセンもそう思いますよね!?」
山那「とにかく颯、まだ3年生になって半年だが、受験も控えてるんだ。早く帰って勉強しろ」
颯「チッは~い。じゃあな、男ぶってるぶりっ子のりん」
りん「‥ッ!」
颯「じゃあな!!!ヅカヅカヅカ」
りん「…ッ!」
ピリリリリリリ
りん「ん…?」
ピコンッ
りん「やっばぁ!!」
バイト…ヤバい!今から急いで帰らなきゃ!
りん「た、ただいま…」
母「ガンッ(りんに向けて物を投げる)どこ行ってたのよ!!妹がお腹空かしてるって言うのに貴方はどうでもいいの?!」
妹「(わざとらしく)ゲホゲホッゴホゴホッ」
父「おぉ、よしよし…最低なお姉ちゃんだな。(睨みつける)」
りん「…すぐ夜ご飯用意するねパパッ」
母「おかゆよおかゆ!!!あとまた出掛けるから、よろしく」
りん「…」
りん「あっバイトの時間…」
まだできてないけど…しょうがない。置いておこう
父「おいっ!!お前マダできてないのか?!」
妹「(わざとらしく)ゴホゴホッしんどいよぉ…」
りん「…ごめんなさい」
父「バイトを優先するのか?!可愛い妹より!!お前は最低だな!(りんの頬にビンタする)」
りん「…すみません、でも‥.!」
父「でもじゃあない!!早く作れ!!」
りん「…わ、わかりました…」
…できた
りん「妹、ほら。姉ちゃんはバイト行ってくるね」
妹「いらないっ!ガッシャーン」
りん「え…?」
妹「遅いしいらない!!!消えて!ウワァァァァーン」
父「どうした?!…またおまえかりん!!」
りん「違います、妹が…!」
父「パンッ妹のせいにするのか?!」
りん「…」
母「ねぇりん!!!あんたまた風呂が汚いじゃない!それに給食費、どうするつもり?!」
りん「バイト行ってきます…」
父「おい、おい!!ガシッ」
りん「痛っ…」
父「妹に言わなきゃならねぇことあるんじゃねぇのか?!そんなんもわかんねぇクズかお前は!!」
りん「…妹、ごめんね…」
妹「許さない!もう一生お姉ちゃんの顔見たくない!出てって!」
母「そうね、荷物まとめて出てってもらいましょう!」
父「おい!早く出ていく準備しろ!」
りん「…はい…」
荷物をまとめてこよ…
父「おい!スマホは置いていけよ!」
りん「えっ、なんで…」
父「そんなことしか言えねぇのか?!」
りん「…わかりました」
あぁーあ、遠くにいけなくなった…
りん「さようなら…」
母「あっ待って!貴方、産まれてきた価値ないんだから、毎月100万送ってきてよね!!」
りん「えっ、そんなお金は…」
母「学校に行けるだけありがたいでしょう!?それくらいしなさい!親孝行もできないの!?」
母「ハァ…パチンコ行ってくるわバタンッ」
りん「…さようなら」
妹「お姉ちゃん、もう一生顔も見たくないからバイバイ!◯んで来てね!」
りん「…」
この世界は、残酷だ