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最初から、分かってた。~1~
始めは星屑です!
リクエストありがとうございます✨
メンバー全員で頑張って書くので、温かい目で見守って欲しいです…!
初めから分かってた。
それなのに、どうして―――
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私は|三角《みすみ》|流南《るな》。小学6年生。
今は、卒業の文集がどうたらこうたらいう話を聞かされています。
正直しつこi(((
本音を言うと、あまり好きじゃない。こういう話題。
だって、もうすぐ卒業だって分かってしまうでしょ?
あんまり考えたくない話題だもんね。
それに、私は、
「流南ーーー!」
あ、もう放課後になってたんだ。
気づかなかった‥
「帰ろっか、|里奈《りな》。」
「そうだね。」
この子は親友の里奈。
性格が良くてフレンドリー、なんで友達になったのか分からないぐらい、いい子。
家が近くて、毎日一緒に帰ってる。
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「はぁ……」
「どうしたの、流南がため息なんて。珍しい。」
「まぁ‥人には悩みがあるもんでしょ?」
「……流南はそういうのとは無縁だと思ってた…」
「失礼じゃない?まぁいいけど、、」
「それで?何を悩んでるの?」
「……
好きな人ができたから、アプローチ方法に悩んでるの。」
「噓ぉ‼ あの恋愛とは無縁だと思ってた流南がぁ⁉」
「さっきから失礼ねぇ‥別にいいじゃん。好きなんだもん。」
「ふぅーーん…?」
「ところで相手は?誰誰?誰?」
「……教えなーーい!」
「えぇぇ~~⁉ 流南のいじわるぅ……」
「分かった分かった、明日学校で教えてあげる。」
「第一、もう家の前だからね。」
「むぅ…わかったよぉ…」
「明日‼絶対だからね‼」
「うん。分かってる。」
「「ばいばーい!」」
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里奈と別れたあと。
「ふぅ……」
今の話は全部本当のこと。
好きな人がいるのも、アプローチ方法がわからないことも。
ただ、ね。
私の悩みは、もう一つある。
それは、
私は卒業と同時に、転校しなければいけない、ってこと。
だから本当に、これは叶わない恋なの。
以上、星屑のターンでした~~
次は愛色サンが書いてくれると思うので。
お楽しみに~!