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第一話[大事な日?]
【注意喚起】
・この物語は、暴行、血、殺人シーンなどのグロテスクな表現が入ることがあります。
そう言った場合、まえがきにて改めて注意喚起を行いますが、読む際には十分ご注意下さい。
・この物語に登場する人物、場所などの大部分はフィクションです。
ただし、一部、現実にあるものなどを引用等している場合がございます。
・こちらの「マーダラたちのアセンブリー」は、現在非公開中の「マーダラたちのアセンブリー {第一章}」を元に作っていますが、同じものではなく、別物としてお楽しみ下さい。
・ファンレターは常時受け付けております。
訂正箇所の発見、質問、感想、アドバイス、物語の考察、番外編リクエスト、ファンアートなど、皆様からのご意見をもとに精進していきます。また、執筆の励みにも繋がりますので、もし良ければ書いていって下さい。
ただし、登場人物や物語に対してのあまりにも酷い罵詈雑言については、証拠として写真を撮り、運営様へのご報告、ブロック等の処置をさせていただきます。もちろん、自主企画で参加してくださったキャラの提供者様方へのアンチコメント等も同じく対処させていただいますので、そう言ったことが起こらないよう、十分ご注意下さい。
・自主企画にて募集したキャラクターたちは、可能な限り設定を忠実に守り物語へ登場させていますが、一部、こちらで設定を変更をし、設定に書かれていない部分は個人の想像で作っています。
あまり変更等はせず、設定の変更等を行う場合は、元の設定から変わらないよう可能な限り善処致します。
マーファは、ドア横に置いてあるコートハンガーからマントを取り、自室の外へ出ようと扉を開く。
その時、何かが扉にぶつかった感覚と共に、自身の声ではない鈍い声が上がった。
「あだッ“」
マーファ「…」
マーファ(‥何やってんだ、コイツ)
扉を閉めると、床に一人倒れていた。
ジッと見つめてから、見なかったことにして横を通り過ぎようとした時、マントの裾をクンと引っ張られる。分かっていたかのように軽く振り向き、チッ、と綺麗な舌打ちをする。
マーファ「触んじゃねェよ、《《クソドM》》」
「__も、‥__もっかいやってく|らひゃ《ださ》い…♡♡」
マーファ「気ッッ持ち悪りィ‥」
裾を掴む手を軽く蹴ると、小さな呻き声とともに手は離される。
そんな荒々しい行為にすら、倒れている人物は目をハートにして嬉しそうに笑っていた。そんな顔に嫌気が差して、マーファは目をくるりと回してため息を吐き、そのまま行ってしまう。
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--- No.2 ---
--- ラヴァ・ラフォー ---
性別 男性
年齢 (外見から推定)二十一歳前後
種族 (外見から推定)|人間《ヒューマン》
趣味 研究 殺人 拷問 SMプレイ
生粋の|殺人鬼《ドM》。マーファとはまるで主従関係のようだが、一応違う。過去に接触有り。「クソどドM」の名は、マーファがつけた。
殺人の手法は拷問であり、彼の拷問は長く続き苦しむことになる。場合によっては、その苦痛が快楽になり堕ちてしまうらしい。
|殺人鬼《マーダラ》としての質は悪く、よく犯行現場に私物を落として警察に追い詰められることが多々ある。そのせいか逃げるのだけはしっかり上手くなった。
◾️級天使に仕える人間として育てられるはずだったが、次男として生まれてしまったがために|忌み子《出来損ない》として扱われてしまった。とある最上級天使に依存し、幼くして生きる希望としていたが、その天使が追放され、闇堕ちした。
ドM ★★★★★
悪趣味 ★★★☆☆
依存 ★★★★★
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--- 資料No.4 ---
--- 天使の階級 ---
天使にはそれぞれ階級がある。
階級によって待遇や地位が大きく変わり、時には神への発言権まで持つことが可能。最下級天使は大抵差別される。
階級昇格は、年に二度ある昇格試験で合格することで可能であり、最下級天使であろうが上級天使であろうが問題なく必ず受けることができる(強制ではない)。最下級の者は、下級~中級までの試験を受けることができ、上級への昇格試験を受けるには、上級以上の天使から招待状を受け取らなければならない。下級の者は、中級~上級。中級の者は、上級。上級は最上級の位の昇格試験を受けることが可能。それ以上の階級への昇格を望む場合は、その階級以上の天使からの招待状が必須である。
最下級天使…
最も位の低い天使。人間で言うところの奴隷に近い存在。
大抵の場合力仕事が任される。休みは一日10分のみであり、残りの23時間40分は全て労働である。
最下級天使は、中級以上の天使の多くに差別されているが、最下級同士では、「最下級同士頑張ろうね」と言った感じで大変仲が良い。しがし、睡眠、食事どちらを休みの時間で取るかで最近論争になっているという噂がある。
下級天使…
下から二番目に階級が低い天使。人間で言うところの平民に近い存在。
基本的には力仕事が任されるが、時折、簡単な書類仕事も回される。休みは10~15分程度であり、残りは全て労働である。
下級天使は特別差別がされるわけではないが、時折陰口を言われる程度には嫌われている。下級天使同士はあまり仲が良くなく、「私が先に中級以上へ登るんだ」という対抗心が凄まじい。
中級天使…
階級の中心に位置する位の天使。人間で言うところの貴族(伯爵)に近い存在。
基本的には書類仕事を任され、時折力仕事も任される。休みは約20分程度であり、残りは全て労働である。
中級天使は、最下・下・上・最上級全ての階級から「満遍なく出来る器用な奴ら」と言う好意的な印象を持たれている。ある意味一番幸せな位。
「上の位に上がりたくないわけじゃないけど、上がらなくってもいい」という楽観的な思考の持ち主が多い。
上級天使…
上から二つ目の位に位置する天使。人間で言うところの貴族(公爵)に近い存在。
基本的には人間界に関わるとても大切な書類や、下界からやってくる悪魔や鬼たちを迎撃する役割を任せられている。休みは最大で30分のみ。
上級には意地の悪い天使が多く、最下級や下級を差別するのは大抵上級の天使。戦闘能力が非常に高く、中級以下の階級の天使は認めざるおえないほどの才能・力がある。
最上級天使…
天使の中で最もくらいの高い最高位。人間で言うところの王族に近い存在。
神の周りにで仕え、神の代わりに書類仕事をしたり神の護衛や代行として様々なことをマルチタスクでこなしている。大抵の場合休みなどない。
また、特例として一人が最上級天使の身でありながらも、下界からやってくる悪魔たちの迎撃を手伝っていた。公の場では上級天使として振る舞う。このことに対して、神たちは自身の功績を公にしてはどうだと抗議している。
また、この位にまで上がると、最高神クラスの神にですら使える発言権を持つことが許される。
身体能力・反射神経・知能・技術力・五感など、全てに置いて完璧であり、秩序を守るためにある人形のような存在。
最上級天使には、優秀な専属の執事/メイドが必ず五人以上付き、書類仕事中などは部屋の掃除など様々なこと任せている。本来ならば特例の二人にも付けるが、本人たち希望で一人の専属執事/メイドが付き業務を行っている。
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ラヴァ「_ッは?!
アッちょ、待って!!!待って下さ、ウァッ?!」
ラヴァはハッとなり立ち上がったが、足を置いたところにあったペットボトルを踏み、派手に転んでしまう。
マーファ(雑魚)
マーファ「雑魚」
一言呟き、マーファは廊下の曲がり角を曲がる。
ラヴァ「ぅ…マーラせんぱ、っ。__ちょっと待って‥__
きょぅ…、今日は、
--- **ルアバーナス**結成 ---
の大事な日‥なんですから、外に出ないで下さいね!!?__先輩外に出るとしばらく帰って来ないんですからっ__」
マーファ「‥ンでオマエに命令されなきゃいけねェんだよふざけんじゃねェ」
マーファは、ラヴァの言葉にピクリと動きを止め、曲がり角から顔を出す。堕ちた瞼で見られ、睨まれるような視線に返すかのように見つめ、ラヴァは口を開いた。
ラヴァ「ホントにダメですよ!
もし外に出たって分かったら、その瞬間から鬼電しますからね?!」
マーファ「気色悪。__つかいつの間に電話番号知りやがったオマエ__」
ラヴァ「この前路雨さんから教えてもらいましたよ…って、ともかくッ!絶対の絶対にダメですからね出かけちゃ!!!」
マーファ(しつけェな…)
マーファ「うっせェ」
ラヴァ「ちょッ__とホントにダ___」
彼はラヴァを無視し、数人の声がする広い部屋に入った。
部屋は集会場のようになっており、廊下やマーファの自室よりきちんと綺麗にされていた。もちろん、壁や天井に染み付いた汚れや、窓と清掃までは行き届いていないため、汚いことには変わりない。部屋の中央には、大きな円卓一つと、各々のイメージカラーのオフィスチェアがずらっと並べてある。マーファの椅子は、黒に限りなく近い赤色だ。
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--- 資料No.5 ---
--- 未使用の円卓 ---
彼ら“ルアバーナス”にとって、この円卓の間は絆を深めるための大切な一つの場所。
今日これから、彼らは初めてまともに顔を合わせるのだ。
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「今日、《《初めて》》この場所使う…」
と思うと、マーファは胃がキリキリと痛み今からでも逃げ出したくなる。
部屋中には、ノートパソコンを片手に誰かと話す男の姿がある。もう一人は、パーカーを着た背の低い人物、もう一人は学ランを着て左目に眼帯を付けている人物だ。
マーファは、こちらに気づく気配のない二人に近づく。ノートパソコンを片手に持つ男の背後まで来ると、マーファは瞼の落ちた目で見ながら口を開いた。
マーファ「何やってンだ」
「うおッ」
「…?」
「?」
男の方は大きな体で柄にもなくビクリと肩が跳ねた。一方で、背の低い人物と眼帯を付けた人物は、マーファを見て小さく首を傾げるだけだ。
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--- No.3 ---
--- |龍仙 冥《りゅうせん めい》 ---
性別 男
年齢 (外見から推定)二十八歳前後
(種族から推定)百歳前後
種族 仙人
得意 ハッキング プログラミング 勉学(全教科)
酒好きな|殺人鬼《マーダラ》。マーファとは切っても切れぬ腐れ縁で繋がっている昔馴染み。よくサシで飲んでいる。
殺人の手法は素手での殴打。金属バットを|用《もち》いて殺傷する場合もある。
ただし、基本的にはサポートに回っており、情報の共有/伝達などが仕事。ハッキングなどの分野については世界レベルで負けることはない。
元々は情報屋をやっていたが、ルアバーナス加入をきっかけに辞めた。
ツッコミ ★★★★☆
子供好き ★★★☆☆
聡明 ★★★★☆
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マーファは何も言わず三人を見る。
そしてフと、疑問に思った。
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ゴトっ…
「よっと…うん、やっぱり君の目、綺麗だね。
ホント、`とっても綺麗だ`」
「_《《でも》》、彼の目より劣るし、“あの時”母さんの目に映った目の方がずっと綺麗!!」
ブチッ
「ああ‥早く、」
--- 「_彼の《《目》》、じっくり見たいなぁ‥♥︎」 ---
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被害者「__ゲホッ‥¿」
ズズ…
「あれっ?心臓刺したと思ったんだけどなあ。生きてるじゃん!心臓の位置、間違えちゃったのかな?__ふふっ__」
バタンッ
被害者「ヴァアあぁッ‼︎‼︎ ゲホッゲホ な゛、__ん__‥ッ‥」
「うわ、汚‥!!
‥あははっ、まいっか!せっかく生きてるんなら、*`冥土の土産に教えてあげる!`*
_僕の名前は“黒豹”。この世で一番大好きな《《彼》》に気持ちが伝わるように模索中なんだ、どうしたら振り向いてくれるんだろう…?♡」
被害者「…」
「…?なんだ。もうくたばってるや。話す意味なかったね?アハハっ!ははッ!
__はあ〜。‥にしても、ホント待ち遠しい‥」
--- 「早く会いたいな…。《《マーファ》》♥︎」 ---
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ブチっ‥
「_?‥`いつの間に死んでたの`、キミ。悲鳴あげないと思ったらそう言うことか。
死んだんなら用はないし、さよなら」
ザッ
「_…そう言えばルシファー、元気かな?今日、ようやくまともに会えるんだよね…
‥__ふふ__」
--- 「ちょっと、楽しみだな‥__♪__」 ---
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--- ゴポ__コポポ‥ ---
今日の監視時間
4689時間(文字)
早速構成との若干のズレ(ゝ。∂)〜☆
冥くんたちはいつ登場させるか決めてなかったからねじ込みまみた(( まぁラヴァとの絡みが一個減っただけなんで問題なし!!!二話でマーファを外に出せば問題ない(一話分予定より増える気がするけど)。
今回は酒好き三銃士(マーファ・ラヴァ・冥)がようやく出て来ましたね。そしてプロローグでも出てましたが、組織の名前が当然のように出て来ている。前シリーズとの違いですね。前は引っ張りすぎてキモかった(?)
次回は名前不明の人物二人の名前が判明です!!プロローグの回でファンレターくれた人ありがとう!!(*≧∀≦*)