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挨拶。
「 もう朝か. 」
重い腰を上げてベッドから降りる
階段を降り一階についたとき、ふとこんな言葉を言った
「 おはよう。 」
まぁ返事は帰ってくるわけはない、もうこの家の同居人はいないんだから
「 おはよう。 」
ッ!母さん?
後ろを振り向く、でも誰もいない
当たり前ださっきのも幻聴。
そう決めつけておく、同居人___ 母さんはもうこの世にいないんだ
しかも一年前、今更気にしたくはない。
翌朝
ちりりりりりりりりり
今日は目覚まし時計を付けてみた、無事起きれた
いつものように一階に降りる
もしかしてまたおはようっていえば母さんの声が聴ける?
そう思いこういった、
「 おはよう。」
「 おはよう。」
思わず後ろを振り向く。
「 母さん? 」
そこには母さんがいた、もういないはずの。
「 母さん、どうして? 」
母さんは優しくこう言った
「 私が死んでからあまりにもあいさつしないから毎日見に来てたのよ、そしたら昨日ようやっと挨拶したから、思わず返事しちゃった」
「 じゃあ母さんまた毎日会えるの? 」
思わず聞いてしまった、あの日から僕は寂しくてしょうがなかったから
「 いいえ、会えないわどうやら私ここの地縛霊になってしまったらしくて、朝の挨拶をすることがいつの間にか成仏の条件になってたらしくて、もう行かなきゃいけないの 」
と寂しそうに笑う
僕はその笑う姿が幼い頃の優しい母さんの思い出と重ね合わせていた、無意識に
入学式の思い出、ピクニックの思い出、ああ楽しかったなぁ___
「 そろそろ私、時間みたい、ばいばi 」
最後の挨拶ぐらいは僕がやりたくて、思わずこう叫んだ
「 ばいばい! 」
終わり