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あくまで私は一般人である。なのでカルト集団はお帰り願いたい#3
三神みぃ
皆さまごきげんよう。ケーキの味はショートケーキが好き、ノア・アーデルハイトですわ。現在…カルト教団の教祖に拘束されている状態です。
ど う し て こ う な っ た ?
「さて、考えてくれました?。あなたは罪を被りし者。悪魔の器なるものですので、この大宗心教に入ってくだされば」
「(い や こ い つ も 悪 魔 つ れ て る だ ろ)」
「少し違いますね。悪魔と対の存在、“天使”ですよ」
こいつ心読んでやがる………。どうしてこんな状況になったかというと、5時間前に遡る…。
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ピーンポーン
「……誰?」
|アイツ《王馬》がチャイムを鳴らすはずがないし、いくるの場合は窓から帰ってくる(なんとまぁ、常識のないこと)。そもそも用事とやらがあって、なんとインドの砂漠に行っているからそう早く帰ってくるわけがないですし、あの|変態《紳士》メイド血涙流しながら|故郷《魔界》に挨拶しに行ってたし……血涙はバカだと思うけど。
「はい、どちら様…」
赤みがかったたれ目ぎみの黒目。ふわふわの白髪に後ろ髪を低めの位置でまとめたローポニーテールにサイドを太めに編み込んだ髪型。赤い短めのロリータケープのようなローブを羽織って地雷系っぽい黒いリボンと鈴がついた白いシャツと黒くゆったりしたクラシカルフレアスカートを着用した、なんかシスターみたいな雰囲気の美少女がピンポン連打していた。
「おいやめろ。インターホンぶっ壊れますわ」
「えーっと………」
少女は少し考えるような仕草をしてから、ゆっくりとわたくしの目を見てこう告げた。
「………ノア・アーデルハイト、さんですよね?」
「おい今絶対忘れてただろ」
「………ごめんなさい」
そんな忘れやすい名前してます?。ノアって普通に呼びやすくて覚えやすいと思いますけど…。
「えーっと単刀直入に言うと、あなたを誘拐させてもらいます」
「・・・は ぁ ?」
そう、言葉を口にした瞬間…
ぐるぐると視界が回って、ぐらぐらとドロドロと、わたくしの意識は闇に落ちていった…。
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というのが覚えている記憶。そして、目覚めた瞬間「宗教に入れ」と命令されたわたくしの気持ち。そんでシスター(仮)のそばにいるなんか神々しくて某大佐が「目がァァァァァァ」と鬱陶しいほど眩しい。そしてシスター(仮)右の少女が気になります。
つり目気味な黒いジト目。さらさらなチャコールグレーの髪を膝まで伸ばしたストレートヘア。そして特筆すべきなのは彼女の上にある猫耳だろう。ぴくぴく動いててかわいい(動物好き)。そして謎にクラシカルなメイド服を着ている。シスター(仮)の趣味ですか?。
つーかマジで天使が鬱陶しい。なんだよめっちゃ眩しい。眩しくて失明しそうですわ。
「ねぇ、こいつもうちょっと明るさ下げられない?」
「………(天使の方を見る)。そうだね。どっか行ってもらおっか」
「!?」
「だろうな」
意外そうな顔をしやがって……。そして光が収まったあとに見えたのはやっぱり美顔でした。ふざけやがって。人外は美形じゃないといけない決まりでもあるんですの?。
透き通った短めの銀髪を三つ編みにしたハーフアップでまとめ、ショート丈の袴風ワンピースを着用した、和と洋が調和されたような中性的な天使。どこはかとなく知的の雰囲気がする。
「ガルルルル………。ニンゲン、タベル……」
前言撤回。全然獣だった。天使は知的の雰囲気があるのになんでミュータントみてぇなんですの?。
「獣かお前は」
「別に、あの子よりも信者の方が獣だよ」
「それはそれで民度終わってますわね」
というか、外から聞こえてくる物を壊す音とか、爆音のデスボイス(笑)とかなんか窓から見える裸踊りの光景とか。民度終わってんのかこの宗教。
「で、宗教に入ってよ!」
「話聞いてたのかコイツ。つーか名前もしらねぇのに入るわけねぇでしょう」
「………あ」
「忘れてたのか…」
なんだろう、仲良くできそうな気がする…。
「ボクは「宗心ひつじ」だよ。気軽に教祖様でも、教祖でも子羊ちゃんでも呼んでね」
「誰が言うか。つーか敬語抜けてますわよ」
「………教祖って、あんな感じだと思うんだ」
あぁ……。見た感じ、威厳感じないですしね…(ひつじは154cm)。一気に親しみが増した気がするわ(156cm)。
「次はリンちゃんだよ」
「誰がリンちゃんだ。……我は「ナリンデル」。そこの忌々しき子羊の使徒をやっている」
あ、使ってるやついたんだ。
「で、あの…。一つ聞きたいのですけど、あの窓からチラホラ見える裸踊りの図はなんですの?」
ひつじはきょとんとした顔で、ナリンデルは諦めたかのような表情で、わたくしの質問に答えた。
「いつもの恒例行事だよ!」
「いや明らかに目が薬物接種したみたいになってますけど?」
「………ここの宗教では普通のことだ。諦めろ」
げっそりしたような表情でナリンデルが答えた。あぁ…常識を保てている方がいたんですのね…。
「あと、ついでに言いますけど、」
なんでエンジンの音とか、チェンソーの音がするんです?
「え ?」
ブオォォォォン!!ブオォォォォンブオォォォォン!!。パリィィィィィィィィィン!!!
「……!?」
「………!?」
「………?」
「やっほー!!。オレにまた会えて嬉しい?。ノアちゃん!」
「お嬢様!!」
なんで…………
なんで問題児3人衆がここにバイクとロケットランチャー背負っているんだよ!!!!!!。