公開中
雨は血の色
私たちは斗鬼さんとバトルを繰り広げていた。理由が何にせよ、異変の元凶は止めないと…。
花音「…クソウッ…。なかなか当たらない…」
#名前#「弱音、吐いちゃダメだよ。頑張ろう…|星雨轢断《ほしうれきだん》!」
リア「そうだよ。なんとかすればあいつ、倒せるさ。」
花音「そうね…」
そう話している間にも斗鬼さんは激しく攻撃をしてくる。 激しすぎる。息が荒くなってきた。
斗鬼「|炎力《フラーミ・バーニング》」
真っ赤な炎が雲を燃やして突撃してきた。私たちは慌てて避けたけど、近くに炎が来ただけで熱風がすごくくる。それで気を失いそうになる。やばい。思ったよりやばいよ。
花音「くそっ。あいつ、全然体力が減ってないわよ…。」
#名前#「だいじょうぶっ。だいじょぶ…ッ。」
私はそう言ったが私ももう絶望的だった。相手が強すぎる…。私も花音さんもリアさんも….みんな疲れてきた。動きの鈍ってきた私らを見て斗鬼さんは攻撃を止めた。
斗鬼「なんだ…あなたたちそんな強くないね」
#名前#「…ッ」
花音「………」
リア「はっ。。」
斗鬼さんは笑っていた。
斗鬼「こんな弱かったら意味がない。もう逃げていいよ?」
そう斗鬼さんが高笑いした時だ。リアさんが叫んだ。
リア「はっ……。なめてんの?僕、妖怪ギツネだけど?」
斗鬼「種族なんて関係ない。喰らえ!|氷武力《フリーズ・ギア》!」
斗鬼さんは叫ぶ。そして氷で剣を作り、振り回してきた。
ぶるっ。
剣を振り回すと同時に寒気がする。ああ、半袖でできたせいで凍りつきそうなくらい寒気がした。
私と花音はモタモタ頼りなく動いたが、リアさんはさっきまでの疲労が信じられないくらいシャキシャキ動いている。
すごい。私たちも負けてられない。花音さんが素早く動いた。リアさんも素早く動いた。私もできるだけ早く動いた。3人で斗鬼さんを囲み、攻撃を繰り出す。
花音「喰らえ!どくどく!」
リア「君ノ血桜咲キ!」
#名前#「えいっ!星屑の血染め針!」
最大のとびっきりの攻撃が決まった。斗鬼さんはぐらりとよろめいた………
と見えた。