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宇宙
不意に目が覚めた。
「うるさ..」
まだ朝の3時だと言うのになんだか外が騒がしい。
人の声、というよりかは工事の音の様だ。
「なにがこんなうるさいん、、?」
重い体を起こし、目をこすりながらカーテンを開ける。
外では目を疑う光景が広がっていた。
「..ッは?」
俺の住む街の上空に、SF映画でしか見ないような宇宙戦艦が飛んでいた。
「え?..いや、いやいやいやいや」
目を擦り、何度も外を見る。ずっと、宇宙戦艦がいる。
親は寝ているのか、怖いほどに静かな家の階段を駆け降りる。
リモコンを手に取り、テレビをつけようとすると
ピーンポーン
インターホンがなった。
なぜかわからないけれど、心臓の鼓動が速くなる。
応答ボタンを押す手が震える。
(なんもない、ただの見間違いだって..w)
応答ボタンを押し、インターホンを押したであろうモノに話しかける。
「..どちらさま、ですか?」
......
ガサガサとしたノイズ音が流れるだけで、人の声は聞こえない。
覗き穴を覗く。真っ暗だ。
「..もう寝よう」
寝たら何もかもが元通りになってるはず。
そう思い自室への向かう。
向かうはずだった。
玄関の前から離れられない。いや、正しくは玄関の向こうの何かから。離れられない。
足が玄関の向こうへと行こうとする。
脳がずっと危険信号を出しているのに、体が言うことを聞かない。
声も出せずに、ガチャリとドアを開けてしまった。
目の前には、中学生くらいの背丈をした人が立っていた。
そこで意識はなくなった。
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ガバっと飛び起きる。
「ッはっ、、」
脂汗が滲み、気持ちが悪かった。
そこでようやく周りを見渡した。
そこは、自室でも、家でもなく。
見知らぬ土地。異界だった。