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僕は君が好きなんだ。#2
自己紹介読み直さないとよく分からないかも
「莉衣くんっ!」
僕は、その声で目覚めた。
莉羽ちゃん、かな…?
「莉衣くんっ!生きてる!?ねえっ!」
「り、莉羽、ちゃん…」
「り、莉衣くんっ!良かった…!」
「あはは…って、え?だ、誰?」
「…こんにちは。私は由坂 美穂。あなたたち…捨てられたのよね?拾いに来たの。」
「そ、そうなんですか…」
僕は正直、この人が怖いと思った。
だって、知らない人、だよ?
学校では知らない人に着いて行くな、って言われてるし…。
「さあ、行くわよ。」
でも、僕と莉羽ちゃんは、着いて行くしかなかった。
だって、ここは真冬の中。
このまま着いて行かなければ、死んでしまうに決まってる。
「は、はいっ」
「もうあなたたちったら、意識を失っていてビックリしたんだから…」
「ご、ごめんなさい…」
怖い。
この人、恐ろしい…?
もう、嫌です…
それと同時に、莉羽ちゃん、大丈夫かな…?
「着いたわよ。」
「わあ…!!」
莉羽が興奮する。
まあ、それはそうだ。
だって…
大豪邸!!!
「わぁ…」
僕は声を上げるので精一杯だった。
「さあ、上がってちょうだい。」
「は〜い!」
「わ、わかりました」
「那々、樹羅、聡美!ちょっときてちょうだい!」
「あ〜い」
「分かった〜」
「はいよ〜」
そして、次々に背の高い人が現れた。
「この子たちは、親に捨てられたの。だから、今日からうちの仲間よ!」
「お〜」
「いいじゃん!」
「可愛い〜」
「さ、あなたたちから、自己紹介お願いね。」
「「「は〜い」」」
「…じゃ、俺から行く?」
「いいよ〜」
「…俺の名前は由坂 樹羅。中3。よろしくな。」
「短っ」
「うるせー!!」
仲良いな…
僕たちは…ただただ呆然としているだけだ。
「じゃ、次僕!」
「OK〜」
「僕は由坂 那々。中2。よろしくぅ〜」
「那々?俺の自己紹介に短っていった割にはお前も短いぞ?」
「ちょ…最後僕やっていい?」
「あ、いいよー」
「僕の名前は由坂 聡美。名前だけ見た時によく女子と間違えられるけど、男だよ。中1。よろしく!」
「さっすが聡美〜しっかりしてる〜」
「あはは…」
「さ、君たちもやって!」
「あ、はいっ」
「莉衣くんからやって〜」
「わ、分かった!僕の名前は友梨野 莉衣ですっ!えっと、小5です!えっと、えっと…わんちゃんが好きですっ!よろしくお願いしますっ!」
「可愛い」
「これまでの自己紹介の中で一番しっかりしている件について」
「わんちゃん!可愛い!」
「じゃあ…私っ!私の名前は由坂 莉羽です、!小5です!えっと私は…わんちゃんも好きだけどねこちゃんが好きです!よ、よろしくお願いしますっ!」
「やっぱ可愛い〜」
「莉衣と同じレベルくらいしっかりしている件について」
「ねこちゃんも可愛い〜!」
「…っと。お母さん〜」
「あ、自己紹介終わったのね…もう暗いから、とりあえず寝ましょう…」
「分かりました!」
「はいっ!」
「う〜い」
「は〜い」
「あ〜い」
やばい、なんか最後の終わり方どうなってんだ…