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7 家族以上の存在
花宵 まつり
--- 魔鬼城 ---
宇良「ビアリスー、なんか手紙来てたよ」
ビアリス「ん?なんだ、見せてみろ。」
手紙を開くと丁寧な字でこう書いてあった。
「魔鬼星軍のビアリス、宇良へ
明日、魔鬼城へ乗り込む。ビアリスを倒し、宇良を取り戻す。それが目的だ。私たちで全面対決をしよう。これは一種の宣戦布告だ。
海星軍 海愛 宙 より」
ビアリス「ふーん。宇良お前はどっちにつくつもりだ?」
宇良「うーん。ビアリス、あんたについてくよ。その代わりあの2人から私を守ってくれる?」
ビアリス「わかった」
--- 翌日 ---
宙「ここが…宇良のいる魔鬼城…」
海愛「入るよ」
海愛は城の門を開けた。
宙「宇良たちがいるところは!」
海愛「2階にビアリスがいるはずだからそこにみんないるかもしれない!」
2階に駆け上がった。
そして、ビアリスのいる部屋のドアを開けた。
ビアリス「やっと来たね。みんな」
そこには、ビアリスしかいなかった。
宙「宇良は!?」
ビアリス「落ち着け。まあ、一つゲームをしよう。」
宙「ゲームをしたら宇良を返してくれる?」
ビアリス「ああ。宇良たちはこの城内にいる。探してみると良い。ただ、30分がタイムリミット。」
宙「乗ってやる。」
ビアリス「じゃあ、よーいすたーと。」
海愛「どこにいるんだろう」
その後も2人は10分探した
宙「あ!あそこにいた!ん?何かおかしい…?」
宇良「…」
ビアリス「見つけたんだねー。じゃあ元の部屋に戻っておいで。」
宇良は何かおかしい様子だった。
ビアリス「やぁ。洗脳完成品の宇良。」
宙「え?」
宇良「あ…あ…」
海愛「なんで…?」
ビアリス「洗脳はしたくなかったが…宇良がしろというのでな。まあ、宇良は私を選んだ、ということだな。」
宙「まだ戻せる方法はある!」
ビアリス「じゃあこれはどうだ?宇良。やれ。」
宇良は襲いかかった。
宙「宇良!、!」
宇良「…」
宙「なんで喋んないの?宇良!」
宇良「宙、もう私は戻らない。ビアリスと一緒に旅をする。」
目には光が戻っていた。
ビアリス「ふっ。もう洗脳が戻ってる。意志が強過ぎんだよ。だからしてこなかったのに。」